2024.05.27

シェムリアップから約2時間。
アンコール王朝発祥の地にあるプノンクーレン。
現在でもクメール人の信仰の場として、多くの人々が参拝している。

コロナ禍の時、プノンクーレンの露天で江戸時代の古銭が売っているという情報が流れた。
一圓が一枚10ドルで買えたとのこと。
今も残っているか、確かめにプノンクーレンに行ってきた。

山頂にあるプレアントム寺院。
寺院につながる参道にはたくさんの露店が並ぶ。
土産物や薬草は見当たるが、古銭は見当たらない。

川底にリンガの彫刻があるリンガムイポアン。
この遺跡の手前にある萬屋で、古銭が売られていたという情報をつかんだ。

以前は沢山あった萬屋も現在は一軒のみ。
古銭は見当たらなかった。

江戸時代にはカンボジアにも日本人町があったと聞く。
アンコールワットに日本人の落書きも残っている。

江戸時代の古銭は誰が持ってきたのか?
当時、プノンクーレンまで参拝に訪れた日本人がいたのだろうか。

リンガムイポアンの川底に古銭がないか目を凝らす。
太古の浪漫に想いを馳せながら。

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