今回のケアンズっ子の諸事情は「学校の行事」についてです。
日本の学校行事って言うと、
真っ先の思い浮かぶのが“運動会”かな
そして遠足・修学旅行などなど・・・プールもありますね。
こちらケアンズの学校行事は、
日本と似た行事から「え」って驚く行事まで盛り沢山
4学期制のこの国では学期ごとにそれぞれいろいろな行事があり、働くママはなかなか参加してあげられず大変です
前にも“学校事情編” でもチラッと触れましたが、こちらの学校は1月下旬から新学期が始まります
1月末に始まった1学期が4月のイースターあたりでホリデーに入りました。(いつもはイースターウィークエンドと重なって約2週間程度のホリデーに入る事が多かったのですが、今年はイースターウィークエンドが3月の21~24日だった為、4月のホリデーとは重ならず1週間のみの休みでした。学校によっては2週間の休みのところもあったようですが・・・)
そして早くも2学期が終わろうとしてます。
ホリデー中、日本と違うのは
まったくもって宿題が出ない
普段でも宿題の量は断然少ないなぁ~と思うのですが、
ホリデーの1週間前から宿題が出なくなり、
ホリデー中も何もありません
これは本当にすごいΣ(~∀~||;)
クリスマスホリデーの約2ヶ月近いお休みでも、
一切宿題がないんですよぉ~~。
(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
日本の夏休みだと絵日記から始まって工作があり、自由研究etc・・・永遠に終わらないのでは?
(それは私がギリ子だったからか?)と思うくらいにありましたよねぇ~
2ヶ月近くもお勉強から遠ざかれるのは子供だったらうらやましい環境かもしれませんが、やはり親にとっては不安・・・
せっかく今まで頑張ってたリーディングやライティングのスキルが
抜けてってしまうではないか
だからと言って、宿題のように半ば強制的にしなければならないお勉強以外はなかなか受け付けてくれないのが現状です
なので、毎回スクールホリデー中は本を買い与えて
「読み終わろうね(^▽^;)」とかと親が頑張らなければならないようです・・・
さてさて。
学校で毎週決まってあるのが、日本と同じ朝礼
エリキンの学校では毎週木曜日に行われます。
毎週参加は無理ですが、たまに参加してみると結構楽しい
生徒会の生徒が司会を務めるのですが(日本だと先生がしますよね?) 、毎回テーマがあり、演劇バリの演技でテーマを発表したり。
私が見た時には「ゴミを捨てない様にしよう」というテーマで先生が覆面のマスクをかぶりいきなり現れ、スーパーヒーロー気取りで「ポイ捨てを防ごう」ということを訴えてました←子供達に大受けでした~~!
また、毎回クラスで一番頑張った子に“YOU CAN DO IT”(良く出来ました)アワードをみんなの前で表彰したり。
わざわざその子供の親に「木曜日の朝礼でアワードをもらうのでぜひ見に来て下さい」と先生から通知をもらうんですよ!!
校長先生(プリンシパルいいます)の話ももちろんありますが、何となく日本と比べてのんびりした雰囲気なのが印象です。
まぁ~、日本の朝礼との一番の違いは、親が立ち会うと言うことでしょうか
働くママことBonnie&Clydeは1年のうち2回位しか立ち会ったことはありませんが、朝礼のある木曜日は子供を学校まで送った後、そのまま朝礼まで残って朝礼に参加といったお母様方が多いですよ。
もちろんパパがお見送りに来てる場合も多いので、パパの参加も良く見られます
日本ではありえない光景でしょ
あとはクリスチャン系の学校なので、1学期に1回は親も招いての礼拝の日があります。
学校に隣接した教会があり、普段から礼拝の時間があったりするエリキンの学校ですが、この日はちゃんと子供達の手作りの招待状が届きます!
大抵10時から始めるのですが、聖書に基づいたストーリをやセリフを各クラスから10人くらいの子供が選ばれて披露してくれます
その後は賛美歌を歌ったり・・・
Bonnie&Clyde自身はクリスチャンではないので、この礼拝の日は毎回興味深々
ちゃんと牧師さんがいて・・・うぅ~~ん。気分はクリスチャン??(←罰当たりです。すいません)
礼拝の後は決まってみんなで一緒にランチを・・・といった流れで皆が1皿料理を持ち寄り、子供も交えてランチタイム
普段あまり交流できない他のご両親たちともゆっくり話せて、良い機会です
今は2学期の最中ですが、2学期最大のイベントは運動会(スポーツ デー)です
今年は6月20日が運動会でした。
平日に行われるのも、日本とは違いますね。
おかげで私は有給使って参加してました!毎年有給使ってます・・・(;^_^A
小学校1年~7年生まであるこちらの学校は、縦割りで4チームに分けられます。
それぞれゴールド・ブルー・レッド・グリーンの4色がチームカラー。
ここでまたまた面白いのが、兄弟は絶対に同じチームカラーになること。
エリがゴールドチームだったので、必然的にキンもゴールド・・・
この日はゴールドのシャツを着てこなければなりません
が、しか~~し☆ ゴールドのTシャツなんて早々売ってるものではありません!!
真横で「あぁ~~、レッドチームで良かった元々赤のシャツ持ってるもんね」などと話してる友人親を横目に、ゴールドのシャツを求めて店から店へ・・・
でも、売ってないんです!!!(-_-
ゴールドなんて!!!!
