2009.07.01

家の裏庭その2、ハーブ・アロマセラピー


小さな畑に野菜と次のハーブが植えてあります。

ミントレモングラスパセリコリアンダーチリアロエベラローズマリー

バジルマリーゴールド月桂樹です。



H.I.S.ゴールドコースト支店


れらの植物にはそれぞれ適した季節があるのかもしれませんがゴールドコーストは真冬でもあまり低温にならないので時期を考えずにいつでも植えています。苗も殆ど1年中買えます。

苗を買って植えたものや野菜として買いその根を土に落としたり、それらの種が落ちたものです。今の時期は冬枯れで勢いはありませんが少しずつ生育しています。


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バジルハーブは夏が盛況です。

バジルも夏はとても元気が良くて毎年採れすぎていました。今年は種から2本の苗がでてきましたがこれで充分です。

バジルがたくさん採れる時は自家製のペストー(ペースト)を作ります。バジルはすぐに香り消えてしまい既製のビン入りペストーはあまり風味がありませんが、自製ですと風味が抜群に良いのです。

そのグリーンのペストーをパスタに和えたり、サンドイッチに塗ったり、スープに一匙入れるだけで味が違います。きれいに洗ったバジルの葉と、松の実、生のにんにく、オリーブオイルをフードプロセッサーに入れてペースト状にするだけです。香りは残念ですが1週間くらいしか持たない上、色が変色して黒くくすんできますので少しずつ作ります。



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ミントは辺りに広がって困りますが、葉を摘んでお茶やお風呂に入れて使います。

生春巻きの薬味にコリアンダーと共に使ったり、冷たい飲み物やデザートの彩にも使います。


例えば香りと見た目から楽しめる演出をした、おいしいお水を作ってみましょう。

大きなピッチャーに、水、氷、セロリ、パセリ、プチトマトかイチゴ、ライムかレモンのスライスなど赤、オレンジ、黄色、濃い緑、若い緑、と彩りを考えてミントも入れます。


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ピッチャーに入った鮮やかなお水は食卓を華やかにしてくれます。


もう一つ、夏の簡単なデザートです。

桜桃の缶詰め(色が良いので)をシロップごと大きなボールに入れます。そこにナタデココか杏仁豆腐(両方でもよい)を入れ、彩りを考えてイチゴとキーウイその他、好みのフルーツを入れて少しの間冷やします。

デザートとしてそのまま食卓に出せる蓋つきの大きな容器に移しかえるか個別のカップに盛って、その際にミントの葉を加えると華やかになります。

杏仁豆腐やフルーツなどは全部一口大のサイズに揃えると可愛いです。



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ローズマリーは料理で使う他にも葉に熱湯を注いでお茶にすると女性の美容に効果的だそうです。

クレオパトラもローズマリーは必需品だったそうです。

ローズマリーのエッセンシャルオイル(精油)はお部屋の空気を清浄しますので、霧吹きに水とローズマリーのエッセンシャルオイル数滴をいれて乾燥したお部屋に吹きつけると清潔感のある爽やかな空気になります。

乾燥する季節は静電気が起こりやすくなりますので、我が家ではエッセンシャルオイルを数滴落とした噴霧器をあちらこちらに置きます。

ガレージにも置いて車に乗る前にシュシュと一噴きし静電気を防ぎます。

他の使い方としてローズマリーオイルを熱いおしぼりか、冷たいおしぼりに1滴落とすと気分も香りも爽やかでお客様にサプライズされ喜ばれます。

香りのバーナーを利用しても同じ効果があります。朝の起きたてや気分が落ち込んで入る時は気持ちを上向きにしてくれるローズマリーを使ってみましょう。



レモングラスはとっても大きくなりますので植える時は考えて植えます。

レモングラス・ティーは消化を助けますので食後に飲むと胃腸に良いそうです。

この精油には気持ちを明るくしたり、やる気を起こさせる成分が含まれており、また虫除けとしての効果もあり、虫よけスプレーを作ると良いです。

この爽やかな香りは香辛料やスパイスとしてタイ料理などアジア料理にはかかせないようです。暑い国では食品が傷み易くなるためハーブを香辛料として使いますが、食品の腐敗を遅らせたり、暑さで弱った胃腸の働きを助けるなど、昔の人達はレモングラスの働きを知っていたのですね。



