カルチャー・生活
2012.11.07
バリ島からの喜ばれるお土産として、定着しつつある「クサンバの天然塩」。クタ方面から車で約1時間、バリ島東部に、天然塩で有名なクサンバ村はあります!
コウモリが何百匹もいるゴアラワ寺院より1キロほど手前です。
「ここがクサンバで~す」という目印に乏しいので、ちょっとわかりにくいかもです。
こちらがクサンバのビーチ
青い空と紺碧の海、黒砂のビーチが広がります。
砂が平らに高くなっているところが塩田です。
シンプルな味付けの日本では、塩にこだわる方も多いですよね。
うちの母は、かなり辛口のコメンテーターなのですが、このクサンバの塩だけは「美味しい」と絶賛しておりました。
なぜ美味しいか?
調べたところ、それはクサンバの位置する地形と海流が関係していました
海流同士がこのクサンバでちょうどぶつかり合い、200メートル下にある海洋深層水が海面まで上がってくるのだそう。しかもここの海洋深層水はとても良質で、カリウム、マグネシウム、マンガンなどのミネラルをたっぷり含んでいるらしいんです。
塩の成分などの具体的なものはありませんが、ちょっと舐めてみたら、普通の塩とは違うことがすぐにわかります すごくまろやかで、甘みを先に感じます。
できたてのお塩が盛られています
クサンバに着いたのは既に夕方で、塩職人のおばちゃんたちは寛いでいるところだったのですが、わざわざ水を撒く姿を披露してくれました。
その姿がこちら
おばちゃん、ありがと おかげでナイスショットが撮れました
海水を汲みにいって、それを均等に塩田に撒いていきます。
カンタンそうに見えるけど、これがかなり難しいんです
海水の重さだけでも、推定20~30キロくらいありそうですよ~ ひえっ~
こちらがビーチの小屋に設置されている濾過施設
海水を何度も何度も撒いた砂の表面を削って、この小屋に運びます。
そして砂を取り除く濾過作業をここでするんですね~
そしてその濾過された塩分濃度の濃い海水をここで天日干ししま~す。
この海水を天日干しするための入れ物、椰子の木を半分に割って、くり抜いたものです。
エコですね~、こんなところまで椰子は利用されています!
だんだん水分が蒸発してくると、、、、
こんな感じに塩の結晶が見えてくるんです!キレイですよね~
お塩は直売もされていて、1キロRp.1万~2万(買う量でお値段も変わってきます)ほど。
後継者がなかなか見つからないほど、大変な作業を経て完成する塩作りなのに、安くて申し訳ないっす
ちなみにこのクサンバへ是非行ってみたいという方、H.I.S.が扱うツアー「ライステラストレッキング&リラックス at ビーチ」の行程に含まれていますよ。もちろんお塩の購入も可能です
ライステラストレッキング&リラックス at ビーチ
大人$78 子供$50(6-11才)
所要時間:8:00~17:00 *ご宿泊ホテル等で異なる場合あり