こんにちは!
本日は、西オーストラリア州(WA州)産の
カナーボン (Carnarvon) 産バナナ
をご紹介しま~す。
カナーボンはパース北900kmにあり、
ガスコイン川(Gascoyne River)の河口に広がる町
バナナのプランテーションへもカナーボンの町の中心部からアクセス簡単
冬季でも、ある程度暖かいサブトロピカル気候、
ガスコイン川上流から運ばれた肥沃な土壌のおかげで
多くのフルーツ&野菜の産地と知られていま~す。
そうそう、ワーキングホリデーさん達の稼ぎ場でもありますね。
農産物の中でも有名なのがバナナ
カナーボンは、オーストラリアで初めて、1800年中頃に
バナナを栽培し始めた歴史ある産地だそうですが、
クイーンズランド州北部の産地(オーストラリアの90%以上!!がここ産)に
おされて、おされて。。。
現在ではWA州内のみで販売、
パース市場の10-20%のみなのだそうです。。。
australianbananas.com.au
その理由はと云うと、多くのオージーは、
大きくて、艶々していて、綺麗に黄色い、そしてお得な
クイーンズランド州北部産バナナに夢中だからそうで。。。
一方、カナーボン産バナナは
小さく、皮が薄く繊細で、気候の影響で生産性もいまいちで
生産者泣かせなのです(涙)
左がカナーボン産バナナ
それでも、頑張っている理由は、
このバナナ、「断然クリーミーで、甘くて美味し~い」そうで
そんなバナナをいつまでもみんなに食べ続けてほしいとの願いからなんですね。
では、その頑張っている様子をいくつか紹介しま~す。
繊細なバナナを守ろう
なるべくバナナに触れないように、
なるべく食べる人のタイミングに合わせて熟すようにと考慮して
袋入りで販売していま~す。
ちょっと環境に悪いですが、
この袋は重要な役割を果たしているので、大目に見て下さいね(笑)
厳しい自然環境と戦う
カナーボンの夏はとても暑く冬は海から冷たい風が吹きます。
なので、バナナの成長には時間が掛かる上、小さなバナナの収穫(涙)
バナナをかなり密集して栽培することで温度調節をはかり、
さらに、害虫を食べてくれる虫を放って
殺虫剤なしでの栽培にも成功しているそうです。
私も実際にプランテーションを見た時は、
「なんでこんなにギュギュなの?」
と感じたわけで、理由を知って納得
食べ物を大切にする
皮が薄く繊細過ぎて、黒くキズつきやすいので
破棄率がかなり高かったのですが(なんと60%!!)
それは昔のはな~し♪
見た目が悪くたって、この甘さは無敵なわけで、
スムーシー、ジェラート、バナナケーキなどの材料に使用するようになり、
今では破棄率5%以下!! (拍手)
まだまだ、他にもたくさんの生産者の努力がありますよ~
頑張ってますね!
正直、私はバナナファンではないのですが、
このバナナは小さく、甘く、食べやすいので大好きです
子供が小さかった頃は、食べきりサイズだし、剥きやすいので
学校へモーニングティー用として持たせました(懐かし~い)
カナーボン産バナナはWA州でのみ販売しているので
パースへお越しの際は是非食してみて下さいね!
パースへのお越しをお待ちしていま~す。
注)写真、記事内容は過去のものとなります。