このブログが始まって1年2ヶ月。日頃できるだけ客観的にオーストリアをはじめとする中欧の魅力をご紹介してきました。
しかし今回は、初めに断っておきます。支店の一スタッフの主観に基づく非常に趣味に走った記事になります。
ごめんなさい でも書かせてください
さて、支店一スタッフである私は旅行の他にスポーツ観戦を趣味としています。とりわけF1とサッカー、欧州クラブサッカーを愛してやみません。そんな私の最も応援するチームがオーストリアに親善試合にやってくると聞いて居ても立ってもおられず、ウィーンを飛び出しザルツブルグまで観戦に行ってまいりました。
Red Bull Salzburg vs Arsenal FC on 25July
レッドブルは昨年、サントス選手と宮本選手が移籍したことで日本でも知られているのではないでしょうか?
オーストリア一部リーグを昨シーズンぶっちぎりで優勝 ザルツブルグを本拠地とし、スポーツ飲料のRed Bullをスポンサーとするチームということはもはやご紹介するまでもないでしょう。
このスポーツ飲料、欧米のスーパーやコンビニではおなじみなんですが、その本社がザルツブルグにあるんですね。ここがスポンサーとなってからのチームの強さは国内では際立っています。
チームオーナーは他にもアイスホッケー、ニューヨークにもう一つサッカーチーム、F1チーム、航空ショーのチームまで所有しているお金持ち (ちなみにF1業界中の個人資産ランキングではこのオーナーがトップらしいです)
やっぱりサッカーは金か、お金なのかっ
と思わないでもないのですが、有力選手を買い漁るのではなく、その豊富な資金力が選手の育成やプレーしやすいより良い設備・環境に活かされるは良いことですね。そうであることを願います。
対するアーセナルは北ロンドンを本拠地とするプレミアの名門。昨年はぱっとしませんでしたが、良い若手選手を抱える強豪です。で、私がサポーターであることを公言するチームであります。
試合はレッドブルの本拠地、ブルズアリーナで行われました。このスタジアム、正式名称(?)が来年の欧州選手権の為に名称を
「EM-Stadion Wals-Slezenheim」と変えています。駅からのバス案内も変わってますので出かけるときは要注意ですよ。
スタジアムまでの行き方
ザルツブルグ中央駅前のバスターミナル2からトローリーバス1番で約32分、EM-Stadion下車です。
しかし、試合のある日は周辺道路が混み合うので会場まで50分はかかりました。早めに出かけたほうがいいですね。バスはブルズジョップのあるÖST(東側)に着きます。
さて今回はアウェイ側、つまりアーセナル側の席を購入しました。
アウェイ側は席がなくこんな感じ。自由に座れます。柵とネットで厳重に覆われてます。
スタジアムに入る前も荷物と入念なボディチェックがありました。警察も多いし、暴れることを警戒されているのか・・・
ペットボトルや大きなかばんは持って入れません。
荷物を預かり所で預けてしまいましょう。
このスタジアムは世界でもまれな人工芝のスタジアムなのですが、この試合の為に、来年の欧州選手権のテストを兼ねて150,000ユーロ(約2千550万円)を費やし本物の芝シートが敷かれていました。座席も本来の倍以上に増設されています。この日の公式発表では31.000人のほぼ満員でした。
こちらは試合前からボルテージのあがるガナーズ(アーセナルの愛称、ここではサポーターのこと)
レプリカユニフォームに身を包み、ビール片手に応援に熱が入ります。アップが始まると応援歌を歌い、選手名のコールが始まり、ブルズ側サポータもびっくりしていました。
ブルズ側は熱心なサポーターが陣取る南ゴール裏以外は家族連れも多く和やかな雰囲気。
老若男女にフットボールが魂に刻み込まれているプレミアリーグサポーターは、試合中も選手の一挙手一投足に大げさに反応し、審判の判定にいちいちブーイングします。他から見ると異様な雰囲気なんでしょうかね?私はこのサポーターの一体感が好きで、観戦が止められないです。
試合の方はというと、詳しく語るとかなり偏ったサッカー談義になり、このブログの趣旨からそれてしまうので、ここでは割愛します。
詳しく知りたい方はそれぞれのチームのWEBサイトにあるマッチリポートを読んでくださいね。
あえて言うなら、アーセナルはチームの顔であったFWが抜けた穴はやはり大きかったと今シーズンが心配になりました。
それもこれも、Red Bull 1-0 Arsenal でアーセナルが負けたからです
サントス選手、宮本選手、世界のブルズファンの皆様ごめんなさい
試合前まではアーセナルの圧勝だと思ってました。
多少メンバーを落としてきたとはいえ(ファブレガスは出場もせず)、まさか1点もとれずに負けるとはー
かなり傷心の私を含むガナーズサポーター達でしたが、試合後に選手がアウェイシート前まで挨拶に来たときは暖かい拍手を惜しみなく注いでいました。
この雰囲気が良いのですよね。先にも書きましたが、スポーツ観戦のよいところは臨場感と一体感。
生での観戦に勝るものはありません。
まだ生で見たことのない人は、国内でもぜひぜひ一度スタジアムまで足を運んでくださいね。
サッカー観戦といえば、アジア杯は残念でしたね・・・
ニュースでしか試合を知ることができませんでしたが、準決勝までは連覇できるかなと思ってました。
うーん、そんなに甘くはないということですね。今後の日本代表に期待です。
その日本代表が9月にオーストリアに遠征にやってきますね。
もちろんHISでは観戦ツアーをご用意しています。詳しくはこちらへ
選手にとっても遠い異国で耳にするサポーターの応援が勝利への原動力になるのでは?と思います。いや思いたいです。ぜひオーストリアまで応援に来てください
最後の1枚はプレー中の宮本選手(17番)です。と思ったけど遠くてよく見えないですね・・・・ ブルズ側、一番右です。
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投稿: りす -2007年9月16日 (日) 13時01分
■レッドブルの試合を見に行きたいのですが。
はじめまして。10月に宮本に会いに行きたい!と思っているのですが、レッドブルの試合は、当日でもチケットが買えるのでしょうか。そもそも、女性2人で見に行っても危なくはないでしょうか。すみません、なかなかレッドブルの現地情報がわからないので、教えていただけると助かります。 -
投稿: his-vienna -2007年9月17日 (月) 07時43分
■Red Bullの応援に行ってみてください
りす様コメントありがとうございます。Red Bullは今シーズンはちょっと調子が悪いのか現在8位です。ぜひとも応援に行ってみてください!! オーストリア1部リーグの中でもRed Bullのように比較的新しいチームは応援も家族連れが多いので、女性同士でも安心して観戦していただけると思います。でも南ゴール裏(SÜD)は熱いサポーターが陣取るので、観戦には他の席の方が良いかと思います。チケットはよほどのことがない限りは当日でも購入できます。観戦した日も当日購入のサポーターをたくさん見かけました。オンラインでも販売していますが、基本的にオーストリア国内のみの郵送になります。もちろんウィーン支店でもお取り扱いしていますよ。(予約手数料がかかります)お問い合わせくださいね。 -
投稿: りす -2007年9月18日 (火) 13時39分
■無題
早速のお返事有難うございました。残念ながら最近宮本選手は出ていないようですが、10月20日の試合を見に行くことにしました。練習でも見に行ければいいかなと思っています。チケットは、当日券にしようと考えています。(せっかく教えていただいたので)そちらは寒そうですね。防寒着を持っていかなければ。。。