タイカルチャー
2008.11.24
こんにちは。
相変わらず曇り空のプーケットです。
ワタシにしてみれば、日焼けしない、程々のお天気ですが、海に行くのであれば、もう一歩晴れて欲しいところです。
さて、今日はプーケットの主要産業『ゴムの木』について
ご紹介します。
突然ですが
プーケットに訪れたことのある方、空港からホテルまでの車窓で、
『何でこんなに木が綺麗に並んでいるの????』と疑問にもたれた方も多いのでは?
実はこれ、ゴムの木です。
ゴムはプーケットの主要な産業のひとつなのです。
一般的にゴムの木は、樹齢が5~6年歳頃になると、ゴムの樹液ラテックスの収集が出来るようになるといわれています。樹液の採取は早朝のまだ涼しい時間、大体5:00頃から始まります。
採取の仕方は、専用のナイフで木の生長を妨げないように、約45度の角度でV字型または、斜線に幹に切り込みを入れます。
幹からはゴムの原料となる白い樹液が流れ出て、時間を掛けて幹に取り付けてある容器に溜まっていきます。
樹液は日が昇って暑くなると、固まってしまうので、涼しい時間の方が、樹液が沢山取れるそうです。最盛期のゴムの木からは1年間でおよそ約3キロ~3.5キロの樹液が取れるとのこと。
この樹液ラテックスに酢酸を加え凝固させます。
固まった樹液はプニプニとしたマシュマロのような感じ。
これをローラーに掛けて、水で洗浄しながら、バスマット大のシート状に仕上げ、出来たら日乾させます。
いっぱい出来上がったら出荷です。
ゴムの木の寿命は35年~40年程で、樹液がでなくなったゴムの木は家具などに加工され生まれ変わります。
これからプーケットにお越しの方は、是非車窓からゴムの木を探してみて下さいね。