ゴールドコースト観光ブログ

890件もの登録がある世界遺産の中、現在25ヵ所しかない自然と文化の両面から保護されている複合遺産として、1985年に登録されたカカドゥ国立公園。

ノーザンテリトリー・ダーウィンの南東153kmに位置するこの国立公園は、四国がすっぽり収まってしまう、2万km2という広大な面積を持っていいます。

北端のバン・ディメン湾にはマングローブが生い茂る熱帯雨林、雨季には湖となる北部の大湿原、乾いたサバンナ森林地帯、そして南下するにしたがって深く荒々しい砂岩質の渓谷が見られます。

この変化に富んだ環境は多くの生物の楽園でもあり、約1,500種の植物、約280種の鳥類、約120種の爬虫類、約50種の哺乳類、約30種の両生類、約80 種の淡水魚、約1万種の昆虫などが生息しているのです。

カカドゥのもうひとつの魅力は、オーストラリア先住民のアボリジニの文化です。5万年前からこの地に住んでいたと言われ、「カカドゥ」の名前も「ガグジュ」と呼ばれるアボリジニの方言の一つで、現在も公園の大部分はアボリジニの保有地として認められています。

公園内には1,000以上もの壁画が発見されており、特に居住跡が残る大岩「ノーランジーロック」の岩壁には、2万年前から今世紀に掛けて描き続けられたレントゲン画法と呼ばれるこの地方独特な壁画が見られます。

ダーウィンから南へ300km、車で約4時間で二トミルック国立公園にたどり着きます。

アボリジニの言葉で「セミのいる場所」の意味を持つ「二トミルック」は29万haの広さに、全長50kmに及ぶキャサリン渓谷があります。

砂岩質の大地をキャサリン川が何億年もかけて浸食し、13もの渓谷を作り出したと言われています。場所によって異なる水深により、水の色がさまざまに変化し、太陽の反射によって色が変わる断崖とのコントラストはまさに神秘的。

日の出から日没まで運行されているクルーズコースのなかで1番のおすすめは、静まり返った谷に一筋の朝日が差し込む様子を、朝食を取りながらゆったりと楽しめるブレックファスト・クルーズ。

ノーザンテリトリー全人口の約半分、11,000人が住む州都・ダーウィン。

地理的にオーストラリアのどの都市よりもアジアに近く、17世紀からアジアの商人たちが帆船でこの地を訪れており、アジアとのつながりが強く、中国、インドネシア、マレーシアなどのアジア系移民を中心に50カ国以上の人が生活する多文化的な都市です。

熱帯地域にあるため、リラックスしたアウトドア中心のライフスタイルは多くの人を魅了しています。

5月～10月の毎週火曜日に開催される「ミンディル・ビーチ・サンセット・マーケット」は、住民だけでなく観光客にも人気が高く、夕暮れとともにビーチにはマットとドリンクを持った人々が現れ、沈む夕日と流れる星を眺めながら、インドネシアやタイの屋台料理を楽しんでいます。

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★H.I.S.おすすめスポット★
壮大な自然のドラマに出会える「イエローウォーター」

280種、250万羽もの野鳥が訪れるバードサンクチュアリー「イエローウォーター」。

ジャビルから南へ約50ｋｍにあるクーインダに発着するクルーズボートで大湿原を訪れます。

川を縁取るように生い茂るペーパーバークの木々の間を、まるで迷路に迷い込んだように静かに水路を進むと、ここに生息する鳥の生態系の頂点に立つシラハラ・ウミワシが辺りを見渡す悠然な姿や、訪れる野鳥250万羽のうち200万羽を占めるカササギガン（マグパイグース）など多くの水鳥、渡り鳥が見られます。

また、楽しめるのは野鳥だけではなく、一面に咲く蓮の花や、太古の生物を思わせる大型で凶暴なイリエワニなど、壮大な自然を間近に体験できます。

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●カカドゥ国立公園について

◆所在地：ノーザン・テリトリー準州北部

◆天候：乾季（4月～10月）が観光のベストシーズン。　雨季は閉鎖される場所もあるので注意。

◆行き方：主要都市からダーウィンまで定期便が運行されている。ブリスベンからは約4時間、ケアンズからは2時間半。ダーウィンからカカドゥ国立公園観光の拠点となるジャビルの町までは約250km

●カカドゥ国立公園のツアー

ダーウィン発　カカドゥ・キャンピング・サファリ

$415～（大人お1人様）　※国立公園入園料別途

※2010年7月現在の料金です。ツアーの詳細は、下記のH.I.S.支店までお問合わせ下さい。

オレオ

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