今日は、リンツの近くにあるザンクト・フローリアン修道院の教会での結婚式の模様を少しお伝えしたいと思います。
先日、友人がザンクト・フローリアン修道院の中にある教会で結婚式をあげました。
この日はとても暑く、結婚式が始まる15時半ごろは33度の暑さ!!
でも教会の中はひんやりととても涼しく、まるでクーラーがきいた部屋に入ったよう。
この修道院は、オーストリアの誇る大作曲家アントンブルックナーでとても有名。
彼はこの教会のオルガニストを務め、パイプオルガンの下に葬られているんです。
そのすばらしいパイプオルガンから流れる結婚行進曲で、新郎、そして後に新婦が入場し、とても素敵な結婚式がスタートしました。
厳かな、それでいて温かみのある結婚式。
さすが、アントンブルックナーのパイプオルガンだけあって、すばらしい響き。
そのすばらしさに何度も鳥肌が。。。。。
その後のパーティーは、修道院の中にある大理石の間で。
この大理石の間ですが、通常は、クラシックコンサートなどに使われています。
壁、床、すべて大理石。そして天井には素晴らしい絵が描かれています。
お色直しもなく、新郎、新婦と自由に話したり飲んだり。。。。
10時ぐらいになると、だんだん暗くなってきて、室内はキャンドルの明かりでとてもロマンチックに。。。
生演奏やパフォーマンスがあり、何時間いても飽きません。
最後はさすがウイーン人(新郎側)だけあって、ワルツとラデツキー行進曲でしめくくり。
幸せな友人夫婦の笑顔を後にして、この日は12時でお開きでした。。。。
リンツへ来られる機会があれば、是非このザンクト・フローリアン修道院まで足を伸ばしてみてください。
のどかなオーストリアの自然と、アントンブルックナーのパイプオルガンは必見です。
修道院の裏側には、アントンブルックナーの散歩道があります。
小鳥が鳴き、木が茂った細い道、ブルックナーが住んでいた当時と変わらない自然が今も残っています。
ザンクト・フローリアンへは、リンツ中央駅からバスで約30分。
のんびりと時間を過ごすにはぴったりの場所です。
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投稿: PINKO -2007年7月19日 (木) 01時28分
■素敵!
いや~素敵ですね中世にトリップしたみたいですね -
投稿: his-vienna -2007年7月19日 (木) 07時42分
■無題
コメントありがとうございます。そうですね、現代の騒々しさから離れて昔のゆったりと時間が流れる時代にタイムトリップした感じでした。オーストリアにはこういう場所はまだまだ結構たくさんあります。また機会を見て、いろいろとご紹介させていただきますので、お楽しみに!!