ヾ(。`Д´。)ノ
よって、イエローのシャツでもという事に・・・でもイエローのシャツもあまり売ってない・・・
来年はギンギラのゴールドの布でも買ってきて、ドレスでも作ってやろうかと企んでますわ
運動会の様子も日本とは大分違います。
準備体操・マスゲームや学年ごとのダンスなんて
ありません!ましてや行進なんて
そもそも行進はこっちの学校ではまったく教わらないよなぁ~。
あの運動会独特の音楽もないような・・・
だから初めて運動会に行った時には結構、面食らいましたよ!
だって結構張り切っちゃうじゃないですか。日本人の母親としては!!
日本の運動会のようなものだろうなぁ~と想像してしまうし・・・
学年によって参加する競技は違いますが、
低学年は大抵“かけっこ”と“リレー”それに“サックレース(袋に足を入れ飛び跳ねながらゴールに向かうもの)”、“エッグスプーンレース”などかな
サックレースに奮戦するエリカ
高学年ともなると、高飛びなどが加わり、記録を競い合います。
プログラムはあるものの、日本のように細かく分かれてて正確に進むというわけではないし、やはりここでものんびり1日が過ぎてゆく感じ
まぁ、子供達は親と一緒に外で過ごせて(遊べて?)嬉しそうだから良しとしましょう
遠足+社会学習は1年に2~3回くらいあります(日本も一緒?)
去年の話ですが、キンの学年(こちらの1年生。日本の幼稚園)は“ロイヤルフライングドクター(空飛ぶお医者とでも訳すべきでしょうか?)”へ見学に行ったり、
キュランダ列車に乗って
フレッシュウォーター駅にある博物館を見に行ってましたよ。
キュランダの方にはBonnie&Clydeも参加したのですが、学校からケアンズ駅まではバス
駅からフレッシュウォーター駅までは電車
帰路はバスで学校まで・・・と
気分はちょっとした小旅行!
日本の遠足ではお母さん・お父さんの付き添いなんてあったかしら?なんて考えながら、他のボランティアで引率してるご両親と一緒に1クラス24人x3クラスのチビ達と楽しい半日を過ごしました
一応この時期は、学校で公共の交通機関について勉強をしていたこともあり、この遠足(社会見学)が決まったようですが、日本の学校なら遠足のしおりが配られておやつは300円までで・・・といろいろ支度もあったなぁ~と懐かしい気分になりました。
エリの学年は熱帯雨林でのハイキングでした。
バスに乗って学校からあまり遠くないシティービューの奥にある
ハイキングコースをみんなでゆっくり歩きます
途中で植物の説明があったり、ブッシュウォークをする際の歩き方のコツを教えてもらったりとなかなか本格的!
私達付き添いの親も良い汗かかせてもらいました!
余談ですが、この前日本に帰国した際に行った観光地で遠足・修学旅行生と思われる団体にたくさん会いました。
原爆ドーム内であった社会見学らしき小学生はやはり“しおり”を握り締めてました!
しかも、外国人からコメントを取るように!というのもあるらしく、Bonnie&Clydeの連れはえらくモテてました・・・
そう!こっちの学校にはそういうのがない!!
きっと後日、遠足についての話は出るのでしょうが、日本のように予習があって復習があって!というのはあまりなさそうです。( ̄_ ̄ i)
それで良いのか???ヽ(;´Д`)ノ
エリキンが行ってる学校は日本とアメリカの小学校と姉妹校になっているようで、毎年交換留学生が来ます。
交換留学といっても2週間ほどですが、一緒に授業を受けたりしています。
また毎年9月頃には、高学年から希望を募り、日本の学校やアメリカの学校にホームステイも行ってるようです。
第2外国語に日本語が選べるのもそんなところからでしょうか
年々アジア人とのハーフの子供が増えてるケアンズ。
エリのクラスには25人中5人も日本人がらみの子供がいます。
実に1/5っすよこれは結構な確立だと思います。
街を歩いてて会う日本人の若いママも昔より断然多くなりました。
これからも増え続けていくんだろうなぁ~。
最近の日本では子供に関する悲しいニュースが多くなってますよね
生徒同士での集団登校がないこの国は、朝夕の送り迎えは必須。
学校は8時半から始まるので8時15頃学校に送って行き、帰りは3時にお迎え
働くママは3時のお迎えにいけませんが、ファミリーデイケア*のケアラーさんが毎日お迎えをしてくれます。
習い事の送り迎えまでしてくれるので、本当に助かってます。ありがとぉ~
(*ファミリーデイケアとは厳しい基準をクリアした個人宅で子供達を預かってくれるシステム。ほとんどが24時間7日のケアをやってて働く親の強い味方です!)
日本の常識とかけ離れててビックリすることも多い、海外での子育て。
どうしてよぉ~とイライラしてしまう反面、これくらいのんびりしてる方が子供達にとって良いのかなとも感じます。
まだまだ大自然の中で暮らしてる感の強いケアンズ。
子供達ものびのびと育ってますよぉ~~~
By Bonnie&Clyde
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投稿: ぴょん吉 -2008年7月 6日 (日) 01時18分
■ケアンズっ子
日本の子供はちょっとかわいそうですね!宿題に塾に勉強ずけですぅ。 -
投稿: Bonnie&Clyde -2008年7月 7日 (月) 23時43分
■ぴょん吉さん、コメントありがとうございます!
本当ですね。日本の子供はお勉強漬け・・・・・でも、あまりに放任主義(?)的なこっちのお勉強の制度にも???ですよ。と言うより、親の方が焦ります。自分で勉強したい!と思わないと勉強をするのが難しい環境ですからね!でもここの良いとこは、自然と上手く暮らすコツや自然の植物などに対する知恵を小さい時から体で覚えれるところ。ブッシュで迷っても抜け出てこれる知恵とか、なかなか感心させられますよぉ~~!