観光 2007.07.18

今日は、リンツの近くにあるザンクト・フローリアン修道院の教会での結婚式の模様を少しお伝えしたいと思います。happy01


先日、友人がザンクト・フローリアン修道院の中にある教会で結婚式をあげました。


教会





リンツから南へ約15kmほどの丘が広がるのどかな田舎街。
風景





教会内





この日はとても暑く、結婚式が始まる15時半ごろは33度の暑さ!!

でも教会の中はひんやりととても涼しく、まるでクーラーがきいた部屋に入ったよう。















この修道院は、オーストリアの誇る大作曲家アントンブルックナーでとても有名。

彼はこの教会のオルガニストを務め、パイプオルガンの下に葬られているんです。



そのすばらしいパイプオルガンから流れる結婚行進曲で、新郎、そして後に新婦が入場し、とても素敵な結婚式がスタートしました。

厳かな、それでいて温かみのある結婚式。

40分ほどの式の間、何回かパイプオルガンの演奏が響きます。
パイプオルガン 





さすが、アントンブルックナーのパイプオルガンだけあって、すばらしい響き。

そのすばらしさに何度も鳥肌が。。。。。







新郎新婦




大理石の間




その後のパーティーは、修道院の中にある大理石の間で。


この大理石の間ですが、通常は、クラシックコンサートなどに使われています。

壁、床、すべて大理石。そして天井には素晴らしい絵が描かれています。







こちらの披露宴は、日本と違ってゆっくりと楽しめます。
夜・大理石の間

お色直しもなく、新郎、新婦と自由に話したり飲んだり。。。。


10時ぐらいになると、だんだん暗くなってきて、室内はキャンドルの明かりでとてもロマンチックに。。。heart01


生演奏やパフォーマンスがあり、何時間いても飽きません。



最後はさすがウイーン人(新郎側)だけあって、ワルツとラデツキー行進曲でしめくくり。


幸せな友人夫婦の笑顔を後にして、この日は12時でお開きでした。。。。





リンツへ来られる機会があれば、是非このザンクト・フローリアン修道院まで足を伸ばしてみてください。

のどかなオーストリアの自然と、アントンブルックナーのパイプオルガンは必見です。


散歩道


修道院の裏側には、アントンブルックナーの散歩道があります。

小鳥が鳴き、木が茂った細い道、ブルックナーが住んでいた当時と変わらない自然が今も残っています。


ザンクト・フローリアンへは、リンツ中央駅からバスで約30分。


のんびりと時間を過ごすにはぴったりの場所です。

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    • 投稿: PINKO -2007年7月19日 (木) 01時28分

      ■素敵!
      いや~素敵ですね中世にトリップしたみたいですね

    • 投稿: his-vienna -2007年7月19日 (木) 07時42分

      ■無題
      コメントありがとうございます。そうですね、現代の騒々しさから離れて昔のゆったりと時間が流れる時代にタイムトリップした感じでした。オーストリアにはこういう場所はまだまだ結構たくさんあります。また機会を見て、いろいろとご紹介させていただきますので、お楽しみに!!

    

    HIS ウィーン支店

    2024.12
    loading...