2023.07.10
チョムリアップスオ(°3°)/
19世紀中頃、ロシアの小説家レフ・トルストイが著した『戦争と平和』は19世紀前半のナポレオン戦争に端を発したフランスとの攻防の中でその渦中にて翻弄されるロシア貴族社会の中で主人公の心の成長を描いていた著名な作品です。
素人目に見るとロシア文学は当時の情勢、社会問題に焦点を当てた主人公の心理描写を精緻に描いている者が多く、リアルな情景描写も相まって作品への没入感が大きい傾向にあります。
現在、多くの国を巻き込んだロシア・ウクライナ情勢の中で果たして人は何を見出すのか。
(IEP)Institute for Economic & Peaceが毎年更新している「Global Peace Index(世界平和度指数)」の2023年版が発表されました。
これは、世界の紛争、他国に対する脅威や侵攻に伴う経済的打撃を指標にランクをつけているものです。
それによれば、2023年は世界の紛争は増加の一途を辿り、79か国で今現在紛争が起きており、それに伴う世界経済の損失は17.5兆ドルと世界GDPの約20%を占めるものとされています。
この中でカンボジアは平和度が高い順から世界で73位、アジア太平洋地域で13位となかなか中間位置を獲得しています。
ちなみに日本は世界で10位、1位はアイスランドでした。
世界よ平和であれ