機材
2017.07.25
本日は【まりも】からいつも以上にマニアックなお話。
航空機メーカー大手、ボーイングでは、顧客を区別するため、
最初の発注の際に2桁の数字、英字を組み合わせた
「カスタマーコード」を型式名に付しており、航空会社は勿論、
各国政府やリース会社を初めとする
航空会社以外の会社など、発注する全顧客に割り当てられます。
これは、ボーイング社のみに見られるもので、エアバスなど、他メーカーにはありません。
主な顧客のカスタマーコードとして、日本航空は46、ANAは81、
タイ国際航空はD7、デルタ航空は32などとなっており、機材名の最後にこのコードを付して、
ボーイング767-346ER
ボーイング787-881
のように表記します。
このカスタマーコードは、売却、譲渡など、保有者が変わっても変わることはないため、
カスタマーコードを見ることで、その機材を最初に発注した顧客が分かるようになっています。
例えば、アジアアトランティックエアラインの
1号機(機体番号HS-AAC)はボーイング767-322ERですが、
この22はユナイテッド航空のもので、最初に発注したのがユナイテッド航空
ということが分かります。
写真はデルタ航空のボーイング747-400。
合併前のノースウエスト航空から引き継いだ機材なので、
これは「ボーイング747-451」になります。
※51が旧ノースウエスト航空のカスタマーコードです。
*情報は取材当時のものです。現在は内容に変更がある可能性があります
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