オランダからこんにちは、スノーウィーです。
前回の嘆きが天に届いたのか、ここ数日は少し暑いくらい(それでも最高気温25度以下ですが)の陽気です。
晴れてると気持ちいいね、ハッピー!
おかげで、街を歩くみんなの表情も明るい気がします。
オランダはやっと文化的なイベントも出来るようになり(参加にはコロナパスポート=ワクチン接種証または72時間以内の陰性証明書が必要)、週末はオランダF1が開催されたり、舞台芸術のプレビュー、UIT festivalがありました。
UIT festivalは通常はテントがたくさん立ってそれぞれの催し物がアピールしたりして誰でもぶらっと見て回れるのですが、コロナ禍の去年は中止、今年は舞台のみで、時間枠ごとの予約で参加する制度。
なので逆にゆっくり見れます。なんかこういうお祭りできるのって本当に平和だよなー
人形劇も無料だぜ、イェイ!(ただし事前予約制)
英国生まれのペッパピッグちゃん、オランダでも子供に大人気です。
本公演の宣伝で話をなぞりながら、歌とダンスも交え、参加者の子供たちはとても楽しそうでした。
街中ではマーケットもやってるし、街には人が沢山溢れてほぼコロナ前の様子に戻ってるくらい賑やか!
俺はワクチン打ったぜ、イェイイェイ!と自由を謳歌する人々。(私も)
↑ こちらはフレンチマーケットのお肉屋さん。焼きたてのソーセージが、皮がぷりぷりだし、お肉はジューシーだし、とっても美味しかった!!
新しく出来た劇場のお披露目会にも参加しました。
ハーグが誇る現代バレエのカンパニー ネザーランドダンスシアター(NDT), レジデンスオーケストラの本拠地 Lucent Dans Theater は、建て替えられ
新名称:Amare Den Haag の誕生です。
中は地上階を含め5階に分かれ、スタジオやダンス用ステージ、コンサート用ステージ、リハーサル室などがあって、凄く広い!
↑ こちらはハーグ王立音楽院のコンサートなどで主に使われるだろうアンサンブルホール。シンプルで小さいながら、日光を取り入れる天井が素敵。
近いうちにまたパフォーマンスを見に訪れたいです!
芸術の秋、今年はいろんなことを楽しめると期待してます。
by スノーウィー
平均気温19度のオランダからこんにちは、スノーウィーです。
7月終わるんだけど?夏はどこ行ったの??寒い!!!
コロナウィルスとデルタ株の感染拡大に伴い、オランダはEU内で唯一のダークレッド国(超危険レベル)となってしまいました。
2週間前に比べると3分の1まで減ったのでだいぶワクチン接種の効果が浸透してきたな、とは思うのですが、それでも一日3000-4000人の新規感染者が出ている状況。
何が困るってね、他のEU諸国間では旅行の移動が簡単になってるのに、オランダからだと規制が強化されてしまったのですよ。ぴえん。
国内、もう、飽きた…と欠乏症激しい今日この頃です。
しかししばらくはオランダで暇をつぶすしかないので、心の癒しは美術館です。
ミュージアムカード(年間60€/大人)を使って、オランダ自慢の美術館・博物館行くぞー。
ところでこれもコロナ禍で何度も美術館・博物館が閉鎖になった分、使用期間が延びてるのですが、もうどこまで延びてるのか把握してません。多分半年以上+おまけ分くらい?
この度紹介するのはこちらです。
★ 音とイメージの博物館 Beeld en Geluid (Den Haag)★
前はここは、コミュニケーション博物館だったのですが、名前が変わってました。
上の写真だと、政府の会見ごっこもできるみたい。コロナ禍で毎月見てたので逆にもう見なくてもいいくらいですけどね。
↑1930年にオランダで作られた郵便物を仕分けるマシン。
中の展示は変わってませんでした。かつての郵便局や電信の歴史をはじめ、情報伝達やマスメディアについての展示が楽しめます。
↓入口のカフェスペースもおしゃれ。
今回訪れたのはここが「世界報道写真展2021 World Press Photo Exhibition 2021」のハーグ会場で、この展示が見られるからでした。いつもは混雑しているアムステルダムのダム広場にある新教会で見ていたのですが、ここは空いてて落ち着いてじっくり見られました。
こちらは世界最大かつ最も権威ある写真コンテストとして知られているのですが、国際的な報道写真家の支援、写真ジャーナリズム発展の活性化などを目的としていて、1955年にオランダ・アムステルダムに設立された独立・非営利団体「世界報道写真財団(World Press Photo)」が主催しています。
前年の報道写真から様々な分野で優れた作品が選ばれ、受賞した作品を展示します。
過去に沢田教一さんがベトナム戦争を撮って受賞した報道写真は皆さんも見たことがあるかと思います。
私は日本にいた時からこの写真展が好きで毎年見に行ってたのですが、オランダに来てからここが本拠地と初めて知りました。
実は昨年2020年度の大賞は日本人写真家の千葉康由さんが受賞し、41年ぶりに日本人が大賞となりました。コロナ禍で授賞式やトークショーなどのイベントが行われなかったのが残念です。
ハーグ会場での展示の様子。ここは元々ユダヤのシナゴークだったのかな?
