ハンガリーはプスタ(ハンガリー平原)で有名な牧畜国で、
変わった種類の牛・豚がいます。
今日はそのなかから
ハンガリー灰色牛 と マンガリツア豚
をご紹介します。
どちらもオーストリア・ブルゲンラント州、
ノイジードル湖近辺でも飼育されています。
ちなみにブルゲンラントは第一次世界大戦までハンガリー領でした。
また、ご存知のようにノイジードル湖は世界遺産に指定されています。
ハンガリー灰色牛 (別名:ハンガリー草原牛)
ハンガリー平原の古い種類の家畜で、絶滅が心配され保護されています。
もともと広い平原で暮らす種なので、飼育にも広い土地が必要です。
やせ型ですが、頑丈で長生きするそうです。
大きな角もついてます。
近づくと振り向いてカメラ目線。
レストランでの晴れ姿
焼き牛パプリカソースがけ (ハンガリーっぽい)
大事に保護されている(はず)の灰色牛さん、ごちそうさまでした。
マンガリツア豚 (別名:巻き毛豚)
名前のとおりくるくる巻き毛があいくるしい豚です。
豚の中でも原種に近い種類です。
病気にも強い、優秀豚です。
脂身が多く、とても美味しいです。
そのせいでここのところ脂身の少ない種にとってかわられ、
趣味で飼う人用の豚になっていたようです。
味付けしたラードは、チャーハンに使ってよし、
そのままパン等に塗りつけて食べてよし、
冷蔵庫の王様 です。
飲ける口の方には特におすすめ! です。
(カロリー無視で・・・)
長めの毛がくるくるしているのが見えますか?
こぶたとおかあさん豚
きゃ~
(おいしそう!)
(においをお届けできないのが残念です・・・)
オーストリア風焼き豚
ここで丸焼きにされてるのは普通の豚ですけれどね。
灰色牛とマンガリツア豚、どちらもブルゲンラントやハンガリーでは、
ときどきところによりご賞味いただけます。
マンガリツア豚は、ウィーンでもときどきソーセージやラードに
姿を変えたものがみつかります。
見つけたら自分用にひとつ、おみやげ用にひとつ、いかがですか?
ブダペストの中央市場ではハンガリー灰色牛製品、
マンガリツア豚製品が手に入ります。
ジョルナイ焼瓦屋根が特徴的なブダペスト中央市場を含む旅のご相談は
こちら→H.I.S. ウィーン支店