テーマ： 観光地（ツアー耳寄り情報）
ボストン・コモンは、街の中心部に位置するアメリカ最古の都市公園だ。今ではコンサート等の様々な催し物に利用される憩いの場だが、もともとは植民地時代の1634年、ピューリタンのために購入された土地で、演説や集会が開かれた。また、家畜の放牧場やイギリス軍のキャンプとしても使われていたこともある。アメリカの独立への舞台として活躍したボストン・コモンだが、南北戦争で戦死した戦士の慰霊碑が立ち、アメリカの歴史を振り返る上で重要な場所だ。
1851年には女性解放運動家のアメリア・ジェンクス・ブルーマーが女性の権利を訴えた。コルセットで腹を締める当時の女性衣服のスタイルに反発し、ブルーマーは男性のズボンに似た装いで演説を行った。体操着のブルマは彼女の名前に由来している。他に、ボストン・コモンで演説を行った著名人には、マーティン・ルーサー・キングやヨハネ・パウロ2世が含まれる。
1897年9月1日に開業したボストンの地下鉄は、アメリカ最古。ボストン・コモンにあるパーク・ストリート・ステーションは、アメリカで最初の地下鉄の駅だ。
ボストン・コモン内のフロッグ・ポンドは、夏場は子供たちの水遊びの場だが、11月から3月まではアイススケートを楽しめる。
ボストン・コモンにある観光案内所は、フリーダム・トレイル（アメリカ建国へ向け独立戦争にまつわる史跡をたどる道）の出発点だ。
