当たり前だけれど、オーストラリアのクリスマスは 夏真っ盛り(時として気温40度の年もあり)。
北半球の伝統どおり、食事はローストターキーやローストチキン、クリスマスプティング(クリスマスケーキでないところに注意)も、家庭によってはあるのですが、なんたって暑いので、近頃は シーフード(ロブスターや、生牡蠣、ゆでた海老などのシーフードの盛り合わせ)で祝う家庭も多くなってきたとか。
ただし、「真夏のシーフードである」 家やましてや屋外のバーベーキューでは、食中毒に注意が必要。シーフードでなくても、屋外のバーベーキューでの肉で食中毒になったという話も聞くから、この時期食べ物の管理は重々に注意するべきである。
我が家でも去年はシーフードを用意した。24日のイブの早朝6時起きで近所のシーフード大型店に行くと、既に100人近い
お客さんでごった返して、店内に入れない。「特別にイブの朝は午前5時から開店と聞いていたがまさかこれほどの人込みとは」と面食らってしまった。でも、一時間ほどで買い物は無事終了。
その日の午後のニュースで、その店は1日だけで1億円達成と記録的な売り上げがでた事で話題となった。シーフードの水揚げ量が多いシドニーの魚市場などでも同じような現象が見られた様子。この時期、クリスマス商戦でシーフードは値段が高くなっているが、一年のうちで一番馬鹿売れするようである。
今年は、我が家はコールドミート(各種ハムやサラミなど)とサラダなど、比較的軽いものを用意するつもりである。我が家のクリスマスプティングは 義理の母が手作りしてくれる。駆け引きなしで、目茶ウマのプティングを電子レンジでちょっと温め、アイスクリームをカスタードクリームと、ホイップクリームまでつけたものが恒例となっています。
日本のように市販のクリスマスケーキというものがなく、既成のものでも フルーツケーキで蒸し温め、カスタードで食べるものが
本来のこの時期のケーキのようです。
クリスマスの当日、一番メインの食事は 家族&親戚が集まっての昼食(クリスマスディナーと呼ぶ)で、夜はむしろ、友達宅など
での二次会的なパーティーが一般的である。
ホテルやレストランを事前予約してのクリスマス特別ディナーも昼食の事が多い。レストランによっては 昼食と夕食の2部設定で 回転よく商売しているところもある。
こうしたオージー式クリスマスでもし招かれた場合、手土産として持って行って喜ばれるものは、ワインやクッキー、チョコレートでしょう。子供がいなくても、これら甘い菓子類は大人にもうけるから無難と言える。これらも、24日までに用意しておかないと、25日当日はほとんどの店が閉まっているので入手困難である。暑いのでアイスクリームなんて考えると、招かれた家の冷凍庫にスペースなく大慌てする羽目になり兼ねない。
あと、クリスマス当日の朝からタクシーやリムジンはつかまらないほど忙しい。昼食に間に合うように民族大移動が始まるからだ。
この日は、多くの人が アルコールを飲むつもりなので タクシーなどが午前中、超忙しく空車がつかまらないことになる。
招かれたお家まで車が必要であれば、事前にリムジンを予約しておくか、もしくは自家用車で一緒に行く人に便乗させてもらう方が絶対無難である。招いた方もこの時期の事情を把握しているので、「来る足がないのであれば、一緒にくる別の友達にあなたも一緒に連れてくるようにアレンジする」と提案してくれる場合も多く、お言葉に甘えた方が良いケースである。
タクシーやリムジン等予約していてもあてにならないし、第一コストがかかるので、こういう情況把握はオージーは至って合理的でフレンドリーであるので、面識ない友達同士でも送迎などアレンジする傾向が強い。
と、なんだかとりとめがなくなってきてしまたので (;^_^A...このへんで。
HITOMI