カルチャー・生活
2015.08.10
皆さんお元気でしょうか。
週末は楽しんで過ごしましたか。
ところで、バリ人にとって王の花と呼ばれる花を皆さんはご存知でしょうか。
それは何でしょうか?そしてどうして王の花と呼ばれるのでしょうか?
では、早速皆さんにご紹介したいと思います。
スイレン(睡蓮)です。
スイレンは3つの世界で生き続ける植物という意味合いで、王の花とよく呼ばれています。
3つの世界とは、根=土(沼底)、茎=水の中、そして花は水上(空気)です。
これが神様の力と同じレベルだと言われています。
スイレンの花は水にかけても濡れません。
実はスイレンの花びらは8つ以上ありますが、この花びらが8つの風向きを表すと言われています。
スイレンは他の沼に生きている花と違い、いい香りがします。
ものすごく力を持ち、形もきれい、そしていい香りがします。
そういった点からバリの人々はスイレンを王の花と呼ぶようになりました。
バリのヒンドゥ教の人々はスイレンを神様の座る場所と信じています。
サラスワティという神様(科学の神様)の写真を見てみると座っている場所はスイレンの花が描かれています。
バリのヒンドゥ教は色々な自然の物を使い、神様を表します。
バリの人々が自然を守ることにより、神様が守ってくれると信じて生活しています。
皆さんもバリに来られた時は自然に目を向け、そして「自然を守る」ということを考えてみてください。
一緒に自然を守りませんか