こんにちは。
カンボジアより発信です。
タイ国境近くの遺跡、プレアヴィヒア(Preah Vihear、タイ側からの名称はカオ・プラ・ヴィハーン)に
行ってきました。
ここはなんと、2008年7月に世界遺産に登録される予定なのです(予定は未定ですが)
シェムリアップよりバスで片道6時間以上!(途中休憩含む)という遠路ではありましたが、
今後は道が整備され遺跡近辺にもゲストハウスも
作られる予定(リゾート地になる、とも聞いたが)なので
要チェック!!な遺跡です
この遺跡は10世紀頃、プノンバケンやバンテアイスレイと同時期建造されたと言われ、
5人の王様が携わって造られました。
ヒンズー教の寺院と言われ(仏教との説もあるようだが)、
なんと山の上に建造されています。
そこは時々雲がかかり、とても幻想的でありました。
このてっぺんです。
バスを降りてから険しい坂道をひたすら歩いて登り・・・
頂上に登り着いた時は2時間半が経過していました。
山の高さは約805m、道のりは7㎞程度ですが
物すごいアップダウンです
バイクチャーターもたくさん待機しているので、
体力に自身がないわ・・・という人も
あっという間に頂上まで行けます
暑い日差しの中、汗だくになりならやっとの思いで頂上へ。
そこに待ち受けていたのは壮大なる景色
寺院はアンコールワットに匹敵する位の大きさと言われています。
全体の構造も特徴的で唯一北を向いている遺跡であり、
北というのはヴィシュヌ神の世界をイメージしています。
また参道が登り階段になっている造りで、ほかの遺跡には見られません。

雲の上の建造→天国のイメージ。
北参道の階段は7つの海であり、
ヒンドゥー教では7つの海を越えると天国に行けるとされています。
山の形自体がヴィシュヌ神が横たわっているように見え、
遺跡のイメージも横たわったヴィシュヌ神なのです。
遺跡が北のタイ側を向いているのは風水で財産の方角なのです。
なので隣国のタイが欲しがっている、との話も。
現代のような道具も機材もないのに
いにしえの人々の知恵と努力は
計り知れない・・・と改めて感嘆。
国境の行き来ができます。
ゲートを潜り抜けるだけ、
パスポートを必要としないので、観光目的だけでしたら
遠くまでは行けませんが。
カンボジア側国境
タイ側国境
また帰りもはるばるバスに揺られ、
爆睡してしまったのは言うまでもありません
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投稿: Jackおじちゃん -2008年6月 8日 (日) 00時50分
■プレアヴィヘア寺院 私も行きました
はじめまして。今年の1月に私も行って来ました。大変感動しました。詳細は、私のブログ「カンボジア経済」に書きましたので、良かったらご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/df52065bb8634c4288437b17c2f550da(なお、この前後の日のブログに関連記事も書いてあります)