トロント在住カメラマン・MAKOTOさんのイエローナイフ・オーロラレポート、本日は第4回目です。
ご本人は一昨日の夜トロントにご帰着され、昨日早速お会いしました
感動のオーロラ体験だったと教えて下さいました。楽しい旅のお手伝いができて私たちも嬉しいです。
さて、今回は、現地で参加したツアーレポート。冬ならではのアクティビティ、どんな感じだったのでしょうか。
*****
オーロラ現地レポートも第四回となりました。撮影は無事終わり、「オーロラビレッジ(以下ビレッジ)」滞在中4日のうち3日間オーロラをこの目で見ることができたのは感激でした。まもなくイエローナイフ空港からトロントに向けて出発しますが、現地を離れる前にイエローナイフの市内観光とビレッジで体験した犬ぞりについて書いてみたいと思います。

(イエローナイフの中心街)
オーロラ鑑賞は毎晩午後9時~夜中の1時まで、このスケジュールが滞在期間中繰り返されます。出現時間にもよりますが、オーロラを待って夜中の1時を越えて延長(別料金)するとホテルに帰る時間が夜中の3時を越えます。それでも朝をゆっくり起きれば、スケジュールがない昼間はのんびり街歩きをしたり、昼/夜兼用の早めのディナーをレストランでゆっくりとる時間はたっぷりあります。
ツアーやアクティビティーはこうした生活リズムに合うように、お昼頃から4時までの時間帯に行われます。私は数ある中から「犬ぞり体験」と「イエローナイフ市内観光」の二つを選び、市内観光は到着翌日、犬ぞりは翌々日に事前予約を入れておきました。

(イエローナイフ観光:グレートスレーブ湖の「アイス・ロード」)
いまさら市内観光? と思われる方も多いかと思いますが、イエローナイフについては「オーロラで有名な街」としか知らない私、せっかくなので街の歴史やこの地域の文化についても知ることで、もっとオーロラを楽しめるのではないか、そのように考えました。
ツアーはホテルに迎えに来たバスに乗り込み、出発してから約3時間、ガイドさんと一緒にグレートスレーブ湖の「アイスロード」、オールド・タウン、お土産屋さん、州議事堂、博物館を訪れるコースでした。

(イエローナイフ観光:オールドタウンで見つけた、昔ながらの質素な小屋)
前日に買い物がてら街を歩いていたのでダウンタウン風景はわかっていたのですが、あらためて説明を受けると街の全体像がわかり、しかも歴史的なことも含めてイエローナイフを理解できるのが良かったです。

(イエローナイフ観光:ノースウエスト準州議事堂)
トロントから数千キロを数時間で移動しオーロラを鑑賞をする、そんな現代のライフスタイルと比べれば、太古の昔ここに暮らしていた人々の暮らしは比較にならないほど物質的に質素な暮らしをしていたことは間違いありません。狩猟の間にティーピーを建て、闇に輝く神秘的なオーロラを仰ぎ見ながら妖しくたなびくその光の帯に明日をも知れない猟の成功を祈ったのかもしれない、などと珍しくロマンチックなことを思うと、実はこちらの方が現代よりも何倍も豊かな暮らしだったのではないかと思ってしまうから不思議です。

(博物館:本物そっくりの狐の剥製)
その一方で、イエローナイフは金やダイアモンドといった鉱物資源に恵まれており、街の歴史は資本主義と常に向かい合いながら伝統文化を守ってきた歴史であるということも初めて知りました。

(博物館:イエローナイフの歴史展示)
ツアー参加者はビレッジのティーピーで暖を取り、ダイニングルームで提供されるビレッジのスタッフさんの手作りの昔ながらのスープやパンを食べるわけですが、そんな計らいを受けていると、ふと時間が少しだけ昔に戻ったような感慨深いものを感じます。ツアーは「代金を払った分のサービスを受ける」ことで成り立っていることを分かったうえで、「そうした関係以外の何か」に触れ、その土地の考え方や文化に敬意を払うのも「旅のたしなみ」と感じるのは私だけではない、と思いたいものです。

