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2009.04.05
ケアンズの地元紙‘ケアンズポスト’のフロントページを飾った
ワンコのお話をご紹介しますね
ケンさんは昔からの夢だったボーティーズライフ(ボートで暮らすこと)を実現し、マリアスターと名付けた木造りのクルーザーボートで暮らして3年、
北部クイーンズランドの海を住処にしていました。
去る4月2日(木)の朝、船の階下ぐっすり眠っていたケンさんは、
愛犬トゥーティーの尋常でない吠え声で目をさまします。
普段トゥーティーはそんな風には吠えたりしないので、ヘンに思い、
上に上がってみると煙が充満しているではありませんか
ケンさんは、急いで寝室に戻り、服と食料袋をつかみ、小さいボート(ディンギー)にトゥーティーと乗り移るだけの時間しかありませんでしたが、
間一髪のところで助かりました。
腕にちょっとだけ火傷を負ったケンさんは、燃えるボートから100m逃げたところで、骨だけになってゆく我が家を見ているしかありませんでした。
その後コーストガードボランティア(ボランティアで海岸を守る人々)が来て、
火を消し、船を沈め、ケンさんを岸まで戻しました。
ケンさんから、新しいベッドや食器、
あふれるばかりの愛をもらったトゥーティー
4WD車と一掴みの服と愛犬以外、すべてを失ってしまったケンさん曰く
‘トゥーティーは私のヒーロー、私の命の恩人、彼女は
僕の一言一言すべてを理解する、唯一無二の親友です’
トゥーティーはチワワとジャックラッセルのミクスチャー
by 船は保険に入っているそうで、良かったです。