ついに2007年最後の一斉企画がやってきました。
今回のテーマはクリスマス&冬のお楽しみ です。
この時期のイベントといえば・・・
クリスマスマーケットとジルベスター(大晦日)ですね。
前回の予告どおり、まずマーケットの様子から紹介を。
ウィーン市最大のマーケット、市庁舎前広場(Rathaus)のマーケット
屋外のマーケットで欠かせないのがグリューワインとプーン酒。各5ユーロ
この日頼んだのはワイルドベリープーン酒。甘くて身体がぽかぽかしてきます。ウィーン市庁舎や天使、モーツァルトが描かれたカップは記念に持ち帰ることもできます。カップを返却すると2ユーロが戻ってきます。
マーケットというと、もちろんクリスマスのオーナメント売っていますが、
人の顔より大きい巨大プレッツェルとかソーセージの屋台や綿菓子やクッキーを売っているお菓子屋さんのお店も。
なんだか日本の縁日を思い出します。
いろいろ食べ歩いて、お財布の紐が緩んでしまうところも似てるかも・・・
中でも私の一押しはコレ
ランゴス(LANGOS) (2.5ユーロ)という揚げせんべいのようなものです。
注文を受けてから作る揚げたてにたっぷりのガーリックソースを振り掛けます。ほんのり塩味とパンチの効いたガーリック風味がです。直径20センチ以上はありますが、熱々のうちにかぶりつきすばやく食しましょう。
他にもチーズとハムを包んで揚げたピザランゴスもい美味ですよ。
食べもののお話だけではなんですので、 オーストリアのクリスマスにについてご紹介します。
カトリックの国、オーストリアのクリスマスは日本とはちょっと違うんです。
まず、サンタクロースは存在しません。
プレゼントを運んで来てくれるのは羽が生えた天使たち(Christ Kindl-イエスの子供たち)です。
は存在しませんが、代わりに12月6にSt.Nikolaus(ニコラウス)が登場します。
そしてもう一人恐るべき鬼のKRAMPUS(クランプス)がいます。写真はチョコレートです。
(クランプスはオーストリアでの呼び名。スイスではSchmutzil、ドイツではKnecht Ruprechtと言うそうです)
良い子にはニコラウスからがもらえ、悪い子にはクランプスからお仕置きをうけるのです。ニコラウスの日になると、街の広場にはニコラウスに合うために子供たちが集まり、小さな
をもらいます。
クリスマスツリーは24日にやってくるが飾りつけをし、を
の下においてくれます。
ツリーのの火が灯される共に花火がツリーの中に飾られます。部屋電気が消されて、天使の訪れを告げるを鳴らすと、子供たちは
のある部屋に走り、花火とツリー、そしてたくさんの
に感激します。この瞬間がクリスマスのクライマックス
皆でただただ静かにの花火に見とれます。屋内で花火なんてびっくりですよね。
でもその美しさにはうっとりします。
クリスマスの4週間前から始まる待降節からこちらではクッキーを用意します。
この時期にお菓子のスーパーでお菓子の材料を買うお母さん達の話は昨年もしましたね。
一番有名なのは昨年も紹介したバニレキプフェル(アーモンドの粉とバターたっぷりの三日月形)とレープクーヘン(ライ麦に蜂蜜、ハーブを入れたやわらかいクッキー)です。
待降節の日曜日ごとに家族で集まり、に火を灯し、クッキーとプーン酒やグリューワインでわいわいとクリスマスを待つ時間を楽しみます。
通常はこちらではこの時期になると雪が積もり、ホワイトクリスマスになります。でも最近は暖冬で、雪がなくてちょっと寂しいです。。。
田舎の方では、大抵家の前に大きなもみの木が植えられてあり、待降節1回目の日曜日から点灯されます。
外は雪明かりと天然のクリスマスツリーの明かりでなんともロマンチックな雰囲気なんですよ。
これが厳かで暖かな家族で過すオーストリアのクリスマス。
日本で聞いていたクリスマスとは違いますね。
ベッドの側に置いておくもないし、煙突からやってくるもいません。もないんです(ちょっと残念
)
ジングルベルよりも清しこの夜
がしっくりあうクリスマスなんですね。
さて、このクリスマスが終わるといよいよシルベスター(大晦日)
大掃除やお節の準備に追われる日本の大晦日とは全く違ったオーストリアの大晦日の様子もご紹介します。
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投稿: pinko -2007年12月12日 (水) 02時48分
■ランゴス食べたい!
美味しそうなものがたくさんですね!ランゴス!私も食べたいです!! -
投稿: his-vienna -2007年12月12日 (水) 08時49分
■マーケットは食べ歩きです
PINKO様コメントありがとうございます。あれこれ食べ歩くのがマーケットの楽しみの一つですが、今年私がはまっているのがこのランゴス。会社帰りにプーン酒を一杯飲みながらつまむと、明日も頑張ろうかなという気になります。マーケットというよりは居酒屋感覚に近いかも・・・ -
投稿: a -2007年12月20日 (木) 11時11分
■無題
昨日まで、1人旅をしてきました。ウィーンはとても素敵な町でした。記事を読んで、又行きたくなりました。お酒は、甘くて、アルコールが効いてておいしいですよね^0^私は、オレンジ味のを飲みました。あと、ソーセージがおいしかったので、また食べたいです。 -
投稿: his-vienna -2007年12月20日 (木) 11時58分
■寒い時も暖かい時も
a様コメントありがとうございます。ウィーンにいらっしゃっていたのですね!ここのところマイナスの気温が続いていますが、風邪はひきませんでしたか?暖かいホットワインはこんな寒い日に最適です。オレンジ味も美味しいですよね。最近は本当にいろいろな味が楽しめますが、この前リ○ビタンDにそっくりな味のエネルギー飲料Red Bullのプーン酒を見つけました。今度試して見たいと思います。クリスマスマーケットは残すところ5日間。ぜひ来年も遊びに来てくださいね。もちろん緑の美しい暖かい季節のウィーンも素敵ですのでぜひ!