こんにちは
神出鬼没のカリブロです
何を思い立ったか。
ふと原点に帰ってみようと、マレーシア最初の勤務地だった
お隣のサラワク州に出かけてまいりました。
サラワク州と言えば、世界遺産グヌン・ムル国立公園が有名です。
この国立公園内には世界規模を誇る巨大洞窟や、それを囲む
素晴らしく雄大な熱帯雨林が広がっています。
ここコタキナバル(サバ州)のように動物類はあまりご覧いただけませんが
静かにその存在感を訴える大自然は同じマレーシアでも類を見ない
ものです。
グヌン・ムル国立公園は一般公開(通路が整備)されている4洞窟を
2日に分けて見学するコースが通常コースです
コタキナバルからムルへの玄関口、ミリまで飛行機で約1時間。
一旦飛行機を降りてサラワク州への入国審査を受けます。
そして再び機内へ。(時間によっては別便になることがあります。)
30分弱でいよいよムル空港に到着です。
着陸直前のムル上空から
リゾートが目前に見えたところで
「ここで下ろしてクダサイ」
と言うわけにもいかんやろうな~と
思うのもつかの間。
あっと言う間にムル空港に着陸します。
今回のスケジュールだと午前中にムル到着です。
ムル空港からリゾートまでは車で約10分。
ウエルカムドリンクを頂きながらチェックイン。
スイミングプールも。
レストランもあります。
自然に囲まれた渡り廊下を奥に進むと
客室があります。
バルコニーもナチュラル感たっぷり。
マイナスイオンを感じながらなんていかがでしょう。
さてさて、チェックイン後ちょっとゆっくりして
お昼を食べたらいよいよツアーに出発です。
1日目は午後スタート。
まずは4洞窟のうち、ディアケーブ、ランケーブの
二つをめぐります
午後1時半~2時にリゾートを出発。
約10分でグヌン・ムル国立公園入り口に到着。
この先にある受付事務所で登録をすませます。
熱帯雨林に囲まれた木道を3キロ歩いて
登録を済ませたらいよいよ先に進みます。
鉄木(ベリアン)で造られた通路をてくてくと歩き
ディアケーブ入り口近くに向かいます。
3キロと聞くとギョッとしますが・・・
歩くと木がしなるのでそんなに足が疲れないんです。
遠くから見たディアケーブ入り口
ディアケーブはトンネル型の洞窟としては世界一
画像では中々伝わらずとも、実際に目にすると
圧巻です
ディアケーブは後の楽しみに取っておいて、お隣の
鍾乳石が美しいランケーブをまず見学します。
ランケーブは200mほどの小さな鍾乳洞ですが
内部では美しく神秘的な鍾乳石がたくさんごらんいただけます。
入り口の高さは実に120メートル。
その迫力はとても画像には収めきれません
ディアケーブ入り口その2
通路突き当たりにあるこの場所は
その美しい風景から「エデンの園」と呼ばれております。
先ほどの入り口からこの場所まで800mです。
残念ながら洞窟内の通路はここまで。
ここを突き抜けて外に出ることはできないので
もと来た道を引き返します
夕方になると餌を求めて一斉に外へ飛び出すコウモリの姿が
この日はちょっと時間が早いようです。
通常は夕方5時半~6時の間ですが・・・
前日に雨が降ったり、数日間雨の日が重なり外に出れないと
おなかがすいてたまらないコウモリ達は4時頃に出てくることも。
バサバサとコウモリの羽ばたく音が聞こえます
普通はディアケーブの見学が終わったあと、近くの休憩所で
休憩をしながらコウモリが飛び立つのを待つのですが
この日は洞窟の下から
飛び立つコウモリの数は200万匹とも言われています。
コウモリの食事は蚊などの昆虫類なのですが
一匹あたり・・・一晩で20グラムを食するとの事ですですから・・・
実に40トン・・・え数あってる・・・計算あってる・・・
うぅぅ・・・
なんせすごいってことです
コウモリさんありがとう
蚊をそんなにたくさん食べてくれてありがとう
もし・・・40トンの蚊がじぶんちにやってきたら・・・・
究極のエコシステムです。
すごいですね・・・
暗くなってからも、コウモリの大群はひっきりなしに
羽ばたき続けます。
ということである程度その様子を眺めたら
通路を引き返して公園本部へ戻ります。
時間を見計らってリゾートから車が迎えに来てくれているので
順番に乗って帰ります
ジャングルを歩いた後はきっとごはんがおいしいでしょうね~。
ではでは2日目~ウインド・ケーブ&クリアウォーターケーブ~
につづきます