(昔ながらのスープが温かくて美味しい)
さて、市内観光で街の歴史を学んだ翌日は「Fun time!」、待ちに待った犬ぞり体験。実は今回のオーロラ撮影で、オーロラと同じくらいに楽しみにしていたのが、この犬ぞりでした。これはビレッジ内で行われるアクティビティーで、毎日通うティーピー(昔ながらの三角テントのこと)のある場所から湖を隔てた反対側の森で行われます。
いつものようにホテルの前から送迎バスでビレッジに向かいますが、昼間なので周りの景色を見ながら30分の道のり、ここが本当に「人里離れた森の奥」にあるのが良くわかります。バスを降りいつものティーピーのあたりに集合すると、ガイドさんからまず「滑り台」の滑り方説明を受けます。順番を待っている間のアトラクションですね。私は高い所が苦手なので見るだけでしたが、なかなか楽しそうでした。

(アクティビティー:滑り台)
滑り台を降りきった所にはたき火が起こしてあり、カナダでキャンプといえば定番の「マシュマロ焼き」も体験できます。当日はとても寒かったので、暖をとるいい機会でした。

(アクティビティー:マシュマロ焼き)
一通り遊び終わると順番がやってきます。遠くに見える柵で囲われた犬舎には、二種類のハスキー犬(シベリアン・ハスキーとアラスカン・ハスキー)がわんわん吠えて、出番を待っています。

(アクティビティー:犬ぞり体験に向かう参加者)
何しろ初めての経験、ドキドキしながら待っていると「こちらへどうぞ」と布地で囲われたそりの中に身を沈めます。後ろには操縦するスタッフ、前には都合10頭のハスキー犬がロープにつながれてそりを引く準備ができています。

(アクティビティー:森の中を駆け抜ける犬ぞり)
そりに乗り込み記念撮影が終わるといよいよ出発! 全行程は約20分くらあったでしょうか、森の中を駆け抜ける犬ぞりは爽快、乗り心地はワイルドで、非常に楽しかった!

(アクティビティー:迫力の犬ぞり体験ゴール前の一こま)
下記のムービーは、乗っている時にiPhoneで撮ったものですが参考までにご覧ください。左端手前のハスキー犬がこっちをチラチラ見る様子にご注目!
犬ぞり体験ムービー
ビレッジは日中といえども場合によってはかなり寒くなりますので、防寒対策は十分に!
ご本人は一昨日の夜トロントにご帰着され、昨日早速お会いしました

感動のオーロラ体験だったと教えて下さいました。楽しい旅のお手伝いができて私たちも嬉しいです。
さて、今回は、現地で参加したツアーレポート。冬ならではのアクティビティ、どんな感じだったのでしょうか。
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オーロラ現地レポートも第四回となりました。撮影は無事終わり、「オーロラビレッジ(以下ビレッジ)」滞在中4日のうち3日間オーロラをこの目で見ることができたのは感激でした。まもなくイエローナイフ空港からトロントに向けて出発しますが、現地を離れる前にイエローナイフの市内観光とビレッジで体験した犬ぞりについて書いてみたいと思います。

(イエローナイフの中心街)
オーロラ鑑賞は毎晩午後9時~夜中の1時まで、このスケジュールが滞在期間中繰り返されます。出現時間にもよりますが、オーロラを待って夜中の1時を越えて延長(別料金)するとホテルに帰る時間が夜中の3時を越えます。それでも朝をゆっくり起きれば、スケジュールがない昼間はのんびり街歩きをしたり、昼/夜兼用の早めのディナーをレストランでゆっくりとる時間はたっぷりあります。
ツアーやアクティビティーはこうした生活リズムに合うように、お昼頃から4時までの時間帯に行われます。私は数ある中から「犬ぞり体験」と「イエローナイフ市内観光」の二つを選び、市内観光は到着翌日、犬ぞりは翌々日に事前予約を入れておきました。

(イエローナイフ観光:グレートスレーブ湖の「アイス・ロード」)
いまさら市内観光? と思われる方も多いかと思いますが、イエローナイフについては「オーロラで有名な街」としか知らない私、せっかくなので街の歴史やこの地域の文化についても知ることで、もっとオーロラを楽しめるのではないか、そのように考えました。
ツアーはホテルに迎えに来たバスに乗り込み、出発してから約3時間、ガイドさんと一緒にグレートスレーブ湖の「アイスロード」、オールド・タウン、お土産屋さん、州議事堂、博物館を訪れるコースでした。

