観光 2010.12.09

早いもので今年も残すところあと1ヶ月足らず。

日に日に昼が短くなっていきます。


昨年の今頃、ウィーン南駅がその幕を閉じました。


南駅最後の日々(外観)
H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~
ムンクも叫んでいます。


南駅最後の日々(構内)
H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~

雨漏りなども結構していたようですが、

もう閉鎖が決まってからは修理も面倒くさかったんでしょうね。


駅舎等は取り壊し、更地に・・・
H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~


それから数ヶ月後、

夏休みも終わり、学校がまた始まる頃、

新しい 「中央駅」 つくりに向けてせっせと工事をしているのかと思いきや、

こんな建物が・・・


その名も BAHNORAMA (バーノラマ)


H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~


EISENBAHN(鉄道)を短くした BAHN(バーン)と

PANORAMA(パノラマ)をかけた表現であることは

よーくわかります。


曰く、入場可能な木造の塔としてはヨーロッパ一の高さ(66.7m)!

よく見ると、柱(?)枠(?)が木でできていることがわかります。

松の仲間の木(トウヒ)が150トンも使われているそうです。


約40mの高さのところに展望台があり、エレベータで上がることができます。


展望台からは、着々と進む新駅工事の様子を見ることができます。
H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~


ウィーンの街並みも見渡せます。
H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~


建物内、エレベータ乗り場横には展示場があります。

新駅プロジェクトの意義やら何やらいろいろ展示されてます。

インタラクティブQ&A、などなど
H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~


建物の1階にはカフェもあります。 カフェ・バーノラマ

H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~


カフェ・バーノラマ内部

H.I.S.ウィーン支店 ~ Wien~

木が多く使われています。

一時的なものとして作ったにしてはいい感じを出しています。


鉄道ファンの方もそうでない方も、

工事現場を見るのが趣味という方もそうでない方も、

木造建築(といえるかどうか?ですが)が大好きという方もそうでない方も、

一度お越しくださいませ。


でないと、これに使われた膨大な(?)税金が浮かばれません・・・



場所 ウィーン旧南駅跡、地下鉄 U1 SUEDTIROLERPLATZ

開館時間 冬期 8:00-18:00

       12月24日 8:00-14:00

       12月31日 8:00-18:00

閉館 12月25日、26日、1月1日


展望台エレベータ 

14歳以上 2.50ユーロ、14歳未満(成人同伴で) 0.10ユーロ

天候によってはエレベータ運行中止されることもあります。

* 暴風時等


いずれ取り壊される建物のはずなので、見学できるのも今のうちですよ!



同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    • 投稿: ジェッター -2010年12月11日 (土) 00時53分

      ■Sud Bahnhof
      Sud Bahnhofってもうないんですか!知りませんでした。今日からWIENに来ています。

    • 投稿: his-vienna -2010年12月13日 (月) 14時46分

      ■Re:Sud Bahnhof
      >ジェッターさん冬のウィーンへようこそお越しくださいました。そうなんです、ちょうど1年前にウィーン南駅は東部路線を残し閉鎖されました。南駅発着だったプラハ方面行き、グラーツ方面行きなどは、ウィーン・マイドリング駅がその役割をしています。ブラチスラバ方面等の、いわゆる Ostbahn 部分は今のところまだ残っています。数年後には新駅だけでなく、オフィスビル、アパート・マンション、ショッピングセンター等々をまとめたコンプレックスができあがることになっています。

    • 投稿: Servus -2011年4月26日 (火) 04時39分

      ■Wien bleibt Wien
      15年前までWienに住んでいました。Suedbahnhof もう無いんですね。色々思い出があったのですが…殆ど毎日オペラ通いで、明け暮れた日々、懐かしい。そして、今住んでいらっしゃる貴方が羨ましい!

    

    HIS ウィーン支店

    2025.05
    loading...