イスラム教のカレンダーでムハーレム月は新しい年の初めの月。アシュレはアラビア語で10の意味で、毎年ムハーレム月の10日目がアシュレ日となる。

アシュレ日はイスラム教で聖なる日のひとつとされていて、言い伝えではノアの箱舟の大洪水の10日目に、ありあわせの材料で食事をつくったこともあり、このアシュレ日には米、豆や小麦粉、ドライフルーツなどのいろいろな材料を鍋で煮込む『アシュレ』と呼ばれる甘味がトルコの家庭でつくられる。

ご存知のようにイスラム教のカレンダーは毎年ずれていくため、このアシュレ日も移動するのだが、今年は10月11日。スーパーではアシュレをつくる材料が色とりどりに売られている。

 

Asure3

どんな材料を使うかというと。。

アシュレ用小麦粉

お米

各種お豆

ナッツ各種

干しアンズ、干し葡萄などのドライフルーツ各種

を水、ミルク、砂糖をいれ長時間煮込む。

 

この甘味はお菓子やさんでも1年中売ってはいるが、お母さんが家庭で作るアシュレは美味。それぞれの家庭ならではアシュレがある。

この時期に食べるのがほんと。

大なべで大量に作るので隣近所おすそわけすることも多い。 

栄養満点のこの甘味。トルコにいたらぜひご賞味を。

Asure

トルコで食べ物と言えば有名なのがケバプ(焼肉)料理。トルコ国内どんなに外れの村にいってもケバプがないところはまずないのではないかと思う。肉大好きの習慣はオスマン時代から引き継いだトルコの重要な食文化。オスマン時代のスルタンたちも主食は肉だった。(だからどの時代のスルタンの肖像画を見てもみんな丸々と太っている)

それではそのスルタンたちが住んでいた宮殿ではどんな料理が食べられていたのだろう。何が好きだったんだろう。うーん気になるところ。

なんと現在でもその当時のレシピを参考にして再現されたオスマン宮廷料理を出すレストランが市内に数件ある。今から500年以上も前にファティヒ・スルタン・メフメットとかスルタンスレイマンが食べた料理を食べられるなんてすごいこと。興味津々。

Saray2_2 

はてさてオスマン宮廷料理ってどんなの??

●肉大量消費のオスマントルコ人

とにかく肉を大量に食べたようだ。一番食べられたのは羊肉。また羊ほどではないようだが牛肉、そのほかに山羊、またその当時は狩りも主流だったので捕らえた鹿や野鳥なども好んで食べたようだ。イスタンブールの郊外から肉食用の動物を市内へ輸送することはいオスマン時代の人たちにとって何よりも重要なことだった。だから冬大雪などで交通網(もちろん動物は歩いてくるか、船で来る)が遮断すると食物の搬入ルートが絶たれ人々の深刻な問題となった。(実際飢饉となり飢え死にしたこともあるようだ)

鶏はほとんど食べなかった(食べる習慣があまりなかった)ようだ。逆に魚は食べなかったのではといわれていたが実は結構消費したようだ。現在トルコ人を見ると海老をあまり好んで食べる人たちでないので、オスマン時代の人は海老は食べないかと思っていたが、実はファティヒ・スルタン・メフメットは海老が大好物だったそうだ。これには驚いた。

Saray2_1 

●バター大好きのオスマントルコ人

現在のトルコ料理の冷前菜にはオリーブオイルを使った料理が豊富にあるので、これも先祖からの伝統と思いきや、なんとオスマン時代はオリーブオイルはあまり使われていなく、油料理の主流はバターと動物の尻尾からとった油を使っていたそうだ。

Saray3 

 

●砂糖もトマトもないオスマントルコ時代

オスマン時代には砂糖がなかった!!のでその代わり甘さを出すために、はちみつや、果物の甘みを利用していたようだ。またトマトもだいぶ後期になってトルコ国内にはいってきた野菜なので本来オスマン宮廷料理にはトマトは一切使われていない。現在のトルコ料理の味付け主人公のトマトペーストはもちろんその当時はないわけで、とにかく料理の味付けは多種多様いろいろなスパイス、また香草、野草、果物、木の実なども工夫してソースにしたりして使っていたようだ。

