ブログ 2008.03.03

ソクサバーイ

カンボジア支店ですhappy01notes


HISカンボジア支店に勤める前は、

バコン遺跡のある小さな村で日本語の先生をしていた私cloverclover

日本から遠く離れたこの国で、

多くのクメール人たちが一生懸命日本語を学んでいる姿は、

日本人としては心を揺さぶられる光景です。

今日は、そんな日本語教室の様子を少しご紹介~shineshine


シェムリアップには日本語教室が大小合わせて10校ほどあります。

日本人旅行者がボランティアで教えているようなところもあれば、

日本語が堪能なクメール人が教えているところもあります。

今回ご紹介するのは、

日本語が堪能なクメール人のお坊さん

教えている日本語教室です。


場所は、シェムリアップ川の近くの小道を入ったお寺。

そのお寺の境内にある小屋が、教室になっています。

日本語以外にも、タイ語や英語のクラスもあるそうです。

    まさに寺子屋sign03


 日本も昔はこんな様子だったのだろうか。。。

そんなことを思い浮かべてクメール人に混じり座っていたら、先生が登場。

特徴的なオレンジ色の袈裟をまとった歳若いお坊さん

彼が先生をしています。




この国では、お坊さんはお寺の行事をするだけでなく、

多くの知識を持った先生としての役割も持ち、尊敬されています。


今回見学した初級クラスは18時からのスタート。

昼間は働いていたり、学校に通っていたり。。。

という生徒が多いそうです。

薄暗い寺子屋のなかで、先生に合わせ、

日本語文章を復唱する生徒達。

 

先生: 「あなたは がくせいですか?」

生徒: 「アナタハ ガクセイ デスカ!?


生徒の人数は、30名ほど。

10代後半~20代前半の若者がほとんどでしたが、

小学生くらいの生徒もいました。

  月謝は1ドル。

日本ではジュース一本にもならない値段ですが、

彼らにとっては、貴重なお金です。

みんな真剣に授業を聞いています。


私も、以前の先生時代を思い出しつつ、少し教壇に立ちましたnotes

私が質問をすると、恥ずかしがりながらもつたない日本語で答えます。

   う~ん、かわいいheart04


シェムリアップでは、ツアーガイドが花形職業です。

日本語を学ぶほとんどのクメール人たちが(程度の差はあれど)

ガイドを目指していると言っても過言ではないでしょう。

実際その日本語教室の生徒達も、

将来の目標は”ガイド”という生徒が多かったです。

その夢を持つどれ位の生徒が、

実際にかなえられるかはわからないけれど、

授業に聞き入るその姿を見ると、

努力がちゃんと報われればいいな、、、と改めて思った体験でした。


                                   《アナ》

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