オーストリア・ウィーンのレストラン、ホテルなど観光情報を紹介 オーストリア観光ブログ

ようやく春らしくなってきたと思ったのに、またまた天気が安定せずに時々肌寒いウィーンです・・・

お天気が悪くても気を取り直して、せっかく日も長くなってきたので、少し足を延ばしてウィーン郊外をご紹介します。

郊外といっても小さな街であるウィーンは３０分も電車に乗ればもう森や丘陵地帯が広がります。

有名な「ウィーンの森」というのは、ウィーン市街地周辺に広がるなだらかな丘陵地の総称。大きく分けて北部と南西部に分かれます。

ベートーヴェン縁のハイリゲンシュタットやホイリゲ街・グリンツィングがあるウィーン北の森は地下鉄や路面電車を使って自分の脚で訪れることができますが、史跡や名所が点在するウィーン南の森を効率よく訪れるには半日観光バスツアーがお勧め。

そんな観光ツアーで訪れる南の森をご紹介します。

　ウィーンの森半日観光　（14：00-17：30　毎日）

　コーヒーとケーキ付きの休憩有

MY BUSツアー（Net Travel Service社）　大人55ユーロ

MYUツアー　　　（MIKI TRAVEL社）　大人58ユーロ

（冬期は09：00～の火･木･土曜日と、13：30～の毎日午後）

午後オペラ座前を出発し、にてウィーン郊外へ！

まずは車窓からリヒテンシュタイン城を遠望します。

木が生い茂っているとちょーっと見難いけど、その分ガイドさんのお話に耳を傾けましょう。

その後は各社順番と訪れる場所が若干異なるので、各々の場所を写真つきでご紹介します。

ハイリゲンクロイツ修道院 　Stift Heiligenkreuz

（MY BUSツアーは内部見学、MYUツアーは庭園のみ見学）

ハプスブルグ家以前にオーストリアを統治していたバーベンベルグ家によって1133年創立された修道院。

ハイリゲンクロイツとは日本語で聖十字の名の通り、聖遺物としてキリストの磔刑に使われたといわれている木片が残されています。

メインゲートをくぐると、列柱の回廊に囲まれた広い中庭があります。瞑想の回廊にあるモノクロのステンドグラスと、礼拝堂内の色鮮やかなステンドグラスは一見の価値ありですよ

ゼーグロッテ（地底湖） 　Seegrotte　（MYUツアーのみ）

石灰を彫っていた鉱山後に、湧き水が出てきてしまったのが始まり。

今でも水が出てくるのでポンプで吸い上げないと水でいっぱいになってしまうそう。

内部はかなり広くて、地底湖にたどり着くまでは長い道のりです。途中、昔の鉱山であった頃の展示品や、ディ○ニー映画「三銃士」のセットの名残を見ながら、最後に階段を下りてようやく湖に。

この湖の水が石灰成分が強すぎて生物が一切存在しない為、とても澄んでいてきれいです。水底までしっかり見えます。

薄暗いせいでうまく写真に取れないのが残念無念

静かで幻想的な雰囲気に浸れます。あ、でも途中の噴水の演出は雰囲気ぶち壊しだと思うけど。

内部は年間を通して約９℃。夏に行っても涼しいので上着の準備が必要です。持っていない人は入り口でも毛布が借りられます。

個人で訪れた場合は、入場はドイツ語か英語のガイド付きのグループのみ見学可なので、人が集まるまではちょっと待つことになります。

マイヤーリンク 　Mayerling

現在は修道院のこの場所は、かつてはハプスブルグ家の狩猟の館でした。

ここが有名になったのは、映画「うたかたの恋」でも描かれてるように、皇妃エリザベートの息子である皇太子ルドルフが愛人と心中をしたことから。

映画では悲恋として描かれていますが、心中自殺の原因は今も謎に包まれたまま。

ツアーの見学では修道院内とともに、エリザベートや皇太子ルドルフの愛用品が展示されたお部屋も見学できます。

併設の小さなショップで分厚い解説書を思わず買ってしまいましたよ・・・

ヘルドリッヒスミュール 　Höldrichsmühle 　

シューベルトはここで「菩提樹」を作曲したといわれています　お庭に菩提樹の木もちゃんとありました。

現在は４つ星のホテル＆レストランになっています。Myuツアーではここでコーヒーとケーキの休憩が入ります。

３つくらいの中から好きなケーキと飲みのもが選べました。

欲張りな私は同行者のケーキもしっかり味見。どのケーキも素朴な味で美味しかったなぁ

その後はヘレネンタール渓谷を車窓から眺めながら再びウィーンへ。

夕方17：30過ぎにオペラ座に戻ってきます。

ウィーンを少し離れるだけで、美しい自然と価値ある歴史的建築物、そして美味しいお菓子も楽しめるツアーは、半日を有効に使えるお勧めのツアーです。

ウィーン滞在中にぜひご参加くださいね。

お申し込みはH.I.S.各支店

またはH.I.S.ウィーン支店まで！