ブログ 2006.10.02

コタキナバル支店からこんにちはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

とうとう私の出番がやってきました。

後ろの支店長室からブログ書かないの?という視線を無視し続けることに限界を感じて意を決しました。good


ボルネオ島在住7年目、ほぼ野生化(?)しているこの私が本腰をあげて取り組むことをここに宣言いたしますsign01

ということで、今回は先日3連休を頂き小旅行に出かけてまいりました。bag

行き先はボルネオ島最北端、「THE TIP OF BORNEO」です。第一弾はそのレポートをさせてください。


皆様、ボルネオ島とは世界で三番目に大きい島です。このボルネオ島はマレーシア、ブルネイ、インドネシア3カ国を有する島です。マレーシア、ブルネイ領内はボルネオ島と呼ばれており、インドネシア領はカリマンタン島と呼ばれております。

呼び方が違うだけで、どちらも一緒、同一の島でございます。(ここから先はボルネオ島に統一して書かせていただきます。)


コタキナバル支店が位置しているのもボルネオ島北部、サバ州コタキナバルです。


さてさて、今回の旅先”THE TIP OF BORNEO"へはまず、コタキナバルからcarで3時間かけて

クダットという街まで行き、そこからさらに40分弱ほど砂利道に揺られて到着いたします。

今回は、そのクダット出身のコタキナバル支店所属ガイドのボンが帰省するというのでそれに便乗いたしました。


道中、飼い牛なのか野良牛なのか牛の渋滞に巻き込まれました。

これ、ぶつかったら大変なんです。


牛だけにモー大変(寒)アイコン



日本的に考えると、車道にうろうろしている牛が悪い!=その飼い主が悪い!ということになりますが、もしぶつかって牛に怪我をさせようものなら・・・

あっという間に、わらわらと集落から人々が集まってきて・・・何をされるかわかりません。(まあ、ここでの詳しいコメントは控えます)


主には家畜として農作業をさせるために飼っているようです。ある民族は結婚の際に結納金の代わりに

牛を何頭かお嫁さんの実家に渡したりします。

とにかく、牛は田舎暮らしの人々にとってとても大切な財産です。

その財産に危害を加えられたら黙ってはおれん!と、いうわけです。

焼きとうもろこしの屋台


途中、道路脇で焼きとうもろこしの屋台がありました。

食いしん坊の私は当たり前のように車を止めるように

ボンに頼みました。

このあたりはとうもろこしが名産品です。

焼きとうもろこしと言えば、日本では夜店で売ってるあのしょうゆダレをつけたものですが

こちらはとうもろこしの甘さそのものを楽しむようになっています。

ここのとうもろこしは二種類あります。

”ジャゴン・マニス”(スイートコーン)

”ジャゴン・プルッ”(もちもちとした食感のコーン)

*とうもろこしはマレー語で”ジャゴン”といいます。

とりあえず、ものはためしと後者をたのみました。

おいしー、ぷちぷちぷちぷち。

やめられない食感でした。



小休止の後・・・・途中、伝統の長屋を観光用に模した施設に立ち寄りました。

コタキナバル支店でもオプショナルツアーとしてご紹介しているのがこの長屋(ロングハウス)に訪問するものです。

このロングハウスはサバ州原住民族 ”ルングス族”のものです。ちなみに今回の旅のパートナー、ボンも

このルングス族出身です。

事前に予約をしておくと、民族舞踊を見せてくれたり、昔ながらの田舎料理をご馳走してくれたりします。

今回は予約しないで立ち寄ったもので残念ながらそれらは体験できませんでした。

でも民族衣装をまとったおばさんと写真を撮ることができました。

ちなみに、写真右が私で左がそのおばさんです。(え?どちらもおばさん??angryきーーーっ!)


