超音速機コンコルドが就航した1976年、エールフランスはそれまでのシルバーベースから
塗装を全面的に変更しました。コンコルドは通常の旅客機のほぼ倍の高さを飛びますが、
この高度では紫外線や宇宙線の量が多くなるため、跳ね返す量の多い白ベースでないと
塗装の劣化が激しくなります。こうして採用された塗装は機体下部までが全て白で、
フランス国旗トリコロールをイメージした尾翼となりました。
2009年にロゴ書体などをマイナーチェンジしましたが、
今もこの塗装で世界中を飛び回っています。
40年前に採用され、今なお古さを感じさせないデザインは流石フランスというべきか。
写真でマイナーチェンジの違いを比べてみてください。
どちらも日本線を含む長距離用のボーイング777-300ERですが、
1枚目が当初塗装、2枚目が現行のマイナーチェンジ版です。
なお、同じくコンコルドを採用したブリティッシュエアウェイズは
コンコルドだけが白ベースとなっています。
*情報は取材当時のものです。現在は内容に変更がある可能性があります
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