蜂を飼うには、まず州政府に登録が必要です。それから、巣箱、女王蜂、何匹かの働き蜂が必要ですが、私達の場合、最初の面倒なことをオージーの友人(この人も養蜂家)がやってくれたのでスンナリ始めることができました。
巣箱は、30㎝X40㎝X50㎝の箱を2段重ねにしたようなもので、女王蜂は下段にいて、働き蜂は下の箱の下部にある出入り口から出入りし、上の箱に蜜を蓄えます。
ちなみに、上の写真で、巣箱の後ろに見えるのは隣の家で飼っている羊です。
上段には20㎝X40㎝X2㎝のフレーム(木製の枠の中にステンレス製ワイヤとワックス.シートを取り付けたもの)が10枚入っており、蜂さん達がまず、そのワックス.シートの上にワックス(これもどこからか集めて来る)で6角形の小さな入れ物をたくさん作り、その後、花から集めた蜜を充填して行き、満杯になったら、ワックスでふたをします。
ほとんどの入れ物が一杯になったところを見計らってフレームを取り出します。 蜂さん、ごめんなさい。
怒った蜂さんにできる限り刺されないように、厚手の服を着、顔にはネットをかぶります。
通常は、巣箱に触れない限り、30㎝位に顔を近づけても刺されません。
まず、上の箱のふたを開け、中からフレームを取り出し、新しいフレームと置き換えます。こうして集めたフレームのうち、蜂がふたをしたワックスを熱した鉄製ナイフで削り取り、
それから遠心分離機に掛けて蜜を取り出します。
さらにメッシュ(網)を通して細かいワックスを取り除きます。
1つの巣箱から、1ヶ月に大体10㎏ほどの蜂蜜が取れます。
取れた蜂蜜はキッチンの置きますが、その後10日間程、甘い花の香りが家に充満します。
蜂蜜は、健康に非常によいのと、気が向けば上のプロセスで集めたワックスでキャンドルも作れるなど、楽しみもあります。
イチ