こんにちは!
ソロンボライト(thrombolite) ってご存じですか?
何年か前に日本からお越しのお客様が
「NHKのBS放送でWA州のストロマトライト(stromatolite) を知って、是非見てみたいと思て来ました!」
とおっしゃっていました。
そのストロマトライトはパースの北730kmにある、ハメリンプール(Hamelin Pool) にて観察できます。
ん~ちょっとパースからは遠いですね。。。
ハメリンプールのストロマトライト ↓
一方、ソロンボライトはパースの南113kmにある、クリフトン湖(Lake Clifton) にて観察できます。
ん~断然パースからは近いですね、車で約1時間強でしょうか。
クリフトン湖のソロンボライト ↓
ストロマトライトとソロンボライトは親戚の様な関係で、
両方とも地球の生命誕生に大きく貢献した藍藻類のバクテリアの塊(岩)です。
昔、む~かし地球が誕生した頃は地球の大気中に酸素は、ほとんどありませんでした。
そんな中、原始の藍藻類のバクテリアが光合成により酸素を発生しだしたんですね~。
このバクテリアがどんどん増えて、どんどん酸素を供給し、
大量の酸素と既存の物質が化学反応を起こしつつ、現在の地球となったそうです。
このゴロゴロした岩はバクテリアと泥などの堆積物で少しずつ成長している生きた岩なんです。
ストロマトライトとソロンボライト達、ありがとう
パースっ子としてはもう一つ大いに感謝することがありま~す。
大昔に酸素を発生しだしてくれたおかげで、大量の鉄鉱石(iron ore)もできたそうで、
海水中に大量に溶解していた鉄イオンが酸素により酸化鉄(サビ?)となり海底に堆積したそうです。
ストロマトライトとソロンボライト達、ありがとう
ところで、ソロンボライトの偉業に感動する前にどうしても、こう思ってしまうのは私だけでしょうか?
「なんだか、美味しそ~う」
このコロコロ、ザラザラ感が
’ミニ・アーモンドマカルーン’に見えちゃうのは私だけでしょうかね?
パースへのお越しをお待ちしていま~す。
ソロンボライトの生息地、クリフトン湖へは下記URLのツアーで立ち寄ります。
https://activities.his-j.com/TourLeaf/PER0157/
注)写真、記事内容は過去のものとなります。