トロント在住カメラマン・MAKOTOさん。

連載頂いたオーロラ鑑賞ブログが大人気ですが、今回はアイスホッケー観戦の魅力について書いてくださいましたhappy01

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冬のカナダの国民的スポーツといえば「アイスホッケー」。

地元チーム「トロント・メープルリーフス(Toronto Maple Leafs/以下リーフス)」の本拠地「エアカナダ・センター(Air Canada Centre)」には、応援に駆けつけるファンでいつも超満員


試合の様子はカナダのTV全国放送やスポーツ専門TVチャンネルでも中継されるほど。

しかしながら「リーフス」が所属するホッケーリーグのNHL(ナショナル・ホッケーリーグ)は、シーズン前から経営者とプレーヤーの労使交渉が暗礁に乗り上げ、この原稿を書いている時点(11月28日)で、12月14日までのすべてのゲームと来年1月26-27日に行われるオールスター・ゲームが中止、先行きがまったく見えなくなっています。

こうした状況で注目を浴びているのが、同じくプロ・リーグでNHLの下部組織であるAHL(アメリカン・ホッケーリーグ)に所属する地元チーム「トロント・マーリーズ(Toronto Marlies/以下マーリーズ)」。

ダウンタウンにある本拠地「リコー・コロシアム(RICOH COLISEUM)」には、マーリーズ・ファンに加えリーフスを見られないアイスホッケー・ファンが大集合sign03 

迫力の試合に熱心な応援が送られています。

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リコー・コロシアム正面入り口付近(2011年12月4日撮影)

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チケットブースで当日券を買い求めるファン(2011年12月4日撮影)

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熱心なアイスホッケー・ファン(2012年10月20日撮影)

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客席を埋め尽くすファン(2012年5月25日撮影)

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マーリーズ主将のR. Hamilton選手(選手控え室へ向かう通路/2012年10月20日撮影)

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試合に向かうマーリーズのプレーヤー(2012年10月21日撮影)

実はこのマーリーズのプレーヤーはすべてリーフスのいわば二軍選手で、NHLが開催中ならばいつでも一軍に上がる可能性がある実力者ばかり。

マーリーズは昨シーズンの地区優勝を果たしリーグ決勝に残った実力チームで、「好成績を上げればいつでも一軍に上がれるチャンスがある」という意味の「EVERY GAME IS A TRYOUT」というキャッチフレーズは「本物」の証明。

プレーは全国放送で見るものと全く同じ迫力です。

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ゴールが決まりガッツポーズをするファン(一階席上部メディア席周辺/2012年10月20日撮影)

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マーリーズがゴールを決めた瞬間(一階席上部メディア席周辺/2012年10月20日撮影)

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スラップショット!(「ON THE GLASS」席周辺カメラマン席/2012年4月12日撮影)

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敵ゴールに襲いかかる!(「ON THE GLASS」席周辺カメラマン席/2012年4月12日撮影)

気になるチケット情報ですが、前売りオンラインでチケットを購入すると「FAN ZONE」と呼ばれるシートならたったの$10という格安設定。

ゴール裏の「END-ZONE」は$19、通好みのコロシアム全体が見渡せる「SIDE」でも$33。

極めつけは強化ガラスで守られたリンクサイド席「ON THE GLASS」。

エアカナダ・センターなら「超」がつくプラチナ・チケットも、たったの$45ドルでゲットできてしまいます。

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「ON THE GLASS」席付近(2011年12月4日撮影)

また12人以上のグループなら、「SUITE(スイート)」と呼ばれる特別席がオススメ。

例えば12人用のスイート$549を一人あたまで割ると約$45。美しいリンクを見下ろすプライベート・スイートからの特等席で、リッチにゲームを観戦できます(ドリンク/フードは別料金)。

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ずらりと並んだボックス席の「SUITE」(2010年2月20日撮影)

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「SUITE」席からゲームを観戦(2010年2月20日撮影)

かく言う私ですが、カメラマンとして昨シーズンのプレーオフよりリコー・コロシアムで行われるほぼすべてのホームゲームを撮影中。

強化ガラス際のカメラマン席やリンクが見渡せるスポットなど、試合中は様々なポジションからゲームを見ています。
その「カメラマン目線」でのオススメの席ですが、まずは何と言っても強化ガラス際の「ON THE GLASS」席。

ここは一度は経験されると良いでしょう。特にゴールを横に見る席は、ゴール・シーンが見られる特等席。プレーヤーが強化ガラスに激突するのを目の当たりにもできます。

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美しく整備されたリンク(「ON THE GLASS」席周辺カメラマン席/2012年5月23日撮影)

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強化ガラスぎわでプレーする選手(「ON THE GLASS」席周辺カメラマン席/2012年4月19日撮影)

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ゴール前の迫力のプレーも(「ON THE GLASS」席周辺カメラマン席/2012年5月1日撮影)

もう一つはリンク全体を見渡せる「SIDE」席。特にテレビカメラがずらりと並ぶ向こう正面の上の方の席は、ゲーム全体を見渡せる「ホッケー通」が選ぶ席。試合開始直前に控え室からマーリーズのプレーヤーがリンクに降りるシーン、両軍ベンチからプレーヤーが飛び出すシーンなどを撮るために、ゲーム進行中に何度か訪れる場所です。

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ゴーリーを先頭に、リンクに降りるマーリーズのプレーヤーたち(テレビ中継カメラ席周辺から/2012年10月21日撮影)

現在マーリーズは地区2位の好成績を維持しつつ、12月はリコー・コロシアムで毎週末の7試合が行われます。そして何と12月26日(水)には、エアカナダ・センターに場所を移し、宿敵ハミルトン・ブルドッグスとの試合が組まれています。

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エキサイトする両軍プレーヤーたち(2012年10月20日撮影)

トロントに住んでいる方で、またアイスホッケーの試合を観たことがない方は意外に多いと聞きます。

また旅行でトロントに来られる方で、冬の時期に何か「カナダならではの経験を」と思っておられる方は、ぜひアイスホッケー観戦にチャレンジしてみてくださいsign03

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勝利を喜び合うマーリーズ(2012年4月19日撮影)

■ホームゲームの日程:
http://blog.makotophotography.ca/2012/08/toronto-marlies-12-13.html

■座席表:
http://www.marlies.ca/userfiles/file/seatingchart_1213.jpg

■チケット購入などマーリーズの詳細は「マーリーズ」のウエブサイトをご覧下さい。
http://www.marlies.ca

■過去の試合(トロント観光局の日本語ブログ)
開幕戦の様子:http://www.torontotu-rizumu.jp/?p=611
ブルドック戦:http://www.torontotu-rizumu.jp/?p=664


【撮影/取材:平田 誠/makotophotography.ca

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