(イエローナイフ観光:オールドタウンで見つけた、昔ながらの質素な小屋)
前日に買い物がてら街を歩いていたのでダウンタウン風景はわかっていたのですが、あらためて説明を受けると街の全体像がわかり、しかも歴史的なことも含めてイエローナイフを理解できるのが良かったです。

(イエローナイフ観光:ノースウエスト準州議事堂)
トロントから数千キロを数時間で移動しオーロラを鑑賞をする、そんな現代のライフスタイルと比べれば、太古の昔ここに暮らしていた人々の暮らしは比較にならないほど物質的に質素な暮らしをしていたことは間違いありません。狩猟の間にティーピーを建て、闇に輝く神秘的なオーロラを仰ぎ見ながら妖しくたなびくその光の帯に明日をも知れない猟の成功を祈ったのかもしれない、などと珍しくロマンチックなことを思うと、実はこちらの方が現代よりも何倍も豊かな暮らしだったのではないかと思ってしまうから不思議です。

(博物館:本物そっくりの狐の剥製)
その一方で、イエローナイフは金やダイアモンドといった鉱物資源に恵まれており、街の歴史は資本主義と常に向かい合いながら伝統文化を守ってきた歴史であるということも初めて知りました。

(博物館:イエローナイフの歴史展示)
ツアー参加者はビレッジのティーピーで暖を取り、ダイニングルームで提供されるビレッジのスタッフさんの手作りの昔ながらのスープやパンを食べるわけですが、そんな計らいを受けていると、ふと時間が少しだけ昔に戻ったような感慨深いものを感じます。ツアーは「代金を払った分のサービスを受ける」ことで成り立っていることを分かったうえで、「そうした関係以外の何か」に触れ、その土地の考え方や文化に敬意を払うのも「旅のたしなみ」と感じるのは私だけではない、と思いたいものです。

(昔ながらのスープが温かくて美味しい)
さて、市内観光で街の歴史を学んだ翌日は「Fun time!」、待ちに待った犬ぞり体験。実は今回のオーロラ撮影で、オーロラと同じくらいに楽しみにしていたのが、この犬ぞりでした。これはビレッジ内で行われるアクティビティーで、毎日通うティーピー(昔ながらの三角テントのこと)のある場所から湖を隔てた反対側の森で行われます。
いつものようにホテルの前から送迎バスでビレッジに向かいますが、昼間なので周りの景色を見ながら30分の道のり、ここが本当に「人里離れた森の奥」にあるのが良くわかります。バスを降りいつものティーピーのあたりに集合すると、ガイドさんからまず「滑り台」の滑り方説明を受けます。順番を待っている間のアトラクションですね。私は高い所が苦手なので見るだけでしたが、なかなか楽しそうでした。

(アクティビティー:滑り台)
滑り台を降りきった所にはたき火が起こしてあり、カナダでキャンプといえば定番の「マシュマロ焼き」も体験できます。当日はとても寒かったので、暖をとるいい機会でした。

(アクティビティー:マシュマロ焼き)
一通り遊び終わると順番がやってきます。遠くに見える柵で囲われた犬舎には、二種類のハスキー犬(シベリアン・ハスキーとアラスカン・ハスキー)がわんわん吠えて、出番を待っています。

(アクティビティー:犬ぞり体験に向かう参加者)
何しろ初めての経験、ドキドキしながら待っていると「こちらへどうぞ」と布地で囲われたそりの中に身を沈めます。後ろには操縦するスタッフ、前には都合10頭のハスキー犬がロープにつながれてそりを引く準備ができています。

(アクティビティー:森の中を駆け抜ける犬ぞり)
そりに乗り込み記念撮影が終わるといよいよ出発! 全行程は約20分くらあったでしょうか、森の中を駆け抜ける犬ぞりは爽快、乗り心地はワイルドで、非常に楽しかった!

(アクティビティー:迫力の犬ぞり体験ゴール前の一こま)
下記のムービーは、乗っている時にiPhoneで撮ったものですが参考までにご覧ください。左端手前のハスキー犬がこっちをチラチラ見る様子にご注目!
犬ぞり体験ムービー
ビレッジは日中といえども場合によってはかなり寒くなりますので、防寒対策は十分に!
