その他
2009.01.29
1月29日『木』 最高気温 -11度、 最低気温 -24度『晴れ』こんばんは!
今年の旧正月は2月25日になります。
今年は牛年になります。
年により、旧正月がいつになるかは、決められます。
去年の旧正月は2月8日でした。
今年はかなり遅くなります。
ツァガーンサルというのは白い・月という意味です。
旧正月の準備のほとんどは食べ物作りです。
1頭の羊とヘビーンボーブ『油で揚げたパン』や
お客さんにあげるお土産も準備します。
また数千個のボーズ(蒸し餃子)を作って、
挨拶に来たお客さんをもてなします。
私の家族はボーズを2千個ぐらい作っています。
ボーズを作るのは大変です。
私は、学生の時は冬休みに自家に帰って、
お母さんとお姉さんと一緒にボーズを作っていました。
2千個を作るのは何日間もかかります。
今年は、大晦日の前の日に帰るから、ボーズを作りません。
妹たちが作ります。嬉しい!!
旧正月から2週間前にベビーンボーブを作ります。
ベビーンボーブを作るのは一日かかります。
昔はモンゴルの各家族が必ず 家で作っていましたが、
現在は各家族は作っていません。
揚げパンの工場がいっぱいありますから、
家庭で作らなくてもいいです。
田舎の遊牧民や年寄りの人々の家庭は
へビーンボーブを作ります。
100個ぐらいを作ります。へビーンボーブの味や形が
それぞれ家族によって違います。
大晦日の前の日に家族の皆で大掃除をします。
大晦日には朝から羊の骨付けままの腰肉を煮立てて、
またヨーグルトに米と砂糖とぶどうを入れて煮立てます。
夕方になると、テーブルの上にヘビーンボーブを奇数で積んで置いて
キャンデーや乾燥チーズなどで飾ります。
また、羊の腰肉も置いて、上にボーズや玉ねぎ等を飾って置きます。
ヨーグルトの米も置きます。
とっても美味しい!!
外で暗くなると、お母さんがスーテイツァイ『ミルクテイ』を沸かして、
ボーズ蒸して、家族のみんなでいっぱい食べます。
この日は必ずいっぱい食べます。
家で食べてから、親戚の人の家や近所の家にボーズの味をみにいきます。
元旦の朝早く起きて、新しいデール(民族衣装)や服を着て、
日が出た後特別な行事を行います。
例えば:私はウサギ年です。そしたら家を出て南の方行って、
西から戻って来ます。
歩いている際、読むお経もあります。
行く方向は年によってかわって行きます。
家族の皆で朝食を食べてから、子供たちは両親に挨拶をします。
モンゴルの習慣で夫婦はお互いに挨拶してへいけません。
また、妊娠の女の人同士がお互いに挨拶してはだめです。
挨拶したら、子供の性別が入れ替わってしまうと言われています。
挨拶というのは、年下の人が年上の人の手の下に手を入れて
ほっぺにキスをすることです。
挨拶する時、ハダグ(青い色の聖なる布)をもちながら、
キスをしてもらいます。
あるいは、ほっぺにキスしてもらってからお金(お札)を渡します。
家で挨拶が終わってから、子供たちにお母さん、
お父さんがお土産をあげます。
御菓子やお金、衣料品等をくれます。『お年玉』と同じです。
昔は、お土産に羊の煮立った足とか大事なお客さんに
頭をあげていたそうです。
お父さんの子供の頃1940,50年代の時です。
今は羊の足あげないけど、家で作った揚げパンは渡しています。
それで、親戚な年上の家へ挨拶しにいきます。
必ず年下が年上の家に挨拶しにいきます。
それは尊敬しているわけです。
私のお父さんお母さんが年寄りですから、
挨拶に来る人が本当にいっぱいです。
三日間に200人ぐらい来ます。ですから、
お土産の準備は大変です。
一番お金をかかるお祭りは旧正月です。
モンゴル人たちは 三ヶ月食べるものを
三日間で食べちゃっている とよく言われます。
でも旧正月をどのように祝ったかによって本年が判断されますので、
出来るだけ豊富の食べ物でお客さんをもてなして、
いいお土産をあげるように頑張っています。
子供たちにとっては一番楽しみに待っている祭りです。
いっぱいお土産やお金が集まるから・・
大学を卒業してからは、あまり、お金をくれなくなります。
今年は社会人としての初めての旧正月です
お金をくれないからちょっと・・・・・・・・・・(笑)
旧正月はだいたい15日間続きます。
遊牧民は親戚な人に馬で挨拶しに行きます。
また挨拶しに行った家にアルヒを飲みます。
モンゴルのお酒のことです。
それで、夕方いっぱいお土産を集めて、家に戻って来ます。
私も旧正月に自家に帰ります。
とっても楽しみにしています!!о(ж>▽<)y ☆
アザー