我が家の次男坊は 地元公立の7年生(日本でいう 小学校最終学年の6年生)ですが、勉強は 父親譲り(??)で 余り得意ではないといった 困り者です。
この一年も 勉強以外の 「先生のお手伝いをよくしました」賞、
「発表会での 展示&お話が上手であった」賞、
「友達と協力してプロジェクトを完成した」賞などで評価されているので、
「あんた、一体学校に何しに行ってんの?」と さすがに
教育ママでもない 放任主義の私ですらちょっと心配になる有様です。
かばんを忘れて登校した事も過去に数回ありのつわものです。
冬休みが入るまでの前学期での テーマは「南極」
このテーマに沿って、 南極の天候、地形、南極探検の歴史、
南極での観測の重要性など、南極にまつわる事を色々な角度から
勉強するというものです。ですから、歴史、地理、科学(気象学)など
小学生レベルで 調べたり学ぶというものです。
そして、その最終の週には、事前に 家より「スポンジケーキの台、卵2個、
ヘラを用意してください」の連絡メモがあり、用意すると 生徒各自が
なんと 「南極ケーキ」を作って 家に持ち帰ったのでした。
スポンジケーキの台を 南極大陸に見立て、
アイスニングで 表面の氷のように カバーして、
ペンギンは ペンギン型のグミ、海は 水色のゼリーで固め。。。。
次男坊は 得意気に 私に見せてくれ、「食べても良いよ」と言いましたが、
「先生も大変だ。なるほどねぇ~~」と母は感心するばかりでした。
子供達は 楽しみながら、「南極」についての集大成をした感あり。
日本の6年生は 受験目前で こんな悠長な 授業している暇ありませんよね。
でも、こちらの小学校は、1年生より、このようなスタイルで、
国語(英語)、算数は ドリル形式で勉強し、
社会、化学、歴史方面の勉強はこのように テーマを1学期かけて
総体的に 勉強するようです。
前々学期のテーマは 「古代エジプトの生活」でした。
「古代エジプト人は どのような食生活であったか?」
ー> エジプトの気候から どのような食べ物があったかを調べ、
どのように調理して食べたかまで、料理のレシピを調べる
「どのような家に住んでいたのか?」
ー> コンピューターの3Dソフトで 自分で 家の設計をする
「古代エジプト文字の解読」
ー>インターネットで調べ、2,3例を挙げる
「パピルスの作り方」が宿題の時には、 まだ、オフィスで仕事していた私に
次男より「マミー、パピルスの作り方知ってる。材料は オーストラリアで手に入るかなぁ?」
といきなり携帯電話に質問があり、 まさか、
いきなりパピルス(パパーヤリースと英語では言う)の作り方など
いくら博学な私に聞かれても。。。。。
私も帰宅直後に インターネットで早速調べましたが、 パピルスの原料は当地ではまず手に入らなさそうなので、 学校では 模造品の 透き紙に古代エジプト文字を書いたようです。
このように、オーストラリアで子供が学校に行きだすと、 親としては子供の教育は 一筋縄ではいきません。
何が必要かって。。。それは、 子供と共に 大きな想像力と 柔軟な思考力です。
そして発表会では、みんなの意表をついて
視覚的に目立つ発表&表現力が必要と思われます。
私と次男の共通項は 「世話好きのお喋り」これが、功を奏して(!?)
2年ほど前、次男が、「僕のマミーは日本人で 折り紙ができるんだよ」と
クラスで発表したものですから、先生から「是非、クラスで折り紙を教えてください。」
との手紙を頂き、その時、 週一回、2週に渡り、1回40分の授業が
「ひとみの折り紙教室」にアレンジされ、それ以来次男坊の学年では、
私は「折り紙先生」と呼ばれています。
次男が、「日本人の母だから、お茶やお花、日本舞踊もできる」なんておおほらを言っていたらと思うと冷や汗ものでした。
折り紙ぐらいなら、思い出し思い出し 風船とか、鶴、だまし舟等、何とかできました。
私の友達など、別の学校での話しですが、 学校の行事の際に
巻き寿司を作った事で大好評となり、 子供が卒業するまで
機会ある毎に学校からリクエストされ、大量巻き寿司を作るので、
今では、「巻物に関してはプロなみだよ」と言っております。
このように、オーストラリアの学校活動では、親もシャイがっていられないって感じです。 でも、ちょっと慣れると楽しいものです。
ひとみ
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投稿: his-goldcoast -2008年8月14日 (木) 00時37分
■うしろの・・・
ミッちゃんの作ったケーキも気になりますが、、、、うしろの冷蔵庫にHISマグネットがたくさんあるのが気になります(‐^▽^‐)さっすが、HISラブ ファミリー♪ -
投稿: HELP -2008年8月14日 (木) 01時41分
■無題??
写真拡大して 発見したのですか? この写真ではぼやけて見えないですよね。もしや 貴方も 同じマグネットをお持ちですか?きっとそうに違いない。