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私がバリアフリーデスクに異動してきて、初めてお手配をさせて頂いたお客様から、3年半ぶりにご旅行のお申込みを頂きました。3年半前は、ハネムーンでアメリカの西海岸にご旅行に行かれ、今年はハワイ島&オアフ島にご旅行に行かれたいとのことでした。


お申し込み日:2011年10月22日 来店にて


ご出発日:2012年2月20日(月)


ツアー名:ハワイ島&ホノルル10日間


ご旅行人数:2名様ご夫婦(内車いすご利用者1名様含む)


航空会社:全日空(羽田発着)


宿泊ホテル:ハワイ島/ヒルトンハワイアンビレッジ(部屋指定なし)            ※バスタブ付きバリアフリールーム事前確約


        アフ島/ハイアットリージェンシーワイキキ(パーシャルオーシャンビュー)※バスタブ付きバリアフリールーム事前確約


レンタカー:ハーツレンタカーにてハンドコントール車手配

       (ハワイ島・オアフ島共に)


オプショナルツアー:サンセットディナークルーズ(3スター・カップルプラン)



ご出発の4ヶ月前にご予約を頂き、手配を進めていきました。早めにご予約をいただけたので、バリアフリールームの事前確約もいただけて、ご希望に近いお部屋タイプをご利用頂く事が出来ました。ご帰国後お話しを伺ったところ、お部屋は利用し易く良かったとのことでしたが、お部屋に入った時に手配を以来していたシャワーチェアーがお部屋に入っておらず、フロントに連絡したところ、要望は承っており、これからお部屋にお持ちするとの事でした。ホテル側としては、簡易ベッドやシャワーチェアーなどの搬入に関しては、チェックイン時間までに必ずご用意しておくと言う認識が薄いようで、利用する夕方の時間帯までにご用意すると言う考えが、ヒルトンの場合はあるようです。(※ホテルによっても異なると思いますので、ご注意下さいませ。ただ言える事は、日本のホテルの様にホスピタリティーが高いホテルは、グレードにもよりますが少ないかもしれません。)

ヒルトンハワイアンビレッジの敷地内には、移動に便利なモノレールとボートが運行しております。5~10分間隔で運行しており、客室のある各タワーやレストランなどの主要箇所に停車します。ただの移動手段としてではなく、アトラクション気分で楽しめてお子様にも人気です。
お客様もモノレールに車いすで乗車されたそうで、一番前の車輌がリフト付き対応になっていたそうで、リフトが下りて車いすのまま乗車が出来たそうですが、乗車している時間と、リフトの乗り降りにかかる時間を考えると、車いすで敷地内を移動した方が早くて良かったとおっしゃられ、モノレールには話しのタネに一度だけ乗車されたそうです。ボートは階段があり、歩行が出来ない為、乗らなかったそうです。

ハワイ島での移動手段は、ハンドコントロールのレンタカーを手配して観光を楽しまれました。予約の段階で、ハンドコントロール車をご希望の場合は、ブレーキ・アクセルが右か左か、ノブの位置が時計で言う何時の方向かをいただければ、ご希望の車種でご用意が出来るか確認をさせて頂きます。※都市によっては、ハンドコントール車のお手配を行なっていないことろや、車種が限定されてしまう都市もございますので、ハンドコントロール車をご希望の場合は、お早めにお問い合わせ下さいませ。
ハワイ島をハンドコントロール車で運転されたお客様に感想を伺ったところ、景色は良く道も真っ直ぐで運転していてとても気持ちが良かったそうです。しかし、広大なハワイ島の道は、いくら走ってもあまり景色が変わらないので、本当に道があっているのかと不安に思う時もあったそうです。また、地図で見るより走ってみると意外と距離が遠くて、1人で運転するのは少し疲れたとの事です。私も2年前に家族旅行で、ハワイ島をレンタカーで走った事がありますが、お客様と同じ事を思いました。私の場合は幸い親も運転が出来た為、交換して運転できたので良かったですが、お一人で運転をされる場合は、休憩しながらあまりハードなスケジュールを立てない事をおすすめ致します。
また、移動距離が長いため、お手洗いが出来る場所があれば、その場ですることをおすすめします。オアフ島と違って、お手洗いのある場所の間隔が遠いので、ご注意下さい。車いすをご利用の方に関しては、男女別にお手洗いの場所に、一箇所程度広いお手洗いがある事が多いです。日本のように、共有スペースに障害者用のお手洗いがあるところは少ないので、介助をされるお客様の場合は、少々気まずいかもしれませんね。

オアフ島でもレンタカーとTheBusを利用して観光をされたそうです。オアフ島は3度目だったので、TheBusを上手く活用して観光を楽しむ事が出来たそうです。TheBusは車いすのまま乗車も可能ですし、地元の方も親切に対応してくれるので、車いすで利用してもとても気持ちが良かったそうです。※1台のバスに車いすは2台までしか固定が出来ませんので、ご注意下さいませ。

HISのLeaLeaトロリー(※方面と時間帯によって車いす対応のリフト付き車輌あり)にも一度乗車されたそうですが、日本人のお客様の一部の方は、乗車に時間がかかることに関して、あまりいい気分をされない方がいて、少し複雑な思いをされたそうです。このお話しを聞いたとき、私も残念な気分になってしましました。車いすのお客様に限らず、杖をご利用で乗車に多少時間がかかってしまうお客様がいた場合、温かい広い心で見守っていただき、場合によっては一言声をかけるぐらいの気遣いが出来る国民性があればなと思わせれました。

ハワイは1年間を通して車いすをご利用のお客様にとって、一番人気の都市になります。現在、夏休みのご旅行の問い合わせが多くなってきております。今回のお客様のように、早めにご予約いただければ、ご希望に近いホテルや航空会社をご案内することも可能ですので、お早めにお問い合わせ下さいませ。


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