ホテル・ドゥ・ラ・ペ
アートラウンジの今回の展示は"Fragments"
現在も東南アジアに多く残る戦争の負の遺産である地雷。
その被害者にインスパイアされたBlake氏による作品。
Fragments by Blake
カナダ人のBlake氏。
2003年ハノイの美術大学で教鞭を取っていた際のベトナムで、
またその間に訪れたカンボジアでの地雷被害者に衝撃を受けたのが始まりで、
しかしながらカンボジアで、いや、東南アジア地域での個展は初。
最初の場所に選ばれたのは必然というべきなのか、カンボジアでした。
彼の作品は元々戦争が残した物から生み出され、
人々がその生活の中でそれらの戦争を再認識、再考察出来るように
彼の作品が象徴的な意味合いで社会に根付くことに根本を置いたものだそう。
今回展示されている15体のブロンズ像。
その全てには地雷の名前が意図的に作品の名前として付けられています。
その戦争は人間に何を残したのか、
その収益の一部は30年に及ぶ戦争中に埋められた
推定6万個とも言われる地雷の除去活動や、
収益の一部はこちらのアキラ氏が主宰するNGO
Cambodian Self Help Demining にも寄付される事になっています。
そういえば今年はCNN HEROS にも登場していました。
"Fragments" by Blake
9月23日~11月3日
シェムリアップにお越しの際には、
是非、ホテル・ドゥ・ラ・ペのアートラウンジへも
足を運んで下さい。