アロエは種類がたくさんありますが、中でもアロエベラの効果が大きいそうです。

皮膚科的には万能薬のようです、知って事を書き出すと、やけど、日焼け、切り傷、水虫、美肌、美白、頭皮に良く艶やかな毛髪、白髪などに効く本当に凄いパワーの植物です。我が家にもアロエベラはたくさんありますが、効果を期待して毎日使うとなると膨大の量のアロエが必要になります。



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マリーゴールド(カレンデュラ)ですが皮膚や粘膜に効き目があります。

熱いものを食べて口の中が火傷したり口内炎ができることがありますが、その時はサラダの中にマリーゴールドの花びらを混ぜます。




以上のように、植物の持っている身体への癒しのパワーを少しだけ書きましたが、植物や精油を使って癒す自然療法の中にアロマセラピーがあります。

肉体の病んでいる箇所を治すだけではなくて精神を豊かな気持ちにさせてくれるアロマセラピーは我が家の健康法です。

新型インフルエンザが流行しているこの時期、誰もが健康に過ごしたいと願っていると思いますが、この時期はアロマセラピーをお勧めします。

私は専門家ではありませんが昔、学んだ事を少しずつ思い出しながらご紹介させて頂きたいと思います。

宜しかったらこの先もお読みください。


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【アロマセラピー】


この言葉には神秘的な響きとロマンを感じます。


それは古代から伝わる自然療法の一つで、それらにまつわるたくさんの神話や言い伝えがあるからでしょう

ハーブは料理の味を引き立てるスパイスとして、また化粧品などの香料として多く使われていますが、それだけではなくアロマセラピーとも切り離すことはできません。


アロマセラピーという概念は既に5000年前にはありました。

しかしそれらの資料は何度となく消滅し廃れては又見直される、という事が繰り返えされて来ました。そしてわずか数十年前まで世間ではその存在があまり知られていなかったのです。


近年、何故見直されてきたのでしょう? 


専門家は多くの人々が化学薬品の副作用に苦しんでいたり、身体の自己回復力を弱めてしまうということに気がつきはじめ、ヨーロッパで再び関心が高まってきたと言います。



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アロマセラピーは言葉通り、香りで治療するものです。

その考え方は身体は臓器や器官が単独なのではなく精神を含めた身体全体のバランスを総合的に捉え、それらの症状に合ったパワーのある精油(エッセンシャルオイル)を用いて治療する療法です。

この方法を1928年にフランスの“ルネ・モーリス・ガットフォセ”と言う科学者が“アロマセラピー”と銘銘し日本には1980年代に紹介されました。精油とは各植物独特の特徴がありそれは癒しの力と強い反対の作用を持った芳香性の物質を集めたものです、そして植物の生命力を凝縮したホルモンのような物質で、とてもデリケートな為、香りと共にすぐに蒸発して失われてしまいます。


この現象から“花には香りの妖精が住んでいる”と言い伝えられていました。



古代エジプト、ギリシャ、ローマ時代にはアロマセラピーの概念が確立されていましたが、植物を蒸留して純粋な精油(エッセンシャルオイル)を取り出す技術は未熟でした。当時は病気の治療薬として既に2000種類の植物の効能が分かり症状に合わせてそれらを処方していたそうです。その中には今では失われしまった植物やレシピもあるそうです。古代エジプト人はミイラを作るレシピには防腐剤としてシダーウッドやフランキンセンスを大量に使ったそうです。ツタンカーメンの墓から発掘された【香りの壷】の中には3000年前の香りが残っていたそうですが、その技術の高さに驚かされます。クレオパトラは若さと美を維持するためにバラやシダーウッドやローズマリー、花やくだもの、植物の種や樹木と皮とヤニ、さらに動物の骨や皮などでレシピを作り、それらを毎日大量に使っていたと言い伝えられています。



植物にはそれぞれ特徴があります。

例えばユーカリやティートリーやラベンダーのように強い殺菌力がある物、また若さの維持に役だつバラやローズマリーやゼラニューム等。古代の医者のヒポクラテス(BC460-BC377)はそれまでの呪術的な治療を否定して病気を科学的にとらえて現代に通じる医学の基礎を築きあげたギリシャ時代の名医です、彼の教えは中世まで受け継がれており1800年代ヨーロッパではペストやコレラなどの疫病が次々と流行しましたがその治療と伝染を防ぐ方法としてローズマリーやラベンダー、タイムなどの植物を焼きその煙で空気を清浄したり、植物の精油で殺菌や治療を行っていたそうです。やがて西洋に産業革命が始まると西洋医学が発達し化学薬品が大量に作られ自然療法は民間療法として軽んじられ廃れていきました。



