旅行
2009.03.12
3月12日(木) 最高気温 -16度、最低気温 -22度【晴れ】こんにちは!!
今日はとっても寒い一日でした。
今日は美しい自然とチンギスハーンの故郷で有名 『ヘンテイー県』 についてご紹介します。
2千年の一番有名『人物』で選ばれたチンギスハーンの生涯はこの大地と別に考えられません。
ヘンテイー県は北緯46-49度で、ウランバートル市と県境を接しています。
平均標高は1880メートルで、一番高いのは2451メートルです。
ヘンテイー県のセンター『オンドルハーン市』は330キロ離れています。
オンドルハーン市まで舗装道路が作られていますが,そこから先ははぜんぜんです。
インフラはまだ整備されていないです。
去年からほとんどの村にやっと携帯電話が通じるようになったのは、一番いいことです。
ヘンテイー県には17の村と三つの市があります。
ヘンテイー県の県土面積は8万3千平方キロで、ドルノド県、スフバートル県、
ドルノゴビ県、中央県(ウランバートル市)と県境を接していて、
北はロシアと国境を接しています。
人口は8万人です。
北の方は山岳地帯や森林地帯が続き、自然が美しい上に、ブリアード族が住んでいます。
ブリアード族の人々はもともとロシアから逃げてきたロシアの一つの部族です。
今はブリアード方言で話します。
今まで私と出会ったブリアド族の人はとっても勤勉で、いい人々でした。
ブリアド人はゲルにぜんぜん住みません。
この辺りは雨が多いので木で作った家に
定住しています。
またこの辺りの草原は緑が青々としてすごく綺麗です。
南や中央の方は草原です。
チンギスハーンはオノン川のドローンボルドグというところで生まれたと
歴史に伝われいますが、今のダダル村のオノン川の近くと確定されています。
モンゴルには三つの大きい川がありますが、
それの二つであるオノン川とヘルレン川はヘンテイー県にあります。
オノン川はチンギスハーンと関係があるところがいっぱいあります。
その一つはブルハンハルダン聖なる山です。
この山をチンギスハーンが祀ったり、何かあった時に
お願いをしに行ったりしていた所です。
今は、4年に一度、大統領をはじめ、シャ-マンにより祀られています。
祀る時、男の人だけが参加できますが、女の人は近づいてはいけない場所です。
また、デルゲルハーン村にあるアウルグ・トソンは、治療の湖と温泉で有名です。
モンゴルのあっちこっちから、病気を治しに来る人が多いです・・・
またダダル村(チンギスハーンの生まれた所)のグルバンノールは保養地として有名です。
社会主義時代に保養地でしたが、今はツーリストキャンプとして営業しています。
この近くにチンギスハーンの生誕記念碑がありますが、チンギスハーンが生まれた
800周年を記念し、1962年に作られました。
社会主義時代のそのときはチンギスという名前だけ言った人が外国のスパイと見られていたそうで、
刑務所に入るしかなかったみたいです。その記念碑を作った人も刑務所に入って苦しんでいたそうです。
あと、ヘンテイー県のガルシャル村は駿馬でとっても有名です。
国の競馬にはほとんどガルシャル村の馬が先頭になっています。
ヘンテイー県出身の歌手も一番多いです。
またモンゴル相撲の有名な横綱はヘンテイー県出身の
バトーエルデニさんです。
今は国会議員で、去年2回目当選をされました。
アザー