今回は飛行機の「ナンバープレート」についてご紹介します。
飛行機も自動車と同じように登録記号を持っていますが、
自動車と違うのは、国際線として別の国にも飛来すること。
この時形式が違ったり重複しているとややこしいことになるので、
最低限全世界で統一している部分があります。
それが「国籍記号」。
頭の1~3文字程度でその飛行機の所属国籍を表し、
後はその国ごとのルールで決められているという状況です。
例えば日本は「JA」、アメリカは「N」、ドイツは「D」となります。
日本ではかつてこの後に桁の数字で表していましたが、
現在では「国籍記号JA+2桁又は3桁の数字+アルファベット」、
となっています。
日本航空やANAでは機材記号と通し番号、そして所属航空会社の組み合わせが多いです。
例として「JA703J」を挙げます。
これは日本航空のボーイング777-200ERです。
まず頭の「JA」が日本を表す国籍記号、そして次の「7」でボーイング777を表し、
「03」が通し番号、最後の「J」が日本航空(JAL)を表しています。
LCCや新興航空会社は機材名+導入順のアルファベットが多く、
例えばスカイマークでは「JA737N」といったような表記です。
重複する場合は先に登録していた方が優先されるため、
「JA737J」は、スカイマークのボーイング737ではなく、
日本航空のボーイング777に割り当てられています。
この場合、スカイマークはJを飛ばしてHの次はKになっています。
※Iは数字1と間違えやすいため避けられることが多いです。
アメリカでは「N723AN」(アメリカン航空のボーイング777)
のように日本と同じスタイル、
ドイツでは「G-AIMA」(ルフトハンザのエアバスA380)
のように「国籍記号+アルファベット4文字」
といったスタイルになっており、
この2パターンに日本の旧スタイル「国籍記号+4桁数字」
を加えた3パターンが主流のようです
*情報は取材当時のものです。現在は内容に変更がある可能性があります
↓ Facebookサイトもみてね! ↓