近代になってアロマセラピーの全貌がだんだん化学的に証明されてきました。

そのメカニズムを簡単に説明しますと、有効成分が含まれた香りの分子(精油)が芳香として人間の嗅覚に入ります(方法はオイルバーナ、マッサージ、入浴、ホットパック、吸入などで)鼻空には唯一、脳と同じ無数の神経細胞がむき出しになって存在し鼻空で香りが感知されると自律神経に作用し身体の病んだところに効きめが現れるよう脳から電気信号で指令がおくられます。

体には自然の治癒力がありますので脳から出た指令によって病んだ場所に必要な物質を体内から分泌させて治そうと働くのです。


例えば不眠症の場合カモミールやリンデン、ラベンダー等の精油を処方しその香りが嗅覚に届くとそれが自律神経に作用して交感神経が興奮物質を抑える指示を出し、反対の副交感神経が働く物質を出させる指示をだし、体がリラックスして入眠できるというメカニズムだそうです。

この方法を香りによる治療のアロマセラピーです。

同じ不眠症をカモミールやリンデン、レモンバーベナーを処方してお茶として口から体内に成分を入れる場合、有効成分は血管を通して脳に届き副交換神経が働く信号をだして眠気を誘います。この方法はアロマセラピーではありません。      




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我が家ではラベンダーの精油を常備し救急用やリラグゼーションに使用しています。この精油は原液を直接、肌につけても大丈夫です。虫刺され、火傷、消毒にもとても効果があり、お風呂で使うとリラックス効果があります。

私の経験では火傷には本当に驚くほどの効果があります。病院に行くほどでもない軽い火傷(範囲がせまく軽い水泡ができる位)ですがお水で冷やすより痛みが早く消え水疱や痕にもならず効果があります。

それと、最近、新型インフルエンザが流行しています、家ではユーカリオイルを霧吹きの水にいれて1日数回、家中に散布し空気清浄を行っていますが家中が清潔な香りに包まれて安心感がもてます、この方法でも高い確立で殺菌効果があるそうです。


大切なのはエッセンシャルオイルを選ぶ時、真正で無農薬の精油を選ぶことです。真正でない場合はヒーリング効果が期待できないばかりか時にはアレルギーなどの悪い作用まで現われてしまいます。安価に買えるフレグランスオイル(人口香料・石油製品)にはヒーリング効果はありません。精油は植物から採れるということで安全と思われがちですが誤って使用すると大変危険です。

精油の禁忌というものがありますので持病、妊娠中、赤ちゃんに使用する時には細心の注意が必要です。また同じように使用してもその効果と副作用は個人差がある事も忘れないで。アロマセラピーは必ず自己責任の元で行ってください。


ラベンダー以外の精油は原液を肌に直接塗ると強すぎて痛めます、必ずホホバオイルやアーモンドやマカダミアンナッツ等のキャリーオイル(コールドプレスされたもの。熱を加えてはいけません)で薄めて使用しましょう。ミネラルオイルについては身体に良いオイルと誤解されますが石油系のオイルです。

エッセンシャルオイルをお風呂で使用する時、お湯と上手く混ざりませんがその場合ミルクを乳化剤として用いると混ざります。体を冷やしたり長時間ストレスを受けていると免疫力が低下してしまい、その為、風邪や病気に掛かり易くなります。

冬は特にリラグゼーションとして暖かいアロマバスや、お部屋で好きな香りのオイルバーナーを焚いてリラックスしてください。寒い時期暖かいお部屋でチョコレート・フォンデューを楽しむのも素敵です。良い香りに包まれてアロマセラピーを楽しみ健康的な毎日をお過ごしください。



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アロマセラピーは英国王室御用達として今も用いられています。

またフランスでは精油を経口用に処方する事があり国家公認の医療法として国民健康保険が適用されるそうです。

フランスではフランスパンや角砂糖に数滴の精油(経口用)を落し、お薬として口に含むそうですがバラやラベンダーの香りがするお薬ってどんなのでしょうか




【お願い】

アロマセラピーについては個人的な解釈と見解で記載しておりますので、責任を負うものでは無い事をご了承ください。


最後までお読みくださいましてありがとうございました。


mareeze

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