チョムリアップソー(こんにちわ)‼
7月も半ばになり、盛夏の候、風物詩たるセミの鳴き声に耳を傾けんとするも既に4月には母なる大地に還っていったことを思い出し、日本との季節感の違いにカルチャーショックどころかデカルチャーしている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
本日ご紹介するのは、シェムリアップ郊外にある「一ノ瀬泰造の墓」です。
一ノ瀬泰三は1947年に佐賀県で生まれ、”地雷を踏んだらサヨウナラ”の言葉(元々これは戦場カメラマン、ロバートキャパの言葉ですが)で知られ、1973年にカンボジアのシェムリアップに潜伏していたクメールルージュに処刑されるまで、その生を戦場での撮影に捧げました。
今では、氏が殺された村にひっそりとそのお墓が残るのみです。
シェムリアップ市内から北に30分程移動したPreah Dak(プラダック)村にあり、看板等も大きく出ていないのでなかなか見つけることができません。
営業時間:無し(村の片隅にあります)
定休日:無し
入場料:無し
Google mapで検索した後、付近まで来たら道端の村人に、コミュニケーションを図るのが一番効率的です。ただ、村人の中には徒歩圏内に存在しながらそれを墓だと認識していない方もいらっしゃいますから、余計に未知との遭遇状態になる場合もあります。
因みに入り口はこのような感じです。
、、はい、茂みをくぐるとドングリが好きな体長3m強のずんぐりむっくりがいそうなぐらいわかりにくいですね。 私は既に少年の心は遥か記憶の彼方に忘れてきたので一切の遭遇の予感すらなく、潜り抜けました。潜り抜けるというよりは、木でできた橋を渡ります。
そのまま進むと、草むらにでます。
木々が醸し出すマイナスイオンと酸素吸入を楽しみながら、さらに前へ前と後退を許さない某国軍のように足を運ぶと、そこには一ノ瀬泰造の紹介がかかれた小屋と彼の墓があります。
今なお、献花をされる方もいらっしゃるそうです。
世界から争いがなくなることを願ってやみません。
負の歴史もまた、我々は目を背けてはなりません。
シェムリアップにお越しの際はどうぞ足を運んでみてください。
それでは(°3°)/