マリーバ。そのような地名は聞いた事がない
そうでしょうね。ケアンズから車で約80KM、世界遺産で有名なキュランダ
は皆さん周知の通り、そのキュランダを通り過ぎて更に熱帯雨林の山の中を更に突き進み
、 どのような深緑地帯かなと思いきや、そこは熱帯雨林地区の先のサバンナ地帯。
雨も少なく、年間300日が晴れているという乾燥高原地帯です。
ひょんな事から最近、このマリーバに仕事で行く機会が急に増え、今回は、今まで観光目的ではあまりフォーカスされなかったこの未知のエリアマリーバ地区に焦点を当てます
マリーバ ウエットランド(湖水地区)
6月17日(土) 午後17時という言葉を失うほどサンセットが大変美しい時刻に、彫刻家 田辺光彰 氏と静岡県のロータリークラブの代表の方が来豪され、現地のロータリークラブ、議員、そして観光関係とマリーバの地元の方が集まり、巨大トカゲ(11トン 全長19メートル)の作品の除幕式が行われました。
マリーバの中でもうウエットランド地区と呼ばれる、一瞬日本を感じされるくらいの美しい湖畔には多くの野鳥が生息し、まだそれほど多くの人が足を踏み入れていないとても神秘的な場所です。
田辺氏は野生稲自生地保全に情熱を持ち、尽力を注がれており、このマリーバウエットランド地区は絶滅の危機に瀕している野生稲の自生地でありながら、この地区での稲の栽培はほとんど行われていない為、本当に純粋な古来からの野生稲が現存している場所であり、それの事実が今回の作品の製作、そして、輸送、設置に至ったわけですが、当地に住んでいながら野生稲という言葉すら普段聞きなれない私にとっては、驚きばかりでした。
職業柄、観光関連事業は常に新鮮な素材(モノとエリア)の開拓をというのが、頭にはあります。
今回もそのヒントになればという思いで、足を運んだというのは嘘ではありませんが、未知のエリアウエットランドの美しさと今回の趣旨には、心を打たれました(TωT)
野生稲の話や田辺氏の話、ウエットランドの自然保護や野鳥の話、とてもここで書ききれるものではありませんが、ご興味のある方は、除幕式当日に配布されたパンフレット(A4サイズ4枚)和文英文それぞれ2枚をお送りさせて頂きますので、お問い合わせ下さい 。
By WATARU