今年も、昨年同様 ABBEY MEDIEVAL FESTIVALに家族や友人と行って参りました
この催しは、毎年開かれるのですが、ブリスベン近辺にある中世の時代のソーシャルクラブのメンバーが集まり、騎馬試合やクラフトの屋台、音楽や舞踊など、中世ヨーロッパ(10~16世紀頃まで)の風物を史実に基づいて再現するフェスティバルなのです。
我が家はクラブメンバーではありませんが、一般観客も、コスチュームをつけて参上する事もできるので、我が家は 「今年こそは。。!」とがんばってみた次第です。
前日に Gold Coast Art Centre(地元の文化会館のようなところ)の貸衣装部門を訪ね、我がダーリンはお坊さん、私は中世のお姫様、長男&次男はそれぞれ騎士の格好で参加しました。
7月7日(土)早朝、自宅から仮装の格好で車に乗り込み、途中、ガソリンスタンドで友達家族と待ち合わせした時に、お披露めしたっちゃって、かなり能天気にはしゃいでいた我が家一家です。
そして、目指すはCabooltureまで、まっしぐらに車を走らせる事、1時間半で到着。現地でチケットを購入するので 早く到着してしまい、なんと1番のりで列になぶ意気込み。
ダーリンの親友は、数人は中世時代劇お宅で、これらのクラブに所属しているので、会場で会いました。
ある人はバイキング時代のクラブに属していたり、友人のクリスは14世紀のイタリアの騎士でトーナメントに参加しておりました。クリスの奥さんもメンバーで、なんと彼女は家族の時代衣装を全部手作りしていました。メンバーの衣装は 天然素材の絹、ベルベット、ウール、皮革しか使ってはならず結構費用もかかります。騎士の甲冑も本格的に 専門家にメタルでカスタマーメイドするので一式3000ドル位(約30万円)するもので揃えています。ちなみに私のように貸衣装は合成素材がほとんどです。
一日中、屋外の会場のあちらこちらで、催しがされており、今回は「トルコ軍のオイルレスリング」が人気でした。クラブの多くは1週間のこのイベントでは、会場内に中世風のテントを張り、 豚の丸焼きなども披露しておりました。
そうそう、今回は 16世紀の英国エリザベス時代の舞踊のレッスンに飛び入り参加しましたが、ドレスの裾がうまくさばけず、もう大変な猿踊りをしてしまいました。「私のお姫様ドレスは裾を引きずる14世紀のお姫様で舞踊スタイルがちょっと異なるのよねぇ。。」っていうのが、自称歴史お宅の私の言い訳であります。
一日中、ドレスで野外で歩き回っていると本当に疲れます。やはり、お姫様は城の中でおとなしくしておくものなのでしょうね。
何かと親と波長の合わせにくいティーンエイジの長男でさえ、思いのほか装が気にいったらしく、ひとりでウロウロと会場内をさまよっておりました。
パーティー好きののりのよい次男は かなりハイテンションで、友達と チャンバラにあけくれておりました。
ピクニックの場所を決めたら荷物をおいて 皆、好きな催しを見に思い思いに行動していました。今年は昨年より 出展の露店も多く、観客もとても多かったと思います。
今回は、写真に撮ってはいませんが、馬上試合(Joustingジャスティングという)も馬上の騎士は間近で見ると迫力もあり、とってもかっこいいと姫は思います。 (今年も憧れのオーランドブルーム様は私の前に現れず。。)
歴史お宅でなくても、家族皆で楽しめるので この時期、オーストラリアに来られたら是非一度はお勧めしたいイベントです。
ひとみ