ミンガラバー
今日からミャンマーで高校試験が全国一斉に行われます。一日一科目で計六科目、一科目3時間がかかります。国語、英語、数学、物理、化学、生物の六科目になります。国語以外は全部英語で行われます。
ミャンマーでは、大学の入学試験というのがなくて、どちらの大学に入学できるのかは、この高校試験の成績で決められます。ということで、受験生たちは自分の人生の第一転換点であるこの試験をとても重視します。親たちが自分の子供を試験が行われる学校まで送りして、終わるまでに学校の前でずっと待つのが、これからの一週間の間毎日の風景になると思います。受験期間、学校の周辺が本当に静かで、緊張な雰囲気が前を通り過ぎるだけで良く感じられます。
そこで、自分が受験した時のことを思い出しました。もう9年経っていたことに気付き、ちょっとショックでした
その時は、家で王様みたいな存在でした。部屋に引き込んでデスクに座っていれば、誰にも邪魔されなかったり、昼寝も昨夜遅くまで勉強したからと言って正々堂々していたり、普段家事のお手伝いなどの役割も兄弟にやらせてもらったり、食べたいものがあれば何処のお店でもお父さんが買いに行ってくれたり、好きな料理はともかく、いつも早寝するお母さんは毎日夜食まで作ってくれたりしたものです(受験生に限っての幸せです)。その時の家族みんなの支えがあったからこそ、今の自分があったと心の底から思っています。感謝します。
ミャンマーの教育制度は小5年(グレード1~5)・中4年(グレード6~9)・高2年(グレード10~11)になります。5歳小学校入学で、16歳に高校を卒業します。17歳に大学入学で、大学によって4年間・5年間・6年間通うことになります。4年間の大学の場合、20歳に卒業し、社会人になります。こちら不合格がなかった場合の話になりますが。。。
ちなみに、外国語大学は2014年までは3年間の学業だったので、2014年までの卒業生は19歳で社会人になりました。
最後に、受験生の皆様、良い成績を咲かせますように祈ります。