右の写真は、なんと、超リアルな赤ちゃん人形!!
今回はコロナウィルスの影響下でビニール越しにハグするブラジルの女性の写真が大賞を取っています。他にも、各地の紛争や難民問題、社会問題などを取り上げる写真が多く、毎回ながら自分が知ることのなかった世界のリアルな問題を垣間見た気分になります。
会場には小学生くらいのお子さんを連れてきてる方もいましたが、ショッキングな内容や、性的、暴力的、時には死体の写真(今年は直接的なものはなかったかな)などもあるのでご注意ください。
でも絶対に見た方がいい展示の一つです。
日本でも現在開催されていますので、お近くで開催されていたらぜひ足をお運びください。。
世界報道写真展2021(日本語)
【東京会場】2021年6月12日(土)~8月9日(月)
東京都写真美術館 (恵比寿ガーデンプレイス内)
公式サイト:https://www.asahi.com/event/wpph/
【ハーグ会場】2021年7月17日(土)~9月5日(日)
★ 音とイメージの博物館 Beeld en Geluid (Den Haag)★
住所:Zeestraat 82, 2518 AD Den Haag, Netherlands
→ 有名なパノラマメスタグや国際司法裁判所「平和宮」の近くです
公式サイト:https://denhaag.beeldengeluid.nl/
サッカー欧州杯、負けちゃって悲しいオランダからこんにちは。
スノーウィーです。いや、しかし、この二週間は勝って決勝トーナメントまで見ることができて楽しかった。ありがとうオレンジ軍団。
オランダと言えばオレンジ色、それはオランダ王室の色だから。
そしてオランダ王室によ借りが深い街と言えば、デルフトがあります。
オランダの土産にも人気なデルフト陶器をご存知ですか?
7月16日(金) 17:00開催の デルフト陶器 バーチャルショッピング では、このデルフトの老舗工房の直営工場からバーチャルショッピングツアーを行います。
デルフト陶器は白地に青の、東洋と西洋の意匠を掛け合わせた美しい絵付けで、17世紀のヨーロッパで人気を博しました。
今回案内するのは、「デルフト・パウ De Delftse Pauw」です。
デルフト市 (オランダ) の北にあり、17世紀から始まった手描きのデルフト陶器の伝統を受け継ぐ数少ない陶器工場の1つでしたが、残念ながらコロナ禍の影響で2020年9月に破産が宣言されました。
名前の「孔雀 Pauw」は、富や繁栄を意味する動物として意匠にも多く用いられています。
去年3月からのコロナウィルスの影響で観光客が絶え、収入が大きく減ったのが原因です。
親会社の Heinen Delfts Blauw社 は営業を継続しますが、このデルフト・パウ部門を閉鎖…。
9月までにこの工場を撤退しないといけないそうです。
私自身も自分で訪れたり、またお客様をご案内したり、何度も訪れた場所で思い入れがあります。
二回の工場部分はまだ道具が残されています。
うううう、悲しい…
手描きのデルフト陶器は本来、とても高級なので特別な機会やお祝いくらいでしか手に取ることはありませんでした。
その工場直売セールから、本物のデルフト陶器を今回は特別割引でご提供します!
その値引率、75%以上!
ちょっと写真を撮ってきたので、ぜひ拡大してご覧ください。
青絵の小皿:値札 74€ → 現在の売値 15€
こちらは値札の80%オフ!安いです!
この値段ならお客様用やちょっといい食器を使いたい時の普段使いにも良さそうです。
色絵の中皿:値札 155€ → 現在の売値 20€
んんんんんん??????
…元値の約87%オフ……安すぎていっそ意味が分かりません。
他にも花瓶、コップ、小物入れ、鉢、絵タイルなどがあります。
商品は梱包されて工場からお客様に直接発送されます。
ぜひ参加して掘り出し物を探してみてください。
オンライン上でになりますが、この機会にデルフト陶器の魅力を皆様にお伝えできればと思います。
お申し込みと詳細は下記リンクからご確認ください。
オランダ・デルフト陶器 バーチャルショッピング