こちらオーストラリアでは、日本同様 ペットブーム。
ちょっと内陸に入ると、農場(ファーム)が沢山あるオーストラリア。生活の一部として、小学生の子供の通学用として馬や、羊追い用の犬、を飼っている家庭も沢山あります。
ペットの一番人気はやはり犬。大型犬に根強い人気があるものの、最近はアパートでも飼育できる小型犬、猫にも人気が出てきています。
うちにも愛すべき家族が一匹
危うく「グレ子」に命名されそうなところを、お向かいのおじいちゃんに救ってもらったラッキーなヤツです。
1年半前、巷ではINDYカーレースで大盛り上がりの中、彼女はここからやってきました。
1959年当時、保護をされても、48時間以内に飼い主が見つからなかった犬・猫たちは、悲しいことに処分されていました。その現状を見かね、動物を愛する住民達が「新しい飼い主を探すため」に立ち上げたのが、このAWLです。設立から49年経った今でも、地域住民によるボランティアと寄付によって運営されています。
AWLへは自由に入って、シェルターにいる犬・猫たちを見学できます(猫には触ることも可)。希望の動物が見つかると事務所へ行って、フォームに必要事項を記入し、必要経費を支払った後、飼い主側の飼育環境に特に問題が無い場合には、その場でつれて帰ることが可能です。
ここにいる動物達は全て、①市への登録、②去勢手術、③マイクロチップの埋め込みが修了しています。
飼い主探しだけでなく、動物病院やペット用品を販売するお店も併設されており、営利目的ではないため、通常よりもお得な料金設定
ボランティアによるさまざまな活動も、AWLの運営を支えています。
ボランティアによるわんこのシャンプー $10.00/匹
市内に8店舗あるリサイクルショップ。売り上げは活動費に
犬を散歩する人、病院を手伝うナース、掃除、建物・庭のメンテナンス、会報の作成など、たくさんの住民によって存続している施設。このような地道な活動にもかかわらず、残念ながら今でも年間に10000頭もの犬・猫たちが保護され続けているのも現実です。
動物を飼えなくても、ボランティアとして参加できない状況にいようとも、だれにでも関われることがあります。
ゴールドコースト在住の方なら、一度は見たことあるはず
スーパーの出口付近に設置されたAWLへの寄付ボックス。中には買い物帰りの人が入れてくれたペットフードに限らず、おもちゃや毛布なども入ってることもあったり。これなら、観光で遊びに来ている人にも参加してもらえるボランティアですね。
ペットは家族の一員です。
愛情と責任を持って育てましょう。自分自身に言ってます
AWL (Animal Welfare League)
The Sanctuary, Shelter Rd, Coombabah QLD 4216
07-5509-9000
http;//www.awlqld.com.au
Tarago
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投稿: おねまき -2008年3月20日 (木) 08時37分
■オーストラリアで猫が飼えるとは知りませんでした。
入国の食物持込検査の厳しさと生態系が独特なお国なので猫は、飼ってはいけないのではと思っていました。 -
投稿: Tarago -2008年4月 8日 (火) 07時22分
■おまねきさん
おまねきさん、コメントありがとうございました。(遅くなってごめんなさい)メイド イン オーストラリアでしたら飼う事が可能ですが、州によっては家庭で飼うことを禁止されている動物もいます。(例えば ハムスター。QLD州ではNGですが、NSW州ではOKです)日本から連れてこられた犬&猫達も、以前は3ヶ月間、検疫での保管期間中に何も無ければ飼い主の元に引き渡し可能でしたが、現在は、それもダメになってしまったようです。厳しい国ですねぇ。だからこそ、この国の生態系が守られているともいえるのですが・・・ -
投稿: おねまき -2008年4月23日 (水) 12時30分
■こちらこそ遅くなってごめんなさい。
メイド イン オーストラリアなら大丈夫なんですね。知りませんでした。確かにこの国の生態系を守るためには仕方がないのかもしれませんね。