みなさんこんにちは~
週末はいかがお過ごしでしたでしょうか?
さて、今日は日本に居るとなじみの薄い
旧正月のことをお話いたします。
ご存知の通り、マレーシアは多民族国家でございます。
首都クアラルンプールのある半島マレーシアと
ここコタキナバルのあるボルネオ島とは人口の分布と
各民族の内訳に違いはございますがどちらも
全体の30%ほどが華僑で占められています。
マレーシアには主に、イスラム教を信仰するマレー民族
他、主にヒンズー教を信仰するインド移民などがいます。
それぞれの民族にそれぞれのお正月にあたる行事があり
マレーシアではそれぞれ祝日に指定されています。
とってもいい国~
さあ、本題にもどりましょう。
今年の旧正月は2月18日、19日が祝日に指定されています。
毎年、旧正月が近づくと暮れの挨拶を兼ねて、
取引先などにお土産(お歳暮にあたる)を持っていきます。
そのお土産が、こちらでは”みかん”なのです。
どうしてかというと、中国の文化ではみかんは
金運、幸運の象徴とされているのだからとか。
ちなみにこのお土産は、一個二個とかの単位ではなく
どーんっと、段ボール箱ごと頂戴することが
ほとんどです。
今年もコタキナバル支店に、
「恭喜發財(コンシーファーチャイ)」
(お金がたくさん儲かりますように)
という挨拶言葉とともに数箱届けられました。
こんな感じです
時にはこのようなオブジェで頂くことも。
この頃、街のあちこちで”福”の字やおめでたい
言葉を店先などで見かけることがあります。
たまにと、画面右下の赤い紙に書かれた
”福”の字の様に逆さになって飾られているのを
見かけることがあるかもしれません。
これ、わざとなんですね~。”福”が返ってくるように
という願いが込められているのだとか。
こんな風にバスケットで頂くことも
赤いビニール袋(これも縁起が良い色とされている
からだそうです。)で一つ一つ包まれております。
コタキナバル支店のカウンターに写真のバスケットを
置いております。期間中、ご来店のお客様に
一つづつ、”福”が来るようにと差し上げております。
(数がなくなったら終了です。ごめんなさい・・・)
さて、この”みかん”について一つ重要なお話が。
たかだかみかんで引っ張るなぁ~とお思いの
あなた様まあ、とりあえず聞いて下さい。
この旧正月に出回るみかんは食べるだけが
目的ではございません。
旧正月は初日、二日目と祝日になっておりますが
実際は初日から二週間が旧正月とされております。
その、旧正月の最後の日が日本の小正月にあたる
Chap Goh Mei(チャッゴメ)と呼ばれており、
シングル(独身)の人々がこの日に海や川に、
願いを込めてみかんを投げると良きパートナーに
巡り会えるという言い伝えがあるそうです。
チャッゴメの日は海辺や川辺にシングルの男女が
集まり、このみかんを投げる姿が見られます。
かく言う私、カリブロも毎年みかん投げを
画策するのですが様々な妨害に阻まれ、
一度も投げに行ってません。キッーーーッ
今年こそは!!!
チャッゴメまで筋トレを積み、
意地でも定時ピタッ帰りを実現し、
行く手を阻むものをものともせず
みかん投げを成功させたいと思います(爆)
ちなみに、今年のChaP Goh Mei(チャッゴメ)は
3月4日(日)でございます。
シングルの皆様、コタキナバルに”みかん”を
投げにきませんか?(笑)
旧正月のお話でした。