こちらの原住民族の方々は手先がとても器用で、そして女性はとても働き者です。

家事の合間に民芸品やビーズ細工などを作ってお土産品として販売しています。

ビーズ細工には民族ならではの模様を施したもの(昔文字がなかったころにその代わりとして使用していた)

また民芸品には遊び心いっぱいのものもございます。

ロングハウスを後にして今度は養蜂農家に立ち寄りました。

こちらも同ツアーの行程に含まれています。

自然のままのその農家で取れた蜂蜜を直売しているコーナーがありました。

色が薄いものや、褐色のものさまざまです。

そのときに蜂が蜜を吸った花の種類によって色が微妙に違ってきたりするとのことです。

よくよく見ると、同じ量なのに値段が違うものがありました。

一つはRM8(約250円)、しかしもう一つは同じ量なのにRM18(約600円)???なぜかというと

安い方は、設置した蜂の巣箱から採取した蜂蜜で、高いほうは本当に自然の背の高い木にあった

蜂の巣から採取した貴重な蜂蜜で、売店のおねーさん曰く、体にも美容にも本当の蜂の巣から採取したものの

方がいいのだとか。


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今、美容に良いって言った?お姉さん?


むふふ。もちろん、手に取ったのはRM18です。

単純です、私、はい。heart01

養蜂農家を後にし、次の寄り道先へ。


  

看板代わりの銅鑼(どら)             

ホテルなどの玄関先に飾られている合図用の銅鑼


ルングス族が多くすむ集落の一部で有名な地場産業の一つ、ゴング(どら)の製作があります。

冠婚葬祭、何かの行事があれば必ず使われるゴング。民族の行事に使われるもの以外にも

中国や台湾などからも注文がココに入るのだとか。ちなみに現在、世界最大(?)の銅鑼が

中国から注文が入っていて直径8メートルなのだとか・・・。すげーーーー。coldsweats02

事前に注文しておけば、お土産用に小さなもの直径6センチ(飾りですので残念ながら音はなりません)ぐらいのものも

作ってくれます。記念に名前や日付を入れることも可能です。

いい機会なので、コタキナバル支店の名前を入れたものを注文しました。やや大きい目の直径8センチぐらいのものです。

出来上がりがたのしみ~。一ヵ月後にボンがオフィスに持ってきてくれるとのことです。

出来上がったらオフィスに飾ります。コタキナバルにお越しの際は是非、支店までこの銅鑼を見に来てください!


さー、寄り道も終わりいざクダットへ。

途中道路脇でマングローブ蟹を売っていたので

一キロRM4(5匹弱ぐらい)。

今晩お世話になるガイドのご家族へのお土産用に購入しました。

本当はこの日の内にTIP OF BORNEO に行く予定でしたが

thunderrainのためあきらめて翌日以降に延期、そのままボンの実家に向かいました。


ご両親や親戚にご挨拶、田舎料理と蟹をたらふく頂いて

地元の”どぶろく”(自家製のお酒)などを頂きbottle

その後いい気分でベットに入りました。アイコン


翌朝、ちょっと目が覚めたらどこからかコーヒーのよいにおいが。。。cafe

誘われるように起きて台所に行くと、ボンのお母さんがコーヒーを入れて

用意してくれていました。アイコン

クダット名産とうもろこしをゆでたてで出してくださいました。

朝からむしゃむしゃとほおばりました。

その後、お父さんも起きていらして・・・

さー、朝ごはんだーと

昨日の夕食で食べ切れなかった蟹を温めなおしてどーんと出してくださいました。さすがに朝から蟹ってすごいなと思いましたが、お父さん、お母さん、私と三人で蟹をむしゃむしゃほおばりました。(爆)

ボンの家はこちらの昔ながらの田舎の家で、庭がとてつもなく広くtuliptulip

庭には二羽にわとりchickではなく(寒)4羽ほど放し飼い、マンゴーの木が3本、グアバの木が1本、ランブータンの木が1本、あとどこからどこまでが庭なのか、畑なのかとてつもなく広くてわからないぐらいです。

