観光 2012.02.15
トロント在住カメラマン・MAKOTOさんのオーロラ体験レポートsign03
大好評のうちに今回最終回を迎えました

飛行機での乗り継ぎ、宿泊ホテル、現地ツアーの情報、オーロラの撮影方法などなど、盛りだくさんの内容だったので、本当に永久保存版ですねhappy01

最終回前におさらいをしたい方はこちらから過去ログをどうぞ。

第1回目はこちら
第2回目はこちら
第3回目はこちら
第4回目はこちら
第5回目はこちら

では最終回・・・はりきって参りましょうrock
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5回に渡って投稿させていただいた「はじめてのオーロラ」、今回は最終回としてこれまで取り上げなかったいくつかの点を書かせていただきたいと思います。

【ネット環境】
私も含めたことですが、iPhoneをはじめとする「スマートフォン」を利用している方が増えています。旅の途中にネットを使ってメールをチェックしたりミクシイ/ブログなどを更新する方も多いでしょう。

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今回私もEventJotでオーロラを中継するということがありましたので、ネット環境については出発前に調べたのですが、以下は2012年2月の時点でわかったことをまとめておきます。状況は変わる可能性もありますので、事前にお調べいただくと良いと思います。

1)空港(トロント/エドモントン/イエローナイフともに)では無料のWiFiがあります。コンセントにパソコンや携帯の電源を差し込んで充電しながら(海外対応のチャージャーであることは事前に要確認)ネット使用が可能です。

2)イエローナイフの宿泊地でのネット環境は問い合わせてください。私が泊まった「コーストフレーザー」は部屋にWiFiが飛んでいました。ネットが止まることが数回ありましたが繋がっている時には十分なスピードがあり、写真を送ったりブログを更新したりすることは難なくできました。

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3)私が持って行った携帯はトロントで契約したBell CanadaのiPhone 4s。実はこれまで Fido のiPhoneを使用しており現地で使えるかどうか問い合わせた所、イエローナイフでは通話もデータ通信もNGということで、急遽Bellに契約をしなおしました。期間中行動したすべての場所で3G(データ通信回線)を受信でき、常時安定した接続が確保されていましたのにはちょっとびっくりしました。カナダのキャリア(通信業者)がカバーする通信エリアは徐々に拡大しているので、将来的には変わるかもしれません。
日本で契約した携帯については、通話/データ通信ともにかなり厳しいという話を聞いています。

4)「オーロラビレッジ」にはWiFiはありません。iPhoneを見ると電波は飛んでいるようですが、アクセスはできませんでした。

【自然と文化に親しむ】

ティーピーで暖を取っている時にビレッジのガイドさんと話していてたまたま出た話では、「ビレッジではできるだけ自然に親しんでもらいたいという願いがあるので、ビレッジ内のネット環境については現時点では考えていません」ということでした。

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確かに運営側としてそういう意図や願いがあることは十分理解した上で、実際ビレッジ全域に3G回線が飛んでいる状況があり、個人的にはこのネットについては今後は流動的だと感じています。
実際オーロラが出ていない時間帯、手持ち無沙汰なのは否めません。それでもビレッジのスタッフによるアクティビティー、特にオーロラが静かな時間帯にマイナス20度以下でないと体験できない面白い体験ができるアクティビティーはなかなか面白く、鑑賞ツアーとして工夫がされていると感じました。

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しかしながら、イエローナイフでオーロラが出る時間帯はちょうど日本のお昼時。ネットにつながっていれば、この時間帯に日本の友達とネットでチャットする、などということが実際できてしまいます。「イエローナイフのオーロラ」と「ネット」がどのように共存するのか、個人的には大変興味を持って見守っているところです。

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それでも写真などで見ていたオーロラを自分の目で見るのは別物。私はこの世代(1960年生まれ)にしてはどっぷりネットに浸かっている方だと思っていますが、ひとたびオーロラが出ると「我を忘れて」見入ってしまいました。こちらに来て改めて「現地に足を運び、自分の目で見るオーロラ」は一生の想い出になるものだと、私はあらためて思います。

【オーロラは気まぐれ】
4泊5日の2日目、雲が厚くたれこめていてオーロラは見えませんでした。恥ずかしながら、この時「お金を払ってここまで来ているのに、何で見えないんだろう。残り3日間も見えなかったらどうしよう」という不安で一杯になり、同時に申し込みをする時に見たツアーのうたい文句が頭をよぎりました。私のようなカメラマン、招待旅行でもない限りすべては自腹、ツアーの正規料金を払って現地に行き撮影をするのが常。一般の旅行者と同じです。

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その日午後9時~深夜1時の間、最後は雪まで降ってきたイエローナイフの空をにらみながら、「オーロラは気まぐれ」ということをあらためて考えさせられました。日程が進むにつれ待ち時間も増え、ティーピーでその日についてくれるガイドさんと話をする楽しみがあるということは、出発前に想像もしなかった発見でした。

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やはり旅の楽しみは現地で出会う人たち、というのは今も昔も変わらないのですね。
滞在期間中に感じたことですが、ビレッジのスタッフさんは皆とても訓練されていて、様々なシチューエーションに対して細やかな対応をしてくれていると感じました。毎日オーロラの空を見ているだけあって経験は豊富。ぜひビレッジに着いたら、ティーピーについてくれるガイドさんとの会話も楽しんでいただきたい、そのように思います。

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さて「初めてのオーロラ」体験、今回は何もわからない所からのスタートでしたが、一言で言って「この目で見るオーロラは何にもまして感動的」でした。実はもう一度、オーロラの撮影をする機会を狙って計画中。その時はまたここでお目にかかれるかも知れませんね。

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皆様も、機会がありましたら是非オーロラ鑑賞、チャレンジしてみてください!

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