皆さん、こんにちは。スノーウィーです!
日本の豪雨のニュースはオランダでも報道されていますが、無事でお過ごしでしょうか?
こちらは寒い―…雨と曇りで最高気温20度前後(風があるので体感気温はもっと低い)の日が続き、ちょっと気がめいります。本当に今は7月なの?
さて明日はバーチャルツアーで、デンハーグのマウリッツハイスをご案内する予定です。
まだ空きがありますので、宜しければご参加ください!どうぞよろしくお願いいたします。
7/10(金) 19:30~ (日本時間) マウリッツハイス バーチャルツアー (日本語ガイド)
第1弾 国立美術館編は大好評!
画家ゴッホと行くオランダ美術巡り 第2弾!!
https://activities.his-j.com/TourLeaf/HAG0005/
マウリッツハイスの看板娘と言えば、ヨハネス・フェルメールの作品「真珠の耳飾りの少女」!!
この絵のタイトルにもなっている真珠が、実は真珠でない説をご存知でしょうか?
天然の真珠にしては大きすぎるので、一介の絵描きのフェルメールが持ってるとは考えにくいし、ましてやモデルに付けさせるのもあり得ないのでは、というのです。
な、なんだってえ絵ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!!
それは、イカリングだと思って食べたら、オニオンリングだったくらいの衝撃。
絵の中だとハイライトのみでさりげなく描かれているので違和感はありませんが、言われて見ると確かにかなり大きい。
では想定される実際の大きさがどのくらいだったのか、再現してみました!
真珠の貝から育てて…なんて悠長なことやってたら次世代になってしまうので、
とりあえず身近な物を使います。
本当は、会社の経費で真珠買って、と言って怒られたから。
用意したもの:
豆腐
米粉
ご存知ですか?豆腐と米粉を1:1で混ぜると、白玉団子が作れるんですよ。
はい、あの名画を白玉団子で再現します!終わったらそのまま食べられます。
本当は絹ごし豆腐が良いのですが、生憎用意が無いので、木綿豆腐をすりこぎで潰して使いました。
イヤリングを埋め込んでみましたが、茹でてもすぐ取れてしまいました。(当たり前だ)
結局、白玉団子がぬるぬるして金具が取れてしまい、耳にぶら下げられないので、手で合わせてみます。位置的にはこんな感じ?
ちなみにターバンはうちにある布で作りました。思いついたら材料があって、これは、「少女」になれという思し召しかと。
よし、ぶら下げるのが無理なら、菜箸で刺してみよう。
関係ないけどうちの台所の床がフェルメール風(ビニール)で気に入ってます。
↑衣装とポーズに白玉団子を合わせてみたのがこちら。↑
(首にかかる箸が隠れるようちょっと加工してます)
おお…これはっ!!
フェルメールごめんなさい、白玉団子もごめんなさい、でもすごくそれっぽい!
そして、やっぱりでかい、でかすぎる。
何でも、これは真珠でなくて、錫(スズ)か当時流行したベネチアングラスで、真珠っぽく作られた耳飾りではないかという説があります。その方がもっと安いし。
そうかーそうだよなー。
コリン・ファース、スカーレット・ヨハンソン主演の同題の映画では大きめの真珠を使ってたけど、やっぱりここまで大きくないですもんね。
フェルメールが誇張して描いた可能性もあるけど。
この映画は役者、美術全てが素晴らしくておすすめ!!オランダ語吹替があったら完璧なんですが。
あとこのモデルさんが誰か分かっていないのですが(特定の人物を描いた『肖像画』ではなく、『トロニー』という、モデルを使って画家のイメージを描いたもの)、今回自分で実際ポーズをとってみて、首と頭がめっちゃ痛くなりました。
後ろを振り向くさりげない仕草ながら、これを維持するのはタイマー3秒が限界、目がくらくらしてくる。
きっと「少女」の彼女も大変だったろうなあ…と17世紀の見返り美人に思いをはせる。
あ、白玉団子はスノーウィーが美味しく頂きますね、でっかいけど。
木綿豆腐だとやっぱりちょっとぼそぼそというかもったりして、すいとんみたいな感じなので鍋に入れてみたり、みたらしでも美味しいです。なめらかな白玉団子を作る時は、絹ごし豆腐推奨です。
あと耳に飾るならやっぱり真珠がいいなーと思いました。
偽物でもガラスでもいいけど。
再び美しい世界へ! スノーウィーでした!!