2022.05.17
チョムリアップスオ(°3°)/
本格的な雨季が到来し、夕刻から雷雲を引き連れて激しい風が市内を吹き荒れる様を部屋から眺めつつ夜の献立を考える今日この頃いかがお過ごしでしょうか?
東南アジア諸国連合とアメリカにて先週開催された首脳会議にて、今年11月のカンボジアでの会議で双方の関係を「包括的戦略関係」に格上げされる旨が報道されました。
滞在中、フンセン首相への「靴投げ」事件等、細々とした問題が起こりつつも、首相は経済関係の構築や、気候におけるエネルギー利用、海洋協力等の協議に全面的に取り組む旨の意思を示した。
また、ウクライナ情勢について平和的解決のために、国連の姿勢に対し全面的に支持する旨も示しました。
現在、カンボジアが多大な支援を受けている中国は、ウクライナと敵対関係にあるロシアを指示している立場にある以上、このフンセン首相の姿勢が今後、眠れる大国の逆鱗を刺激しないか注視していく必要が出てくるでしょう。
声明の中で、米国が懸念しているプレアシハヌーク州海軍基地での中国軍駐留問題に対しても、カンボジア軍以外の駐留を認めない旨を改めて固持していますが、小さい火種は沿岸部から燻りそうな気配がただよっています。
ガソリンや天然ガス、食料資源の高騰に加え、ウクライナ情勢の問題はさらにその範囲を広げていきそうです。一刻も早い解決を望みます。
それではまた今週も頑張りましょう