2022.02.07
チョムリアップソー(°3°)/
北京冬季オリンピックが2月4日に開幕し、日本人選手もこれまでの努力が実り続々とメダルを獲得した報道がされています。
一方で、地球に住まう人々の努力は未だガイアの希望を満たしていないのか新たに発生したオミクロン株の猛威は依然として人々の生活に影を落としている。
世界的にも高いワクチン接種率を保持していたカンボジアも例外ではない。
保健省より万全の対策で臨まれたオミクロン株であるが、2月6日時点で1,320名の罹患を確認している。問題はそのうちの6割が市内感染であるという事実であり、この数字も当局によるPCR検査限定での陽性確認数であり、ラピッドテストによる判定は含まれておらず、今現在、相当数の感染が水面下で燻っているものと思われる。
カンボジアでは世界的にも珍しい経口治療薬「モルヌピラビル」の市販が認められているが、$55と一般市民には手が伸ばしがたい金額である一方で、感染後重症化した際の集中治療機器の保有がなく、事前予防に全ての比重がかかっている。
2月も第2週を迎え、いよいよ日々の感染者数も3桁を超えるようになってきており、国民のさらなる自助努力が求められているようだ。