カンボジアの2つ目の世界遺産であるプレアヴィヒアは、
寺院はカンボジアとタイの国境にある、
ダンレック山の頂上に建てられています。
南北に全長約800メートル、
4つの階層からなるこの寺院の入口も、
しかし、アンコール遺跡の寺院が東西を軸として建てられている事を考えると、
南北を軸にしているこの寺院は山の上にあるからなのか、
それとも南北に何か意味があるのかなどと、
歴史の謎に迫ってみたくもなります。
今はまだ外国からの観光客は少なく、
カンボジア人にとってもプレアヴィヒアは行った事ない人が多く、
行ってみたい遺跡の1つのようです。
11世紀前半に建立されたプレアヴィヒア寺院。
一説によると僧院が見つかった事から、その起源は9世紀まで遡る事が出来るそうです。
これがお札に描かれたプレアヴィヒアの象徴。
この僻地にある寺院はその場所のせいか、
もちろん崩壊している部分もあり、
遺跡が現れ、次に開けた部分が現れ、
その繰り返しでどんどん階層を登って行きます。
するとこの様に一気に見通しのいい場所が現れ、
圧倒されながらも反対側にはこのような箇所もあり、
その全てが宗教的な意味を含め、周りの自然と調和している事が、
精密な彫刻はアンコール遺跡にも劣らないのではないでしょうか。
しかしプレアヴィヒアの魅力はこの彫刻だけではありません。
続く。。。