前回に引き続きインディの話題です。
実はむか~しむかし約8年前、ワーホリ時代にインディで働いたことがあります。
といってもインディガール(注:レースクイーンのような役割)の役でじゃありません。残念ながら...
その当時一緒に暮らしていたブラジリアンの友達(シェフの資格あり)がインディでシェフとして働くので、「ウェートレスやれば、タダでインディ見られるよ!」と誘われて、単純な私は応募したのでした。
いざ応募してみると、働くまでのステップが大変。
人材会社に登録手続きに行き、一通りの書類を記入。簡単な面接のようなものがあり、即採用決定。
採用決定したのはいいけど、その後研修x2回。延々と地元の大学の講堂まで行かされ、職場の安全や衛生についての講義。しかも講義のあとは筆記テスト。オージーに囲まれて大変な思いをしました。
何しろマニアックなバイトだったので、他に日本人を見かけなかったんです。こんなんじゃ先が思いやられるーーー!!と思ったけど、何とか乗り切りました。
友達に「土偶がインディで働く初の日本人ウェートレスになるんじゃない?」なーんて言われて、ちょっと調子に乗りつつ、なんとかインディ当日を迎えました。
車ではまず会場にはたどり着けないので、バスを使って出勤。会場に着くとすごい人人人。
まだ初日なのにけっこう朝からみんな集まってます。スタッフパスを見せて、ちょっと優越感に浸りながらゲートを通過。
なんとか受付へ行くと、配属されたのはなんと、「コックピットの上のメンバー制ラウンジ」。
やったーーー!!特等席!!!これでレースのおいしいところはもらった!!
(後から待っている試練を土偶はこのとき知るはずもなかった)
耳栓を渡されて、現場へ向かう。
それにしても10月なのにものすごい日差し。黒いパンツ着用が義務付けられていたので、歩く度にももにへばりつくよう。レストランにたどり着いたときには、汗だく。さっそくインド人現場監督に呼ばれて全員でミーティング。なんかピリピリとした雰囲気。
配属されたラウンジは、チケットを持っている人は一日中食べ放題 飲み放題
食べ物・飲み物がなくなっていないかチェックし、開いたコップ、缶、皿は片付けるというのが主な仕事内容。普通のウェートレスと変わりません。
が、忙しさがハンパじゃなかった...
朝はいいけど、昼過ぎくらいから混んできて、ビールもってこい、皿ちょうだい、食べ物切れてるんだけど...注文があちこちから飛んでくる。それにしてもみんなよく食べて、よく飲む。やっぱり払った分はもととらなきゃってことでしょうか。
一日レース見ながらダラダラ飲んでる人たちがかなりいます。インディのために休みとって来てる人もいるんだろーなー。
そして、初日に耳栓渡されたときにはそんなうるさいの??と思ったけど、これ、必要です。一日働いてると耳が変になります。レーシングカーってかなりの爆音。でも、生まれて初めてカーレースを間近で見た私は感動 うるさいのも気になりません。
なんとか無事4日間のシフトを終えて、いよいよ最終レース!!
みんなものすごい盛り上がり。ラウンジ中に人があふれかえって、立ち止まるヒマもないほど。結局、いつレースが終わったのか、誰が勝ったのか、全くわかりませんでした...
でも、世界的に有名なイベントで働けたし、インディもタダで見られたし、ワーホリ時代のいい思い出になりました。
ゴールドコーストにワーホリで来る方は、インディで働いてみるのもオススメ。かなりローカルな体験ができます。4月くらいから地元の新聞などで募集しているので、チェックしてみては。
土偶
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投稿: his-melbourne -2006年10月17日 (火) 00時51分
■ほんと耳もげるかと思った
私もメルボルンで毎年行われているF1に去年行ってきましたよ。もーのすんごい音で、耳栓しててもうるさかった。でも、多くの人が耳栓無しで観ていたのでびっくり。好きな人は、あの耳をつんざく音が癖になるのかな。 -
投稿: his-melbourne -2006年10月17日 (火) 00時52分
■あ、名前入れ忘れた。
ユメコでした。 -
投稿: 土偶 -2006年10月23日 (月) 04時56分
■コメントありがとうございます。
確かに好きな人にはあの音たまらないんでしょうねー。迫力はあるけど、かなりの轟音ですよね。