Saray4 

●今も昔も甘いもの天国オスマントルコ時代

トルコで食後デザートを食べるのはごく一般的常識。特にお客をもてなしたときの食卓にデザートがないと大恥をかくことになる。大体客自ら聞いてくる、デザートはないのかって。どんなにたくさん食べておなかいっぱいでも最後にデザートを食べて食事が完全に終わるのだ。だから昔も今も甘味に関してトルコ人はこだわる!!オスマン時代の宮廷の料理人の中でも最高位が高いのは甘味職人で、技術的にも頭の切れのよさでも一番いいのが甘味職人になれたようだ。数百年もの間、過去の伝統が現在まで失うことなく引き継がれているのは、まず間違いなくこの甘味分野だといっても過言ではない。バクラバ、アシュレ、ギュラチ、花梨の甘煮、ジャム(スイカ、メロン、ナス、胡桃)はオスマン時代から現在に至る代表甘味。

Saray6_2 

 

●果物には目がないオスマントルコ人

料理に、またそのまま生で、果物はオスマン時代にも健在。よく食べられたのは葡萄、ざくろ、洋ナシ、杏、李、りんご、花梨、さくらんぼ。

またバラはお茶などにも喜んで使われ、宮殿の横のギュルハネ(現在の公園)は宮廷のバラの栽培所として有名だった。また食事中には香りを楽しむ目的で食卓や部屋に花が飾られたりしていたようだ。なかなかお洒落な習慣があったのですね。

 

Saray6_1

●オスマン時代のおもてなし料理一番人気

オスマン時代の宮廷での定番コースメニューはコレ!!

肉料理(煮込んだり、焼いたり。)

たっぷりバターライス

ボレック(パイの部類で多種)やチョレック(焼き菓子)、ギュラチ(ミルク味の生パイ)

ヘルバ(トルコのラクガン)

果物

最後にシェルベット(ミックスフルーツジュース)

このメニューが宮殿では好まれ、スルタンやその家族、海外からの外交官、オスマン時代の大臣たちに頻繁に出されていたようだ。

(今も同じだな、、、!!最後のシェルベットがコーラになったくらいか・・。)

Saray8_2

 

●イスタンブールで本家本元オスマン宮廷料理が食べれるレストランはここ。。

ひととおり飲んで食べて最低ひとり100リラ上~~。伝統を今に伝える秘蔵のレシピでおすすめの2件です。特に、断食の時期はイフタルメニュー(断食明けの夕食)でも人気です。。

ASITANE(カーリエ博物館隣)

Adres: Kariye Cami Sk. No:6
Telefon:(0212) 635 7997 

Saray8_1

Kavundolmasiasitanerestaurant4

MATBAH(アヤソフィア博物館横)

Adres: Cankurtaran Mh., Caferiye Sk. No:2, 34400

Telefon:(0212) 514 6151

Saray10_2 

Saray10_1

ここしゅでした。

 

トルコ・イスタンブール支店です。

トルコ駐在員がよく通い、お土産に最適なお店をご案内いたします。

pasabahce(パシャバフチェ)です。トルコの至ることろにございます。

Map

いたるところにありますが、今回はニシャンタシュにあるパシャバフチェを紹介します。

Img_9126

ニシャンタシュ交差点です。ここからCITYSというショッピングモールに向けて歩いてください。

Img_9121

いつもトルコ国旗が掲げられています。

Img_9122

さすがニシャンタシュ・・おしゃれなお店が並んでいます。

Img_9123

これがCITYS。その前に・・・。

Img_9124

お店はございます。

Img_9125

店内の一部です。

地下にも品がそろっており、地下がおすすめです!

ちなみに戦利品はこちら・・

Img_9130

お部屋で写しました。うしろは気にしないでくださいね

右がティッシュ受け(19TL 約800円)右がコーヒーカップ(4つで55TL約2200円)でした。

自由行動の際にはぜひチェックしてみてください。

イスタンブールスタッフ一同



H.I.S. イスタンブール支店

2019.10
loading...
WORLD情報局