眠気眼をこすりながら、コタキナバルの同僚にお土産でもって帰るようにと木に登ってグアバ、マンゴーを袋いっぱいに取ってくれました。マンゴーはまだ青くて熟れていない分ですがこちらでは薄く千切りにして赤唐辛子のスライスとお塩を入れてサラダにして食べます。酸っぱいですがやめられないおいしさです。

さて、いよいよ "THE TIP OF BORNEO"に出かけることに。

ボン宅から途中砂利道などを通って40分弱ぐらいでその場所に到着いたしました。

ボルネオ島最北端、"THE TIP OF BORNEO"の記念碑


地図で最北端を見ることは簡単ですが、さすがにその場所に立ってみるとなかなか感慨深いものがありました。ボルネオ島滞在

7年目にして、ようやく最北端に。wave

                  

ガイドのボンちゃんです。写真真ん中より                  

やや左にある岩の先端がボルネオ島最北端です。

地図でいうとココです。

近くの売店で、ココナッツジュースを飲んでのどを潤し、クダットの街に戻り

ボンのご両親と昼食を一緒に食べました。

本当は、その日にコタキナバルへ戻る予定でしたがちょっと疲れたので

クダットの街でもう一泊宿をとることにしました。

翌朝、ガイドの案内で地元の朝市へ。

ココは果物、野菜売り場です。


そして、魚介類売り場へ・・・

海の街だけあって、魚介類が安い!

コタキナバルも安いと思っていたけど、それよりさらに安い!

でっかいブラックタイガーを一キロ700円ほどで購入。

見ると・・・・・うわっsign01

然記念物ですよねぇ・・・・?

なぜか、市場のど真ん中にカブトガニが放置されていました・・・アイコン

なんで?と問う私に、ボンは「わかりません。」

近くに寄ったらかさかさと動き出すのではないかと、でも写真撮りたいから

様子見てきてとボンの背中どんっpaperと押しました。


尻尾を持って裏返すと空だけじゃなくてちゃんと(?)中身もあって(笑)

生きてる様子でした。

ボンに、ひつこくなんでここにカブトガニ置きっぱなしにしてるの?

それで、なぜ誰も関係ない、関心ないみたいな顔してるの???ってしつこく聞く私に嫌気がさしたのか、市場にいた人にカブトガニがなぜそこに放置されているのか聞いてくれました。

カブトガニが放置されているまん前で魚を売る人もボンと同じく

「知らない。わからない。」とどうでもよさそうでした。さすがマレーシア・・・

あのすみません、カブトガニですよー!?(爆)


その後、お昼に汁ミーフンを食べて一路コタキナバルへ。

途中、来るときに立ち寄った蟹を売ってた店で再び蟹を2キロ購入。

そのまた先の露天でかわいらしいかぼちゃを購入。

寄り道しまくりながら、2時ごろにコタキナバルに帰着。

あーやっぱり家が一番ええわー(だったら旅行へいくなやというパターン)

といいながらほっと致しました。


今回は長いドライブでしたが、途中都会では見れない田園風景や

のんびりした田舎の雰囲気などを感じたり、プチウルルン体験などもあり

充実した旅行となりました。

たまには遠出、旅行ってのもいいものですね~。

これを機会に出不精を改めようと思ったしだいです。(笑)


さて、今回ご紹介いたしましたものがすべてツアーの行程に含まれているものではございません。

オプショナルツアー名は”ボルネオ島ルングス族のロングハウス訪問”となっております。

最小催行人数:大人4名様  料金:RM320(大人) RM250(子供) ロングハウスでの昼食付。

ロングハウス訪問、養蜂農家訪問、銅鑼(どら)工房の訪問のみとなっております。

今後、リクエストを多く頂くようであればクダット市内見学もしくはTIP OF BORNEOにもご案内することも

考慮させていただくつもりです。

長くなりました、最後まで読んでくださった皆様ありがとうございます。

今後もブログ、ガンバって書いていきますsign03


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