
伊藤千恵が行く
【番外編:アウトバック体験記】
未舗装の道がまっすぐに伸び進み、赤土の大地と雄大な山々、湿原やサバンナ、そして青い空。
目の前に広がりずっと続くのは赤と緑と青。
自然の持つ美しい色に見惚れ、〝アウトバック〟と言う意味は知らずとも、その〝アウトバック〟と言う響きが、その時その場所のことを指しているのであろうと、何となく分かってしまうほどの衝撃
がありました。
所謂、オーストラリアの辺境地帯を〝アウトバック〟と呼び、オーストラリア内陸部に広がる砂漠を中心とする広大な人口希薄地帯を指し、今なお手付かずの自然が数多く残っているといわれていますが、まさにその通り
道行く途中には野生のカンガルーや牛、馬、野鳥、もまたその景色の中に自然と溶け込んでいたのでした
人間や車よりも動植物の土地なのだから、当然のことですが・・・
今回は、トロピカル色いっぱいのケアンズの大自然とはまた違った、大自然を感じたく少し遠出をしてみました
午前7時半出発、ケアンズからおよそ300キロ内陸部へ車を走らせること約4時間
地球上で最もよい状態で残された最大のラヴァチューブ(火山岩層)と言われる場所、アンダラ(UNDARA)へ。
到着してまずは宿泊施設のチェック~
宿泊施設は復元された鉄道の車両、ロッジ、シェルターテント、キャンピングカーと様々
今回は、シェルターテントを体験
意外にも清潔で、用意されている簡易ベッドの上に、持参の寝袋を敷き、今晩の寝所は
完璧
です
車両型ルーム以外の宿泊施設にはトイレ・シャワーはありません。
施設中央にある共同のトイレ・シャワーを利用しました。
到着後、午後13時 いくつもの賞を獲得したサバンナガイド
による、その土地のユニークな地質や動植物、草木の生態系など広範囲な話題とともに、ロッジから4カ所のラヴァチューブを訪れるツアー(Half day lava tube tour/A$67【2006年7月現在】)に参加しました
本当に大きなトンネルと言った感じで、入り口部分は太陽の自然光
で光が差し込み明るいのですが、実際に中を突き進むと真っ暗・・・
あらかじめ手渡された懐中電灯が必需品となり、足元を照らしながらラヴァチューブ内をガイドさんと一緒に探索
ラヴァーチューブツアー終了後、夕方。
アンダラ内には1.5キロ~12キロの9つのウォーキングコースがあり、サンセットの夕陽を見るのに絶好のポイントを求めて散策タイム。
美しい景色と美しい夕陽を鑑賞することができました
夕陽が沈む頃、午後18時半。
ノスタルジックな雰囲気の食堂車の中でのディナータイム
メインはビーフ・カンガルー・魚から1つをチョイス
暖かいスープや前菜、付け合せなどを受け取り、サラダバーやフルーツバーも楽しめました。
夕食後、外は満天の星空
でした
翌朝、もちろん朝食はアウトバックさながら外で取ることに
鉄の棒上のスティックを片手に焚き火へ・・・。
スティックの先は食パンを上手く収めることできるようカーブに曲げられ、パンを挟み炙ることで、焦げ目が付いて美味しそうなトースター
が出来上がりです
そして、鉄板ではカリッカリのベーコン、トマト、そして目玉焼きも用意されています。
焚き火の中には、ビリーティやコーヒーもあり、爽やかな朝、大自然のど真ん中で贅沢な朝食を食べることができたのでした
さて、次の目的地〝コボルドゴージュ〟(COBBOLD GORGE)へ向けて出発です
アンダラから、またまた未舗装の赤土の道を走り続けること3時間半、走行距離およそ200キロ。
到着です
到着後、すぐにコボルドゴージュ、渓谷を訪れるボートクルーズ(half day boat cruise/$35【2006年7月現在】)へ参加しました。
4WD車に乗り、渓谷のある川までの移動中、川辺の草むらには野生の〝クロコダイル(種類:フレッシュウォータークロコダイル)〟が沢山隠れているのを発見
そして川の河口にある小さなボートに乗り移り、いよいよコボルドゴージュへのクルーズツアーがスタートです。
渓谷へ到着するまでの道のりを考えるととても想像でない、ひんやりとした中美しい深い渓谷が続いていました。
そしてコボルドゴージュでも、美しい夕陽をみることができました
今回のアウトバック体験はまたしても大自然の美しい景色を多く堪能し、良い経験となりました
Website
UNDARA http://www.undara.com.au/
COBBOLD GORGE http://www.cobboldgorge.com.au/
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投稿: まめ -2006年8月10日 (木) 00時13分
■すごいですねー
ケアンズから行ける場所にこんな素晴らしい場所があったんですか!『すごいなー』の一言&ため息ですね。この辺にいるとなかなか見られない景色ですよね。オーストラリアってすごい!行くにはやっぱり車なんでしょうか?こういうツアーもあるんですか?教えてくださーい!! -
投稿: HELP -2006年8月12日 (土) 13時51分
■行ってみたーい
凄い大自然って感じ。エアーズロックは体力的に、経済的に大変だけれど このツアーならなんとか 都会育ちのお嬢様の私でも参加できそう。行ってみたいな。