グルメ 2008.04.25

ヨーロッパの春の味覚といえば、ルバーブアーティチョーク

そして白アスパラ

とくにこの白アスパラ(ドイツ語でシュパーゲル Spargel)はまさに春の味覚の代表格といってもいいくらい、これからの季節はあちこちで見かけます。


白アスパラ
白アスパラというと、日本では缶詰や瓶詰めでしかお目にかかったことがなかったのですが、こちらでは生の白アスパラが店頭に並び始めると、いよいよ春だなぁと感じます。

日本でいうふきのとうみたいな感じでしょうか?


この白アスパラ。瓶詰めや缶詰のものはあのグニャっとした食感がちょっと・・・という人もいるかもしれませんが、この生のアスパラは全く違います。

まず味、食感が全然違う! 初めて食べた時はまさに目からうろこ状態coldsweats02でした。

見た目、ほろ苦い味、独特の歯ごたえ、料理する時に少し香る土の匂い。

そのどれもがを感じさせるんですよね。

オーストリア人はもちろん欧州諸国の人たちがこれをとても心待ちにしているのも納得です。

ここオーストリアでは5月~6月半ばくらいまでが旬ですが、4月に入ると早くもスーパーで並び始めますし、レストランの季節メニューもこの白アスパラの料理が登場します。

GWや5月中にウィーンに来る方はぜひぜひぜひお試しくださいね。

レストランに入ったら<SPARGEL>の文字に注目eyeですよ!




今回はそんな白アスパラの食べ方をご紹介。

一番オーソドックスな食べ方は、茹でたアスパラにオランデーズソースをかける食べ方です。


<白アスパラ> 材料2人分
白アスパラできあがり1

白アスパラ ・・・食べたいだけ

          1キロくらい?

水・・・2リットル 

塩・・・大匙1

砂糖・・・大匙1弱

(バター・・・10~20グラムを入れる人も)


1.頭の方から下に向かって折れないようにアスパラの皮を剥く。 

  繊維質が残ると食感がよくないので厚めに剥いてしまいます。

  根っこ部分も下2センチくらいを思い切って切り落とす。

2.塩と砂糖を溶かしたお湯で10~12分くらい茹でる。

  硬さはお好みですが、少し固めの状態で火を止めるのがお勧め。

  苦味が気になる人はそのままお湯の中で10分程置いておくと苦味が抜けます。

3.水分を切って、お皿によそおい温めたオランデーズソースをかけるだけ。 

  お好みでゆでたジャガイモ、野菜、ハムを添えればOK!


さて、このオランデーズソース、訳すとオランダ風ソースという名前の由来はさっぱり分かりません。

バターを使った濃くのあるマヨネーズソースといった味です。

お気に入りのソースでもあるので、こちらもいっしょにレシピを紹介。


<オランデーズソース> 1人分 分量は適当です。
オランデーズソース

卵黄・・・1個

バター・・・50グラム

レモン汁・・・小匙1~2 

(サラダクリームとして利用の場合は大匙1)

水・・・大匙1

白ワイン・・・大匙1

塩・胡椒・・・適量


1.白ワインと水、レモン汁を混ぜ、3分の2の量になるくらいまで煮詰める。

2.卵黄を湯せんにかけて、白っぽくとろみ出るまで混ぜる。

3.1と2に溶かしバターを少しずつ加え、分離しないよう混ぜあわせる。

4.再び湯せんにかけて、とろみをつけ、塩と胡椒で味を調える。


このソースを自分で作ってももちろん美味しいのですが、かなり面倒なので、普段は市販品を使います。

こちらのスーパーでは白アスパラのそばに紙パック入りソースが必ず置いてあります。


オランデーズソース市販品
このこってりした味のソースはアスパラだけではなく、白身魚にかけても、ポテトサラダ等の野菜にマヨネーズ代わりに使ったり、酸味を抑えてパスタソースにしてもGOODgood

バターを多く使っているのでカロリーが気になるという方はハーフカロリーのものも売ってますよ。


白アスパラに話を戻すと、このオランデーズソース以外にも、ハーブバターをかけたり、

茹でて胡麻和え、茹でずに天ぷらにして和食として楽しんでも美味。

最近は日本でも生の白アスパラが手に入るとか?

オーストリアの、ヨーロッパの春の味覚を試してみてくださいね。


白アスパラできあがり2

★おまけ

ハーブバターは脂肪分40%以上の動物性生クリームを買ってきて、クリーム状態を通りこしてもひたすら泡立て、ぼそぼそとしてきたところに、以前にも紹介したハーブ岩塩 を混ぜて、オリジナルのバーブバターを作るのもお勧めですよ。

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    • 投稿: his-rome -2008年4月28日 (月) 08時33分

      ■春ですね!!
      イタリアではそれこそ国境に近い北部のバッサーノ・グラッパあたりが白アスパラの名産地です。イタリア人もこの白アスパラ楽しみにしている人多いみたいですね。一方フィレンツェ周辺では野生のアスパラ狩りを楽しむ人がたくさんいます。ひょろひょろした濃い緑の苦味のある野生のアスパラもイタリア人の春の大好物なんですよ。

    • 投稿: his-vienna -2008年4月28日 (月) 16時43分

      ■ようやく春です
      コメントありがとうございます。寒かったり暖かかったり、妙な天気のオーストリアもやっと春らしくなってきました!!春になると美味しいものが増えて嬉しいですよね。白アスパラはイタリアでも採れるですね!?普段は節約重視のオーストリア人も、これは国産で、且つ、値段が高くても太くて品質の良いものを買い求めます。よっぽど楽しみにしてる人が多いのですかねぇイタリアではどうやって料理するのが多いのですよう?個人的にはオーストリアよりも美味しそうイメージです。

    

    HIS ウィーン支店

    2025.05
    loading...